ご心配をおかけしましたクロちゃんは、昨晩から、我が家の玄関の中にいます。

見つけることができたんです。

というか、出会うことができました。

今朝も、動物病院で皮下点滴をしてもらいました。

もう、こんな気休め程度のことしかできないけれど・・・




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先週の24日(木)、いつものように昼休みは職場から自宅に戻ってネモちゃんのお昼を食べさせています。

自宅の駐車場へ車を止めたら、ぐったりしたクロちゃんに遭遇しました。

クロちゃんは、ふらつきながら私の車まで来てくれたんです。

もうダメかもしれないと思いました。

クロちゃんを玄関に迎えられるように急いで段ボールを敷いて、その上にペットシーツを並べて、そして、玄関のスリットから漏れる眩しい光を遮るようによしずを設置しました。

この日は暑かったのですが、エアコンのきいた職場にいた私はもうこの時点で汗だくです。

急いでクロちゃんを玄関の中に寝かせて、そして今度はネモちゃんの食事を作って食べさせます。

完全に、お昼休みの時間をオーバー(汗

戻りが遅くなることを職場に連絡をして、ネモちゃんと、クロちゃんと、甘えるミーちゃんに謝りながら急いで家を出ました。

そして、仕事を終えてからすぐにクロちゃんを動物病院へ連れて行きました。

車の中で、ぐったりしているのに、か細い声で鳴くんです。

不安なのでしょうね。

だけで、それはもう、クロちゃんの声ではありませんでした。

子猫のような、小さな、弱い声でした(涙

私は、いつものようにクロちゃんを呼ぶ感じで、何度も何度も名前を呼んで、大丈夫だよ!って伝えました。

動物病院までの道のりは、信号が多いことや、道路が悪かったりして車内は揺れます。

なるべくクロちゃんの負担が無いように、キャリーバッグが揺れないように、安全運転で病院に到着しました。

ネモちゃんの通院している動物病院です。

ひどい脱水と言われました。

5月に入ってすぐ、クロちゃんを他の動物病院で血液検査をしています。

というのも、ネモちゃんの通院している病院は日曜日がお休みなんです。

そのときの血液検査の結果を獣医に見せると、腎臓の数値がこの時点で酷いので、今はさらに悪化している状態だと言われました。

毎日、点滴をしていくことでしょうね。

そう言われました。

翌日の25日(金)は、旦那さんが仕事を早退をしてくれて、家で待機していました。

ですが、肝心のクロちゃんが、いつも現れる時間になっても姿を見せなくて、近所を探し回ったそうです。

実際は、すぐ近くの車の下にいて、動けなくなっていました。

どうにか引っ張り出して、クロちゃんを連れて急いで動物病院へ向かったのですが、数分遅れで延長料金が掛かりました。

延長料金は皮下点滴1回分に相当します、少しくらいおまけしてくれてもぉ・・・とはいかないようですね。

24日(木)の時点でかなり衰弱していたので、取りあえず1週間ほど毎日皮下点滴をしてその状態を見てから治療の判断をしていきましょう、となっていました。

週末は、二人とも仕事が休みなのでクロちゃんをいつでも動物病院へ連れて行けます。

何を疑うことも無く、単純にそう思っていました。

安心していました。

ですが、実際は違っていました。

土曜日も、日曜日も、クロちゃんは姿を見せませんでした。

焦って、一日中探し回りました。

夜中まで探し回ったのに、見つからなくて。

私は、ニャゴニャゴのときにお世話になったピッコロ(ワンちゃん)の家に向かいました。

ピッコロのお母さんに事情を話すと、やはりここ2、3日ほどクロちゃんを見掛けていないと言いました。

でも、だいぶ弱っていたからどこかで亡くなっているかもしれない。

実は、ピッコロのお母さんは喉風邪で寝て起きたばかりでした。

私も、今週の月曜日に仕事を早退して偶然にも喉風邪で病院へ行ってました。

もあしかしたら、クロちゃんが喉風邪を運んだのかもしれないね!そんな風に一緒に笑って話していました。

