ワンちゃんは、メスです。

そして、生理が始まってここ最近はオムツをしたりしていました。

それが長く続いていて、二日前からその血の量が一気に増えているのが分かりました。

と同時に、食事の量が減りました。

昨日の夜は水は大量に飲むものの、フードの方は食べません。

それでも、いつものように夕方の散歩は行きたがって、私を引っ張る勢いで散歩をしていたんです。

いつもと変わらないように思っていたのですが、血の量が多くなっていたので病院へ連れていく話を旦那さんとしていました。

その夜に下痢をしました。

ワンちゃんは、夜は外で過ごしてもらっています。

様子を見ると、以前のように立ちながら寝ていました。

それが夜中の3時近くまで続いていたので、家の中に入れて撫でていました。

それでも横になることをしなくて、今思えば横になるのが辛かったのだと思います。

私の手に体重を預けて寝てしまう状況でした。


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 (↑ tobutori家に来て間もなくの、元気な頃のワンちゃん。)


今朝、オムツを見ると昨日よりも血の量が多くなっていました。

そして、大量の水を飲んだ後、倒れるように玄関の床に沈み込みました。

倒れ込んだ瞬間に、お尻から大量の黒い血が流れてきました。

あぁ、これが最期かもしれないと、その時思いました。

流れる涙が止まらなくて、止まらなくて。

ワンちゃんを撫でることしかできませんでした。

口の筋肉も緩んでいました。

もう苦しまなくていいと、そう思いました。

だって、眠るその表情は本当に幸せそうに見えたからです。

そう思っても、私の涙は止まりませんでした。

旦那さんは仕事に出掛けていてその状況は知りません、すぐに私の両親が駆けつけてくれました。

母が、「道路で死ぬことがなくて本当に良かった、このコは幸せだ」と言ってくれました。

母の提案で、早い時間ではあったのですが動物病院の先生へ電話をしました。

先生がすぐに駆け付けてくれたのですが、先生に電話をしている間にワンちゃんは立ちあがっていました。

驚きました。

玄関にはエアコンの風が届かなくて、窓を開けることの他に扇風機を常に回し続けています。

母がその扇風機の風を直接ワンちゃんに向けたら、ワンちゃんがその風に反応して立ちあがったと言うのです。

ワンちゃんは、長い放浪中、もしかしたら風が吹いてくる方に向かって歩いていたのかもしれません。

ワンちゃんの目を見ると、正気が戻っていました。

その時に先生が到着して、先生の意見で病院へ検査のために向かうことになりました。

私がワンちゃんを抱きかかえ、父の運転で、病院へ。

ちょうどこの日は、大型犬がシャンプーに来る予定になっていて、その飼い主さんに輸血のための血を分けていただけるように先生が頼んでくれました。

ゴールデン・レトリバーのワンちゃんで、飼い主さんも快く輸血のために血を提供してくださると仰ってくださったようです。

人助けになるし、少し大人しくなっていいわ!と。

ありがとうございます。

病院に着いて、血液検査や心電図、子宮付近のエコー検査など手早く行われていきました。

その検査中も、ワンちゃんは全身麻酔を打たれたようにぐったりしていました。

点滴を打って、まずは体力を付けるための治療をしていくことになりました。

夕方にワンちゃんの面会に出掛けると、輸血と点滴の効果で少し元気になってきていました。

それでも、不安定な様子に見受けられました。

止血止めも効かない状態で、血は流れ続けています。

オシッコに血が混ざっていないので膀胱に原因があるとは言えなく、やはり子宮付近の問題であると先生は言われていました。

輸血と体力が戻った今、お腹を開いてその子宮の状態を確認すること、子宮の摘出が最善と思われる説明を受けました。

確かにその方法しかないのは分かりました、でも正直今の体力で手術に臨んでよいものなのか迷いました。

状態は危険であることに変わりは無くて、そんなワンちゃんに苦しい思いをさせてまで、手術をする必要があるのか、苦しい決断でした。

旦那さんの中では、手術しかないと気持ちが固まっていたようでしたが、先生の説明を受けても悩みます。

表面で確認できるキズなら何らかの処置が出来ます。

体の中のことは、手術でお腹を開けることしか治療などを施すことができません。

分かっています、でも、その決断が辛いのです。

悩んだ末、明日の手術をお願いすることになりました。

今日は朝からたくさん泣いていたので、目が痛いです。

ワンちゃん、あなたはどこから来たの? どこへ行きたいの?!



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