口内炎のネモちゃん。
(※途中に出血の画像がありますので、お読みになるか判断してください。)
効果が薄くなってきたステロイドの注射を少しお休みにして、メタカムに切り替えました。
メタカムは、猫用の抗炎症経口溶液になります。
非ステロイド性抗炎症薬なので、副作用がほぼ見られない分、効果もマイルドなので、ネモちゃんの症状では痛みが治まりにくいです。
かつて別の動物病院になりますが、獣医のすすめで使用したことがありました。
使用を開始した初期の頃に、効果が見られた様子もありましたが、暫くすると痛みの抑えが効かなくなり食事をとらなくなりました。
漢方薬なども試しましたが、痛みを抑える点でステロイド剤に勝る薬は無く、止むなくステロイド剤の再開に踏み切るようになるのです。
ですが、メタカムの使用で劇的に口内炎に効果が見られるネコちゃんもいるようです。
メタカムは、抗炎症作用、抗滲出性作用、鎮痛作用、解熱作用、軟骨組織が破壊されることを妨げる作用などがあります。
おもに変形性脊椎症や関節症、急性および慢性の骨格筋障害にみられる炎症や痛みの緩和に用いられます。
使用上の注意点として、併用してはいけない薬や期間など幾つかあるので獣医の指示に漏れが無いようこちらから伺いながら使用方法を守りましょう。
獣医の知識や指示は、ワンちゃん、ネコちゃんの健康を守るアイテムの一つになります。
そして、我が家のネモちゃん。
メタカムの効果がイマイチで目が吊り上がってきました。 ↑
1回の使用量も多いので、口に痛みがあるうえで口を開けさせる行為は非常に大変なことで、逃げられないように毎回バレバレの騙し合いになっています。
効果の割に、双方の負担はキツイものがあります。
4日前の体重は、4.25Kg。
年齢も推定ですが、今年10歳になるので高齢猫の部類に入ってきます。
お兄ちゃんのミーちゃんとビビは、推定13歳。
睡眠時間が急に増えたり、今まで食べていたフードを食べなくなったり、目ヤニが出るようになったりと、体調の変化が激しいです。
私たちがこのコたちのために、長生きのサポートができることは探っていきたいです。
ネモコの場合、口内炎の痛みが現れると狭くて暗い場所に隠れるようになります。
表情は、ステロイド剤の効果が切れて炎症が抑えられなくなるので、顔が腫れて吊り目になってきます。
喉の奥や気管が炎症を起こして気道が狭くなっているせいか、寝ている時にイビキのような音が喉の奥から大きく響き渡ります。
気休めの対処法ですが、今はインターフェロンの液体を口の中に2~3滴垂らしています。
察知して匍匐前進しながら逃げたり、うまく捕まえられてもイヤイヤをされたり、たった2、3滴が大変な重労働に。
1日に1回、酷い時は2回使用していますが、こちらも長期間の使用で効き目が悪くなるそうです。
↑ 上の写真は、まだステロイド剤を使用して効いていた頃の寝顔です。
猫の名前の語源が「寝る子」からきているとも言われますが、こうやってネモコが穏やかな表情で寝ていると安心します。
寝る子は、幸せの象徴です。
メタカムに切り替えて、ステロイド剤の効果も切れてきたころ、口の中を気にする行動が見られるようになりました。
同時に顔も腫れてきて、連続した痛みと、その痛みが治まらない苛立ちなのか自分の足を齧り始めます。
こういう時は、常に気にして足を齧らないように声掛けをします。
でも、その痛み、止められません。
止められないと分かっているので、次第に私たちの方の心が折れて、ステロイド剤にすがるしかなくなります。
気持ちだけ頑張っても、痛みが続くという現実は厳しいです。
ステロイド剤が切れるころになると、足を齧って流血騒ぎになるのですが、今回はメタカム使用でいつもより我慢を強いた期間があったので気が付いたら酷い流血になっていました。
血に弱い私は、いつも以上の流血にショックを受けるのですが、すぐに水で流して清潔にしなければと体が動きます。
ごめんね、と言いながらの処置は素早くて、こういうとき不思議な力が出ます。
ちょうどインターフェロンの薬が無くなったので、旦那さんに動物病院へ連れて行ってもらいました。
傷の処置よりも、大げさに肩から吊られていた包帯のような布に驚きましたが、家に着いてすぐに取れてしまいました、あぁ・・・(汗
きっと、この状態にする処置は相当な時間が掛かったと思いますが、役に立たずでした。
なので、私がいつもの傷の処置をして出来上がりです。 ↓
この後、翌日だったか、朝起きたら別の後ろ足も齧ってしまい、tobutori家はまた流血騒ぎとなりました。
こうなると、柔らかエリザベスカラーの出番なのですが、いつも使っているはずなのにどこにしまったのか見当たらず。
tobutori家は、家の片付けも急務です(笑