クロちゃんがどこかですでに亡くなっていることは、私も、旦那さんも、考えていました。

頭の中で考えていても、探すことはやめられなくて。

せめて、亡骸だけでも引き取ってあげたいと思っていました。

その後も、ピッコロのお母さんといろいろと話をしていたら、以前、10年くらい前にうちの玄関前で行き倒れていた三毛猫をペット霊園に連れて行ったことを聞きました。

たぶん、ミケコのことだと思いました。

我が家に少しだけ来ていた外猫で、三毛猫のミケコです。

ピッコロのお母さんが弔ってくれたんだと、心の中で感謝しました。






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パジャマ姿のピッコロのお母さんと長話をしてしまったのですが、そうしたら、クロちゃんを見掛けたら連絡をくれると言っていただけました。

ネモちゃんのこと、クロちゃんのこと、目まぐるしい毎日が続いていました。

泣かないようにしているのですが、考えずにはいられなくて、また涙。

クロちゃんと出会ったときのことや、人懐こい性格を思い起こしていると、いつの間にか涙がポロポロと流れ落ちてしまいます。

クロちゃんは、まだ2、3歳です。

若過ぎて、切な過ぎます。

腎臓以外は、心臓だって元気に動いているし、毛並みだってふわふわ。

それなのに、死ななければならないなんて酷過ぎる。

そんなことを何度も考えていると、涙しか出てこないものですね。

28日(月)は、仕事でした。

瞼は腫れて、目の下にはクマ、憔悴していた私は、クロちゃんのことはすっかり諦めていました。

仕事が終わる少し前、16時40分頃に私の携帯電話が鳴りました。

知らない番号だと思いましたが、出てみると、なんと、ピッコロのお母さんでした。

クロちゃんが現れたというのです。

仕事を終えて速攻で向かいました。

そうしたら、家の側近くまで来たら、フラフラの状態でゆっくりと歩いている黒猫が、運転しながら目に入りました。

ちょうど、工事現場の入り口に入るところを目にして、クロちゃんに間違いないと思いました。

しかし、私が必死に名前を呼んでも見向きもせず、工事現場に向かっています。

声が聞こえていないようでした。

工事現場は広かったのですが、その中の人に説明をしたら、一緒に探してくれました。

そして、入り口付近のプレハブの床下でぐったりとしていました。

すぐ近くで名前を呼んでも反応しません。

工事現場の人に助けていただきながら、どうにか引っ張り出して、家に連れて帰ることができました。

その姿は、金曜日の夜に見た衰弱より比較にならないほどの衰え方で、今にも息絶えてしまいそうなクロちゃんの変わり果てた姿に泣くことしかできませんでした。

クロちゃんのキレイな瞳は、膿のような酷い目ヤニと目全体が窪んで見えませんでした。

よく、この状態で歩いていたと思いました(泣

週末は、工事現場も休みなのでプレハブの下でじっとしていたのでしょうね。

ガリガリでした。

そして、すぐに動物病院へ。

今は、玄関の中に犬小屋も入れて、寝ています。



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今日、量った体重は、2.34kg。

我が家で、一緒に過ごします。

最初の日は、夜中ずっとか細い声で、精いっぱい鳴いていました。

外に出たい様子でした。

玄関を開けて、玄関の外に出してあげると、落ち着くんです。

でも、タイルの上でぐったり寝ることしかできません。

そうすると、体がすぐに冷えてしまって。

目が見えていないのかもしれません。

声も聞こえていないのかもしれない。

それでも、クロちゃんと呼んで撫でてあげると、鳴き止んでくれます。

今日は、鳴く力もないようです。

ただ、息が漏れる音がします、それが今のクロちゃんの精いっぱいの鳴き声でした。







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