一昨日の、6月2日(土)に「ペットセレモニー」へクロちゃんを連れて行きました。

我が家で最後のお別れに、庭に咲いていたすべての花を1輪ずつ入れました。

ミニバラは、クロちゃんには黄色が似合うと思ったから選んで入れたけど、その後に旦那さんがピンクのミニバラも入れていました。

そうしたら、キンシバイやバイカウツギまで・・・、増えていった。

あ、それと、クロちゃんにとって大切な「アジサイの葉」。

これを忘れてはいけないね!



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生後半年くらいの大きさのときに、我が家へやって来たクロちゃん。

酷い疥癬に侵されていて、全身で残っている毛は少しだけ、だから皮膚の状態は乾燥してシワシワでした。

その容姿に、ミケコツーも驚いていたほど。

身を隠せた場所が、この大きく育ったアジサイの中でした。



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私が初めて姿を見たのが、夜だったけど。

玄関の外にいたら、暗闇に「何かいる!」と目を凝らしました。

当然、私もその姿に驚いたけど、ニャゴニャゴも疥癬を患っていたから、すぐに分かりました。

皮膚の中を食い荒らす、耳ヒセンダニの仕業です。

免疫力の落ちた猫はかかりやすく、夜も眠れねいほどの痒みに襲われて、命を落とすことだってあるそうです。

この恐ろしいヒセンダニには、レボリューションしか効きません。

クロちゃんは、遠慮しながらこちらを覗いていて、大丈夫と分かったのか、差し出した食事をむさぼる様に食べ始めました。

たくさん散らかして・・・(笑

見た目は毛の無いガリガリの棒みたいな黒い生き物、夜だったからより一層恐ろしい姿に見えましたが、食事でお腹が満たされると、遠慮がちにスリスリをしてきました。

初めて会う人に、小さなクロちゃんは何度もスリスリをしてきたんです。

ずっと寂しかったのかな、一生懸命に頭を足に強く押し付けてきて・・・

コワい形相でしたが、このコの今までを思うと可哀想で涙が出ました。

それから、少しずつ夕方に姿を見せるようになりました。

夜まで我慢できなかったのでしょうね。

レボリューションの効果が出ると、全身の毛が揃いだして、眩しい太陽の下で姿を見せるようになりました。

その2年後。

正確に言えば、2年足らずでクロちゃんとお別れをすることになりました(涙

最期のお別れに、クロちゃんに挨拶しようと、私の顔を近づけました。

瞳はキラキラとキレイで、犬歯も真っ白でした。

2歳半。

まだまだやりたいことがあったはずです。

もっともっと生きたかったはずなのに。

悲しいね・・・




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霊園の前は、自然豊かな緑が広がっています。

この景色を気に入っています。

そして、ここにはニャゴニャゴも眠っています。

そう、去年の今頃でしたね。

最後まで孤高を貫いたコです。

撫でることが叶わなくて、撫でるときが別れのときになるとは。

ニャゴニャゴを失ったtobutori家の玄関前は、外猫たちの秩序が乱れはじめ、勢力争いの場となりました。

ここはボクの家!

そうやって、チャイロやミケコツーを追い出してしまったクロちゃん(汗

ミケコツーは最後の最後まで粘りましたが、クロちゃんも執拗に追い立てて。

クロちゃんたら、それで甘えるんだから、もう・・・

そんな日が懐かしい。

思い出すと胸が苦しくて。

クロちゃん、眩しい日々だったね。

寂しいよ・・・

弱ってきたクロちゃんに、今度はミケコツーの逆襲があって、よく猫パンチをされていました(汗

相当な意地悪していたからなぁ。

仕方ないとは思うのだけど、クロちゃんは弱っているから許してあげて欲しい、何度もミケコツーにお願いしたんだけどね。

ただね、強い絆のようなものがあったのだと思う。

クロちゃんが旅立ったその夜は、夜中ずっと泣いていたミケコツー。

私が寝たのは明け方の4時過ぎだったよ。

新聞屋さんも配達終えてるし・・・

ミケコツーが異常な鳴き方で何度も玄関に来るから、4時までは起きて対応をしていたけど、限界。

寝ちゃった。

ミケコツーは、何を言いたかったのかな。

旦那さんと、そんな話を何回かしました。

彼女なりに、悲しい想いや、寂しい想いがあったのでしょうね。

みんな同じに生きているのだもの。



Shi~さんへ
 お久しぶりです。クロちゃんの一生のほとんどは甘えたで、そしてどんなときも眩しかったように思います。カッコイイし、良いコでした。私はちゃんと何かしてあげられたのかな(涙

ゆりさんへ
 何度も会いに来てくれたクロちゃんのSOSに、真摯に尽くしてあげられたか、どうか。弱ってから動いても仕方ないのに・・・と後悔ばかりが残って。皮下点滴に走った毎日に慣れてしまって、今はぽっかり空いてしまった。

*kさんへ
 ホント寂しくなりました。甘えん坊のあの笑顔に会えないなんて。可愛い声を出して甘えていたクロちゃんが懐かしい。きっと、天国では取り合うものはないはずだから、きっとニャゴニャゴとも仲良くしてるでしょうね、うん・・・








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