2016年01月

進撃のジン君

実はこの場所、2階なんです。 ↓

ん、2階にジン君が、いる?

ど、ど、どういうことぉーーーーーー!!




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仕事から帰ったら、リビングで微かにウンチのような臭いがしました。

でも、どこにも無い!

気にせずいつものように、みんなに声を掛けて、触ってあげる、そして、はい、はい、ご飯ですよね(笑

ミーちゃんのご飯への欲求と催促は、いつものこと。

あ、フード皿が空っぽだ。

先日、動物病院でいつものステロイド剤の注射をしたネモちゃんが、食欲が出ているので全部食べっちゃったのかな?

そんなことを思いながらご飯の用意をしていると、たまたま目の前にいたジン君のオムツを何気に嗅いでみる!

いつものオシッコの点検です。

あれれ、もしかしたらウンチをしてる?

そうなんです、緩いですが大量ウンチをしていました。

本当に優れものなんです、ユニ・チャームの紙オムツ!

緩くなった全部のウンチをキャッチしているし、臭いも漏れていない!!

ですが、オシッコのための紙オムツなので、緩いウンチの吸収はしません。

べったりと、お尻全体に引っ付いてました(泣

20日以上ぶりのウンチに、嬉しさはこみ上げましたが、それと同時にウンチの始末がかなり大変でした(笑

発病前のウンチも、一緒に出たのだと思います。

弱制給仕でしたが、少量でもご飯が胃に届いていて、ちゃんと小腸で栄養吸収をして、そして踏ん張る力が出た!

その賜物です。

大量ティッシュにお湯を含ませ、何度もお尻に当てながら、と、取り続けました。

まだわずかに残っていて、応急処置的ではありますが、いったん終了。

既にヘトヘトな私、2階で手を洗って着替えようと振り返ると、えっ、えっ、ジン君がぁ~~~!!!↓

いたのでした(笑


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フローリングとか、階段とか、どうしたのぉー!

嬉しさよりも、正直驚きの方が大き過ぎて、消化できず言葉にならなくて。

私のいない間に、いったいどんなトレーニングを積んだのか?!

嬉しくて、旦那さんにもすぐに知らせてあげようと、またまたカメラの連写です(笑

あぁ、そうだったねぇ、ジン君はお母さんの後を付いて2階の洗面室までよく来てたよねぇ~

この時のジン君は、まるで私のことを思い出したかのような声で、たくさん鳴いて呼んでくれました。

私を見る顔つきも、思い出したかのように見えます。

嬉しくて、ギュッとしたいけど、全身がフラフラと揺れるジン君には、ゆっくり近付かなければなりません。

ついさっきのウンチ事件も、すっかり忘れてました(笑

衝撃過ぎて、まさに快進撃のジン君でした!



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快進撃はその後も続いて、ご飯を食べます、食べます、食べてます!!

しかも、以前のように自分以外のフード皿をまたいで食べています。

もしかしたら、記憶は戻っているんじゃないの?

と、勘違いしたくなる。



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実際は、ご飯を口にするまでフード皿の前で体を揺らしながら匂いを嗅いだりして、少し時間が掛かっています。

食べている量についても、ホントに少ないですが、それでもちゃんとカリカリを自力で食べています。

昨日よりも今日、今日よりも明日と、確実にジン君に戻ってきています。

お母さんのことはまだ思い出してはくれませんが、名前を呼ぶと返事をしてくれるようになりました。

お兄ちゃんたちのことも、覚えていないかもしれません。

ほとんど眼中にない感じです。

ただ、思い出したかのように、お兄ちゃんたちの行動に見入っていることがあります。

そして、その行動をまねたりします。

まるで子猫のように、学習しています(笑

そういうのをみると、スゴイなってつくづく思います。



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今日は、いっぱい歩いたので疲れてしまったようです(笑

伏せをするように、真っ直ぐにしか寝られなかったジン君が、こんな風に丸まって寝れるようになりました。

これも、感動で、嬉しくて、またまた写真に撮ってしまいました。

お兄ちゃんたち、とくにミーコが甘えてきます。

ストーカーのビビにしつこくされるとキレてしまい、長男と次男のケンカが始まって!