そして、とうとうメタカムの使用期間1カ月を待たずしてステロイド剤の注射に切り替えることにしました。
本猫ネモちゃんの限界、見守る私たち夫婦の限界でした。
数年続いているステロイド剤の治療は、その効果が薄まりつつあると分かっていて、そして副作用があると知りながら、すべてを承知しても行きつく先はステロイド剤になります。
数年越しに再使用したメタカムでしたが、今回もネモちゃんに良い効果はありませんでした。
ですが、メタカムで口内炎から解放されたネコちゃんもいます、飼い主さんはいろいろな治療を模索しながら戦っています。
犬や猫や牛の口内炎に、特効薬はありません。
人間の口内炎と違ってピンポイントで炎症を起こすようなものではなくて、口の中の広範囲に炎症を起こします。
その痛みの強さは、生命線である食事や水分がとれないほど深刻なものです。
背中の皮膚を持ち上げてその戻り具合を確認しながら、水分が取れていないときは脱水症状や危険な状態にならないように気を付けることが必要になります。
食欲減退は免疫力の低下に繋がるので、我が家では高栄養であるロイカナの退院サポートを強制給餌の手前の与え方で対応しています。
少量ですが水分も同時に取れるので、最悪な時はいつもこの方法で乗り切っています。
経験してつくづく思う完治が難しい口内炎は、動物病院の通院が必然的に長くなるので、ただでさえ頑張っているネコちゃんですから、獣医の真摯に向き合う姿勢と、飼い主さんが諦めない限り、そのコの未来は明るいと心から願います。
厄介な病気ですが、動物病院や薬、サプリなど、猫の病気の一つとして一緒に経験して学んでいます。
滅入ることもありますが、諦めません。
うん、そうだよ~、今日も頑張ろうねぇ(笑
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(※途中に出血の画像がありますので、お読みになるか判断してください。)
効果が薄くなってきたステロイドの注射を少しお休みにして、メタカムに切り替えました。
メタカムは、猫用の抗炎症経口溶液になります。
非ステロイド性抗炎症薬なので、副作用がほぼ見られない分、効果もマイルドなので、ネモちゃんの症状では痛みが治まりにくいです。
かつて別の動物病院になりますが、獣医のすすめで使用したことがありました。
使用を開始した初期の頃に、効果が見られた様子もありましたが、暫くすると痛みの抑えが効かなくなり食事をとらなくなりました。
漢方薬なども試しましたが、痛みを抑える点でステロイド剤に勝る薬は無く、止むなくステロイド剤の再開に踏み切るようになるのです。
ですが、メタカムの使用で劇的に口内炎に効果が見られるネコちゃんもいるようです。
メタカムは、抗炎症作用、抗滲出性作用、鎮痛作用、解熱作用、軟骨組織が破壊されることを妨げる作用などがあります。
おもに変形性脊椎症や関節症、急性および慢性の骨格筋障害にみられる炎症や痛みの緩和に用いられます。
使用上の注意点として、併用してはいけない薬や期間など幾つかあるので獣医の指示に漏れが無いようこちらから伺いながら使用方法を守りましょう。
獣医の知識や指示は、ワンちゃん、ネコちゃんの健康を守るアイテムの一つになります。
そして、我が家のネモちゃん。
メタカムの効果がイマイチで目が吊り上がってきました。 ↑
1回の使用量も多いので、口に痛みがあるうえで口を開けさせる行為は非常に大変なことで、逃げられないように毎回バレバレの騙し合いになっています。
効果の割に、双方の負担はキツイものがあります。
4日前の体重は、4.25Kg。
年齢も推定ですが、今年10歳になるので高齢猫の部類に入ってきます。
お兄ちゃんのミーちゃんとビビは、推定13歳。
睡眠時間が急に増えたり、今まで食べていたフードを食べなくなったり、目ヤニが出るようになったりと、体調の変化が激しいです。
私たちがこのコたちのために、長生きのサポートができることは探っていきたいです。
ネモコの場合、口内炎の痛みが現れると狭くて暗い場所に隠れるようになります。
表情は、ステロイド剤の効果が切れて炎症が抑えられなくなるので、顔が腫れて吊り目になってきます。
喉の奥や気管が炎症を起こして気道が狭くなっているせいか、寝ている時にイビキのような音が喉の奥から大きく響き渡ります。
気休めの対処法ですが、今はインターフェロンの液体を口の中に2~3滴垂らしています。
察知して匍匐前進しながら逃げたり、うまく捕まえられてもイヤイヤをされたり、たった2、3滴が大変な重労働に。
1日に1回、酷い時は2回使用していますが、こちらも長期間の使用で効き目が悪くなるそうです。
↑ 上の写真は、まだステロイド剤を使用して効いていた頃の寝顔です。
猫の名前の語源が「寝る子」からきているとも言われますが、こうやってネモコが穏やかな表情で寝ていると安心します。
