ネモちゃん、昨日のお見舞いでは、いいお顔を見せてくれていたのに、今日病院へ行くと、顔が変わっていました。

顔全体がパンパンに腫れて、目がつり目になって引きあがっている、瞬膜も常に出た状態。

目も虚ろで、反応が鈍くなっている。

名前を読んでも反応しないと言うか、反応できないくらい、辛そうだ。

私にはそう見えたし、一目で気が付いたよ。



こんな状態なのに、動物病院では見分けられないのかな。

血液検査で数値を見ないと、分からないものなのかな。

私は、検査の数字だけでなくて、目で見た情報からも、重要なサインは発見できると思う。

そして、それが確実なものと言えるには、どれだけ真剣に観察しているかだと思う。

ネモコをいつも見ているから分かるとかではなくて、例えそれが他人でも病気の人を見かけたら気付くでしょ、違うかな。



状態がすごく悪いように見える、そう獣医に伝えると、血液検査とレントゲンを撮られました。

こんなに弱った体に、針はもう刺したくないよ。

もうダメと言うのなら、このまま連れ帰りたいよ。

これ以上検査させたくないと、思ってしまう。



血液検査の結果、白血球が高くなっていたこと、体温が40度に達していたこと、などが分かりました。

昨日酸素室から出たばかりなのに、今日また酸素室に戻る。

でも、呼吸は苦しそうには見えない。

この時に撮影したレントゲンからは、気胸が無くなっていることが分かりました。

今のところは、安心に繋がる。

旦那さんに今日の話を伝えると、旦那さんの頭の中にネモコのことで覚悟している部分が感じられた。



旦那さんとは、ネモコの話ばかりしています。

家にいる3ニャンは、みんなどこか寂しそうで、私にぴったり寄り添ってそのまま1人と3ニャンで、家の中を移動している。

そしてその3ニャンが、それぞれ違った甘えん坊になって私に攻めてくる。

大丈夫、ネモ兄のことは、ちゃんと連れて帰ってくるからね、待っててね!