互いのネコパンチが遅いので、地味過ぎてケンカには見えないですが、ケンカをするようになってきました。

お利口さんにしていたけど、ちょっと限界のようですね~

すぐに分かったので、思いっきり甘えさせたり、スキンシップを盛んにしているのですが、それでもミーコは限りなく甘えてきます。

ビビも、甘えますが、まだ抑えてくれています。

ですが、退院サポートが大好きなので、アピールがスゴイです。

そうそう、ジン君の食欲増進計画に、とろけるスープシリーズや、ちゅーるなど教えていただきありがとうございます。

我が家にも、ネモコが以前食べなかったちゅーるシリーズがあったりします。

シーバのとろけるスープシリーズは、長毛種軍団用に購入してありました。

残念なことに、ジン君はカリカリ以外は食べないんです(泣

ミーコが大好きなまたたびも、ジン君は全く興味を示しません。

先日から私たち夫婦も同じようなことを話していたのですが、もう少し食事の幅を広げておけばよかったと、思っています。

食べることが大好きだったジン君、他のコの分まで食べていたので、困ったものだと苦笑いで見ておりましたが、今は一粒でも多く食べて欲しいと願ってしまいます。

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歩き出す

本能なのかなぁ・・・涙。

ジン君、本格的に歩き出しました。

ヨタヨタと、危な気だけれど。

ネモ兄の歩く姿を学び取るように見て、そして、一歩、一歩、急には止まれないから、早くなったりと、見ている私の方が緊張してしまう。

あぁ、嬉しいー。

嬉しくて、息が止まりそうなくらい。

みなさんのコメントにお返事ができなくて、ですが、感謝の気持ちがいっぱいなんです。

たくさん、たくさん、ホントにたくさんの心配を掛けてしまいました。

私たちの大切なジン君のことを想っていただき、ありがとうございました。

ありがとうしか、言えません。


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ご飯は、相変わらず興味が無いようで、起きている時にご飯をなるべく小刻みにあげるようにしています。

水に関しては、ノー!みたいな態度を取ります。

私の指ですくった水を数滴ずつ飲んでもらって、それでもイヤイヤをします。

ですが私、めげませんよーーーー。

この二十日間、地獄に落されたような苦しみと悲しみが、毎日毎日私を襲いました。

本当に、長かったです。

今は、ご飯を食べてもらう、水を飲んでもらう、イヤイヤはされてしまいましうが、こんな嬉しいことはありませんよね。

ですが、脂肪肝のことは頭をよぎります。

ネモコが、口内炎でご飯を食べない日が続いてガリガリに痩せてしまった時、動物病院で脂肪肝のこと聞かされました。

その頃は、隔日で口内炎の治療に通院をしていたので、獣医も経過を見ながら心配をしてくれていたようです。

猫は、概ね2週間くらいまでなら食事をしなくても大丈夫なのだそうです。

でも、その期間は命を絞るようなことをしているようなもの。

食事をしないでいると、猫の場合は肝臓に脂肪を貯めようとします。

食欲不振から始まって、黄疸が目の白い部分や、毛の薄い地肌など、目に見えて出ると脂肪肝の恐れがあります。

そうなると、発症して1週間くらいで命を落とす危険性が高まるそうです。

なので、脂肪肝を防ぐために強制給仕が必要になるわけです。

同時に、皮下点滴などで脱水症状をやわらげることや、抗生物質の投与も有効になるようです。


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今のジン君に与えているウェット缶は、ネモちゃんがカリカリを食べなくなった時用のためにストックしているロイヤルカナンの「退院サポート」です。

動物病院で購入したヒルズのa/d缶よりも、水分量が多いのでジン君にちょうど良い感じです。

指で少量ずつ与えていますが、私の与え方もだんだん上達してきました。

ジン君の方も、最初は口に入れても吐き出していたのに、ちゃんと食べてくれるようになりました。

そして、とうとう、カリカリを自力で食べたんです。

数粒だけど(笑

夜10時過ぎでした。

私たち夫婦が、ようやく夜ご飯を終えた時刻でした。

ネモ兄の食べた後、ミーちゃんが食事中の最中、フード皿に自分から向って歩き、一緒に、というかミーちゃんのことなど気にせずに食べ始めました。→ミーちゃんは遠慮しました。

私も、旦那さんも、時が止まったかのように動けませんでした。

声も出せません。

見守るだけーーーーーー!!!

ジン君の中で、何かが動き始めています!



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強制給仕はせずに、弱制給仕でひたすら頑張りました。

吐き出されると、この調子では脂肪肝になってしまうのではと不安にもなり、また泣きそうになって。

でも、十分な睡眠と、ストレスを排除したら、ジン君はガリガリになってしまったけれど、こんなに力が湧いてきました。



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そして、毛繕い。

腕を舐めたりしたときは、嬉しかったなぁ~、心底ホッとできました。

ただ、耳の中や、頭を後ろ足で掻くのですが、力の調節がうまくできないのか、内出血するくらいに強く掻いています。

私が手でカバーをするのですが、結構な痛さです。

自分でも痛いのが分かっているのでしょうけれど、今はどうしようもないのでしょうね。

両耳の中、内出血してました(泣


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そして、大好きな蓄熱の前に移動!