寝る子は、幸せの象徴です。
メタカムに切り替えて、ステロイド剤の効果も切れてきたころ、口の中を気にする行動が見られるようになりました。
同時に顔も腫れてきて、連続した痛みと、その痛みが治まらない苛立ちなのか自分の足を齧り始めます。
こういう時は、常に気にして足を齧らないように声掛けをします。
でも、その痛み、止められません。
止められないと分かっているので、次第に私たちの方の心が折れて、ステロイド剤にすがるしかなくなります。
気持ちだけ頑張っても、痛みが続くという現実は厳しいです。
ステロイド剤が切れるころになると、足を齧って流血騒ぎになるのですが、今回はメタカム使用でいつもより我慢を強いた期間があったので気が付いたら酷い流血になっていました。
血に弱い私は、いつも以上の流血にショックを受けるのですが、すぐに水で流して清潔にしなければと体が動きます。
ごめんね、と言いながらの処置は素早くて、こういうとき不思議な力が出ます。
ちょうどインターフェロンの薬が無くなったので、旦那さんに動物病院へ連れて行ってもらいました。
傷の処置よりも、大げさに肩から吊られていた包帯のような布に驚きましたが、家に着いてすぐに取れてしまいました、あぁ・・・(汗
きっと、この状態にする処置は相当な時間が掛かったと思いますが、役に立たずでした。
なので、私がいつもの傷の処置をして出来上がりです。 ↓
この後、翌日だったか、朝起きたら別の後ろ足も齧ってしまい、tobutori家はまた流血騒ぎとなりました。
こうなると、柔らかエリザベスカラーの出番なのですが、いつも使っているはずなのにどこにしまったのか見当たらず。
tobutori家は、家の片付けも急務です(笑
そして、とうとうメタカムの使用期間1カ月を待たずしてステロイド剤の注射に切り替えることにしました。
本猫ネモちゃんの限界、見守る私たち夫婦の限界でした。
数年続いているステロイド剤の治療は、その効果が薄まりつつあると分かっていて、そして副作用があると知りながら、すべてを承知しても行きつく先はステロイド剤になります。
数年越しに再使用したメタカムでしたが、今回もネモちゃんに良い効果はありませんでした。
ですが、メタカムで口内炎から解放されたネコちゃんもいます、飼い主さんはいろいろな治療を模索しながら戦っています。
犬や猫や牛の口内炎に、特効薬はありません。
人間の口内炎と違ってピンポイントで炎症を起こすようなものではなくて、口の中の広範囲に炎症を起こします。
その痛みの強さは、生命線である食事や水分がとれないほど深刻なものです。
背中の皮膚を持ち上げてその戻り具合を確認しながら、水分が取れていないときは脱水症状や危険な状態にならないように気を付けることが必要になります。
食欲減退は免疫力の低下に繋がるので、我が家では高栄養であるロイカナの退院サポートを強制給餌の手前の与え方で対応しています。
少量ですが水分も同時に取れるので、最悪な時はいつもこの方法で乗り切っています。
経験してつくづく思う完治が難しい口内炎は、動物病院の通院が必然的に長くなるので、ただでさえ頑張っているネコちゃんですから、獣医の真摯に向き合う姿勢と、飼い主さんが諦めない限り、そのコの未来は明るいと心から願います。
厄介な病気ですが、動物病院や薬、サプリなど、猫の病気の一つとして一緒に経験して学んでいます。
滅入ることもありますが、諦めません。
うん、そうだよ~、今日も頑張ろうねぇ(笑
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ネモちゃん、見ているのも痛々しい感じです… 痛みで自傷行為もあるのですね。
子ども達が苦しんでいるのは本当にツラいです。 お口が痛いから当然、ゴハンも食べられなくて、お水さえも飲むのもツラくなるとも聞きましたが… 心配ですね。
お薬が効いてくれるといいのですが… tobutoriさんも大変そうですね。 でも何より一番、ツラいのはネモちゃんですから尚更、悲しくなりますね。
元々、小柄なうちの三女も他の娘たちよりお顔の作りが小さいので顎も小さい感じで、大きな粒のカリカリは食べにくそうです。歯茎が少し赤くなっている箇所を見つけたのでワクチン接種の際に獣医さんに診察して頂くつもりです。シニア用のフードは小粒なので取りあえずは大丈夫な様子ですが…
換毛季節が到来で、若いコトリはよく毛玉を吐くしキッチンに置いていた葉物野菜まで吐くためにガシガシ食べられてます(笑) 毛玉サポートのフードも足していますが、効果はあるような無いようなですね。
うちもコトリを除いては皆んなシニア期に突入してますので日常の些細な変化に、ついつい私も敏感になります。今も全員、お昼寝中ですけど(笑)ほんとによ~く寝てますね。