つづき、

私たちの災害ボランティアバスは、一昨日まで東松島市に向かい、そこでボランティア活動をしていたそうです。

ここ石巻市と違って、乾いた土の中での作業のため粉塵がもの凄く、ゴーグルが活躍したようです。

石巻市はまだ土が乾いていません。

粉塵は上がりませんが、泥のかき出しに力が要ります。

ボランティアから帰った翌日、背中と手の平が、筋肉痛で笑えました。

ただ石巻市は、ボランティアが体調を崩した時など、看護を受けられる場所がありません。

主な仕事が泥のかき出しではあっても、その終了後に、使用した道具などを洗う水の確保も取れていないとのことでした。

「これは、過酷な現場になるな。」と、添乗員さんが言っていました。


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こちらの地域で長くボランティア活動に関わっているNPO団体の人から指示を受けて、排水溝の泥のかき出しをしました。

この災害ボランティアの呼び掛けには多くの応募者が集まったのですが、災害ボランティアバスを走らせるのには2台が限界だそうです。

バス2台ということは、約80名のボランティアがそこにいると言うことです。

ボランティアをする側の安全は絶対に守られなければなりませんから、企画をされた石塚観光の方も終始気が抜けなかったと思います。

本当に、お疲れ様でした。


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さぁ、本番です。

予め決められた10人一組の班ごとに分かれ、排水溝の泥かき出し作業を始めます。

ここで、膝下まである長靴にチェンジです。

軍手は、布製・革製・ビニール製と、3種類を持ってきたのですが、重ねて使っていたら汗で脱ぎ着に時間が掛かり、この作業には不向きとなりビニール製だけで作業を続行。

粉塵は少なかったのですが、粉塵が無いことは無いので、ゴーグルは皆さん装着されていました。

が、私の場合、髪を後ろで縛っていたために、ゴーグル干渉してしまい一苦労でした。

ゴーグルの位置がずれてきても、軍手は泥で汚れているのでそう簡単には直せません。

それ以上に、ゴーグルが自分の息で曇ってしまい、前が見えない…

泥のかき出しより遥かに、つ、つらい。

マスクも、なぜか土嚢作りをしていると、どんどん目の高さまで上がってきて目を塞ぐ始末。

なので、どうしても軍手を脱いで、マスクを下げて、ゴーグルに新鮮空気を入れて、軍手を再びして、を繰り返す。

仕舞いには、ゴーグルを外して作業をしていました。

そんな人を多く見掛けました。

作業は、班ごとに移動はしますが、男性と2人組くらいになって、男の人がスコップで排水溝から泥をかき出します。

女性が、その泥を土嚢袋に受けて土嚢の口を塞ぐ、その繰り返しです。

泥は水分を多く含んでいて、ドブ臭さの中に、海の臭いもしていました。

私は、その泥を「ミネラル」と呼んでいました。

そのミネラルは、微小な泥なので、カッパに着くと水で流しても落ちません。

ある意味凄いと思いました。

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1時間の作業に、10分の休憩時間、水分を多く取り過ぎても、ボランティアが利用できるトイレは決められた所だけとなっているので、水分補給も一苦労です。

この後、トイレは私たちに元気をくれることになります。

それと、ボランティアに参加している男性は、なんて優しいのだろう…と思いました。

黙々と働き、自ら進んで地味な役を買って出る。

それに、女性より丁寧で極め細やかな気配りをしてくれる。

世の中、女性に優しい男性は多いけれど、大人しそうな男性が見せる紳士的な優しさはちょっと感動ものです。

私はどちらかというと、気持ちが男らしいので、普段大人しい男性が頑張る姿を見るとタマリマセン。

そんなことは、どうでもよくて、私たちボランティアの仕事はスピードよりも丁寧さを優先します。

今日終わらせるなんて思わずに、今日できなかったことは明日のボランティアの仕事に繋がっていきます。

そこを使う人が、気持ちよく使えるように、最後の後始末まで丁寧にして現場を去ります。

ただ泥をかき出しただけでは、その後を使う人の気持ちに寄り添えていないことになります。

清掃も大事な仕事であることは、普段気にしていなかったことだけに、改めて見直すことができました。

さぁー、そろそろトイレに行きましょう。

女性3人で、ボランティアが使用を許されているトイレに向かいました。

そこは、「ヨークベニマル」というスーパーなのですが、な・な・な・な・なんと!

その駐車場の、隣のスペースで「押切もえさん」たちが、炊き出しをしていました。

人だかりになっていたのですが、ヨークベニマルの人も知らない様子です。

思わず3人で、携帯電話を片手に激写です。

げ、芸能人ですよ! それも、押切もえちゃんと言ったら、有名人ですよね~

とっても、可愛かったです。

私たちもそこに並んで、握手をしてもらいたかったけれど、どこから見てもボランティアの人とバレるので遠目に束の間の喜びを。

でも、急に元気が出てきて、やはり凄いですね!芸能人て~


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(↑必死に3枚くらい撮ったのですが、慌てていたので2枚は画面に私の指が入っていました。ヒィー)

私と班が同じで一緒に行動をしていた他の2人は、大学生と、大学院生でした。

もえさん世代なのでしょうね、かなりクギヅケでしたよ。

雑誌の話をしてくるのですが、雑誌を見ない私にはチンプンカンプンでした。

何か言われても、笑うしか出来なかったです。カナシー

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↑私たちを、終着地まで無事に届けてくれたバスです。

運転手さん、長い道のりを安全運転で送っていただき有難うございました。

水戸駅に着いたのは、午後11時前でした。

真っ暗な水戸駅南口から、スコップを片手にしたボランティ(戦士)たちが、それぞれに散って行きました。

明日も、仕事や学校だと言う人がいました。

都内まで帰る人が多かったのですが、水戸駅発の終電は10時40分で行ってしまった後でした。

ホテルに泊まる人、ネットカフェに向かう人、マクドナルドで夜を明かす人、始発は午前4時過ぎだそうです。

疲れているはずなのに、それでもみんな、とてもいい顔をしていました。

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お疲れ様…




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