つづき

週末が明けた3月14日(月)、地震3日目のことです。

これほどの大震災があったと言うのに、本当に仕事に行かなければならないのか未だに不思議です。

暫く休業しますと、電話があってもいいのではないか…?! と。

しかし、そうはいきませんでした。

職場に行くと片付けもそうですが、日程の調整など多くの電話が入ってきました。

やはり、出勤で正解なのですね。

今日から計画停電が実施されます。(←実際には実施されませんでした。)

実施される時間帯情報が不確かではありましたが、水戸市は昼間の実施ということもあって、慌てることはありませんでした。

職場の片付けは初日なので、力仕事がほとんどです。

下の階にドライバーを借りに行ったのですが、足の踏み場も無いほど悲惨な状態で、とても気の毒でした。

午前中で解散となったのは嬉しいのですが、その数時間の勤務のために大事なガソリンを使ったかと思うと、やはり納得いきませんでした。

でも、トイレが使えたので(我が家はまだ断水中でした)、よかったのかな…?

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自宅に戻ってからは計画停電に備え、温かな食事をとって、お湯づくりまでしたというのに、この日は実施されることはありませんでした。

と、言うよりも、被災地である茨城県は、この計画停電から外されることが翌日に決まりました。

東北地方で被災にあわれた皆さんの辛さを思えば、断水が続いている状態であっても、計画停電は苦になりませんし、協力できることだと思えました。

それに、これは先の大戦に次ぐ大災難です。

計画停電の実施で、誰かを恨むなんて考えることさえ、全くおかしなことですよ。→千葉県知事様へ

福島原発でそのエネルギーの恩恵を受けているのは私たちでしょ。

そこで働く人たちは日々、如何に安全を維持確保し、価格の安定を模索し、新エネルギーの未来を探っているか、ご存知ですか?

どの仕事にも、そこで働く人たちの存在と意義があります。

それを、あたかも否定するような言い方はやめていただきたいです。

危険なものであると真っ向から否定するのであれば、それに頼らないで生きていける方法を探ってください。

事故(爆発)が起きたのは、設備に問題があったとか、違反を犯していたとか、ミスが原因なのではなくて、想定外の天災(大地震と津波)によってもたらされた結果なのです。

国の定める耐震の設備に問題は無く、増してそれに備えたマニュアルや訓練も実施されています。

今回は未曾有の大地震が想定外の事故を誘発し、従来のマニュアルや訓練が機能する範囲内になかったこと、それを受けての最終判断を下すのは、やはりそのトップになります。

そこで何が行われたのか、どうのような理由でここまでの結論に至ったのか、真実は後で分かることですが、その子細によっては人災と言っても過言ではないかもしれません。

判断の根拠が説明出来うるのであれば、それまでは待ち、批判や否定はしない方が賢明です。

自国の首を絞めているのは自身であることを分かって言葉を発しているのか、無責任な発言が風評被害をもたらしているのだとしたら、その責任は負えるのか。

その立場にある人は、言葉の重さを十分に理解して慎重に発してもらいたいです。

そこの現場で、まさに私たちのために懸命に作業にあたっている方々は、この声を聞いたならどのように思うでしょうか。

死ぬ覚悟をもって、あの現場で向き合っている方は少なくないと思われます。

その方たちに、あなたの言葉がどのように降りそそぐか、恥ずかしくはないのでしょうか。

今は、決断と行動力、批判の時ではありません。

見守るだけしか出来ない私たちの、せめて祈りが届きますように…



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