2012年11月

その犬の一生

昨日は、ネモちゃんのいつものインターフェロンの注射の日でした。

それは10月からの試みで、ステロイド剤の注射を少しでも減らせるように、1日おきに頑張っています。

私たちも、ネモちゃんも、大変だけれど頑張っています。


そして、その日の夕方、ネモちゃんを車に乗せて動物病院に向かう途中、車にひかれたばかりの犬が道路に横たわっていました。

外は既に、薄暗くなっています。

そこは車通りの多い場所でしたが、どの車もその犬を避けて過ぎて行きます。

でも、その犬はまだ少し動いていたようなのです。

というのも、その時私は家にいて、現在保護しているワンちゃんの散歩をしていました。

なので、ネモちゃんの病院は旦那さんが行ってくれたのです。

病院まであとわずかという場所で、車にひかれ横たわる犬を見つけたそうです。

道路一面、血の海だったそうです。

でも、少し動いている、そう、まだ生きていたんです。

だから、旦那さんは血だらけのその犬を車に乗せて病院へ急ぎました。

まだ、生後半年くらいの犬でした。

治療方針を決めるために、旦那さんは私に電話を掛けていました。

そんな時に限って、私は携帯電話を持たずにワンちゃんの散歩に出ていました。

というのも、ワンちゃんは目も見えず、耳も聞こえないので、散歩にも時間とひと手間が掛かるんです。

でも、旦那さんは必死に何度も私に電話をしていたようで、散歩を終えてすぐに折り返しの電話をしたのですが、ちょっと怒っていました。

ワンちゃんは、病院に着いて20分後位に息を引き取ったということでした。

旦那さんもショックだったようですが、私に聞かなくてもできる治療はして欲しいと思います。

でも、獣医師の説明を聞いて状態が相当悪いと判断した場合は、治療はして欲しくないと思うかもしれません。

これ以上、痛い思い、させたくないです。

白い大きな箱に入れられて、生後半年しか生きれなかった犬が我が家にやってきました。

甲斐犬のように、黒と茶色が綺麗に混ざった色でした。

尻尾もふさふさで、賢そうな犬でした。

でも、首輪をしていません、首輪の跡も、一切ありません。

子犬ではないだろうけれど、子犬に近い年齢です。

ですが、その足の肉球、その足の爪を見れば、このコが放浪をしていたことは分かります。

若くてまだ毛並みも綺麗で、だから余計悲しい気持ちになってしまいます。

この犬の短い一生を想うと、涙が止まりませんでした。


きっと、この犬は、

お母さんはどこ?

お兄ちゃんはどこ?

ご飯はどこ?

おうちはどこ?

そうやってゴールを探し続けてていたのだと思います。

でも、この犬のゴールは道路の真ん中でした。

それを想うと、それはどうしようもなくて、しょうがないことだけれど、悲しくて、切なくて、苦しい。

だけれど、この犬もお母さんといた時は毎日がもの凄く幸せだったはず。

そして、兄弟の犬とも絶対楽しく遊んだはず。

そう思うしか、そうやって見送るしかありません。


今朝、ペット霊園に行ってきました。

今ごろ、我が家で夏に保護したワンちゃんと、安らかに眠っていると思います。

今となっては、メスかオスかも分かりませんでしたが、とても優しい表情をしていたので私が勝手にメスだと思っています。

なので、我が家の庭で咲いていた、ミニバラとキンシバイを、その犬の耳元に飾ってあげました。

とても、似合っていました。

不思議なことに、そのミニバラは数日前からかなり大きな花を咲かせていたんです。

綺麗だねぇ~って、旦那さんと話していたんです。

きっと、この犬の為に、咲いてくれていたのだと思います。


私の住む街では、ノラが、ノラで生きていける環境が存在しません。

そういった環境がまだ残っている場所でなら、ノラの存在も決して特別なことではなく普通の状態なのだと私も思えます。

周りを見渡しても、緑と呼べる自然はほぼ人工のものです。

人間が住みやすく、生き易い自然環境を作っているから、嫌われもののカラスだって寝床を確保するのも大変そうです。

そうやって、すぐ目の前に存在するものを見ないで、自分に都合の良いものしか見なくなっている、それが今の世の中です。

その中で、このコが歩んできた道のりは想像もできません。

だから、瞼を閉じると、ごめんねって、涙が出てしまいます。



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また犬を保護する、犬を捨てるな!

11月2日(金)の夜中に、また、ワンちゃんを保護しました。

夏にワンちゃんとの出会い別れがあって、まだ日も浅いというのに。

きっとこの出会いも、私にはとてもツライ出会いなんだと思います。

でも、目の前にいて、そのまま放っておいたら、もっとツライ気持ちになるはず。

保護した場所は住宅街であっても安心はできません、道路に体が出ていればひかれてしまいます。

それくらい、車の通りが多いところなんです。

だけど、カノジョは、目も見えない、耳も聞こえない。

嗅覚と、肌に触れた感覚で、ここまで歩いてきたのかもしれません。

そして全身は、アトピーのような症状でハゲています。

皮膚の色が真っ黒でカサカサしていて、それがもの凄く痒いようで、体を丸めてお腹を掻いていたんです。

私が運転する車の前に、そんな姿のカノジョがいました。

どうして。

目も見えないで、耳も聞こえないで、どうやって今まで無事に生きてこれたのか、不思議なくらいです。

また目まぐるしい忙しさで、毎日が過ぎていっています。

これで、いいのだろうか?



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