リビングに広げたラグは、蓄熱まで来ていなかったのですが、ジン君がラグの端っこで鳴いていて、フローリングには進まないでいます。

学習能力が高いです。

フローリングは滑るから、そこから歩かないでいるようなのです。

朝食中でしたが、急きょラグを延長してみると、蓄熱の前まで来てビビが使っていた猫ベッドの前で止まりました。

ビビに、威嚇されていましたが、ジン君も何か主張しているようです。

申し訳なかったですが、ビビを強制移動~!

すぐに、ジン君が猫ベッドに入りました。



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座り心地を確かめているのか、うーん、どうやら、ポジションの調整をしているみたい。

私は感動のあまり、「ジン君、いいねぇー♪」と連呼しながらカメラを連写!!!

ビビは、遠くから見ています、あぁ、ゴメンね、ビビ!



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ジン君、スゴイですーーー!!

というのも、あの日から体の硬直があったりして、それ以来体を曲げることがあまりできていなかったので。


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ようやく、落ち着けそうです。



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午前中に歩いたこともあって、少し疲れたのでしょうね、この後点滴をする夜までこの場所から動きませんでした。

ぐっすり寝ているジン君に、顔を近づけて頬すりすると、涙が自然とこぼれてきて。

ジン君、戻ってきてくれた!

そんな感じがします。


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一生懸命に毛繕いをして、幸せそうでした。


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ネモコは、ジン君の特製ベッド付近で爆睡。




私、ホッとしたら身体中が痛くて。

腰とか、膝とか、肩とか・・・

無理な姿勢で世話をしたり、長い時間同じ姿勢でいたせいなのでしょうけど。

歳のせいでもあるのかも。

あぁ、でも、とても幸せです。



ジン君、退院

ご報告が遅れましたが、ジン君は今日昨日一昨日、の前日のお昼頃に動物病院から退院しました。

分かりづらいですよね、23日(土)です。

ブログを書いている途中で、ジン君のことや、長男、次男、三男のお世話でブログが書けないままで。

ですが、みなさんから酸素室のお話をいただいていたので、私がそのことに触れていなかったので説明をしようと思いながら、動物病院が休みだった21日(木)、ブログの更新をするためにパソコンを開けてそのまま爆睡でした。スミマセン!

ジン君がいない夜は、本当に家の中が静かで、何のやる気も起きなくて。

考えることはジン君のことばかり、でも、どうしても悪い方へ考えてしまうので、ブログを書くことで何とか平常心でいられました。

酸素室については、*kさんが早い段階でアドバイスをくださいました。

もちろん、見逃していません。

すぐに検討して、動き出しました。

関東でペット用の酸素ハウスを取り扱っている「テルコム」という会社です。

茨城県内は水戸支店のみでしたが、なんと、我が家から車で30分以内の近さで、「MEサプライ」という代理店でした。

電話をすると、すぐにレンタルが可能とのことで、ジン君の退院に合わせて酸素ハウスの予約をしました。

ずっと落ち込んでいたこともあったのですが、酸素ハウス担当のKさんのあたたかな上向きの口調に、私まで元気が出てきて前向きになることができました。

この時に、気持ちが少し楽になったのを今でも覚えています。

そんな訳で、すっかり酸素室の手配をしていたので、ブログに書き漏れていました。

その後に、みなさんから酸素室の情報をたくさんいただいて、うん、うん、と思いながら嬉しくなって、泣きながら頑張れました。

ラテまま★さんから、ご紹介いただいた酸素室のことを書かれていたブログを読むことになり、昨年天使になったジュジュちゃんの健やかなる酸素室の生活を読んで、あぁ、そうだね、くよくよなんかしてられないと、気持ちを切り替えることができました。

ジュジュちゃんと、ジュジュちゃんを愛する一族と、ご家族と、酸素室の詳細が書かれたブログです。

酸素室を設置すると、どんな器材が家の中に加わることになるのか、音の大きさなども聞くことができます。

ジュジュちゃんの幸せな記録が書かれているブログです。 →

こんな風に、綴った日記や記録が救いを求めている人の役に立てたり、力になったり、素敵なことだと思います。

私のブログも日記の扱いになっていますが、自分が藁にもすがる思いでネット検索をすることがあります。

そんな時に、異なった経験や情報が合致することで判断材料が増えたり、共有できると良いなと思いながら、記録として綴っていることがあります。

ブログのタイトルでもある、「守りたい命」に思いを込めたときからスタートしているのかもしれません。



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三日前、 ↑ 我が家に帰宅して、すぐに長男のミーちゃんが様子を伺いに来ました。

そして、その日の夜は私が徹夜で見守りをしましたが、よく寝ていたように思います。→私も寝てた(汗

ですが、病院から出て帰宅する車からずっと、ずっとですよ、ジン君は一日中怒っていました。

低い声で、うなり通しです。

名前を読んでも、顔をスリスリしても、許してくれません。

寝る寸前の、夜中まで怒っていました。

その怒り方が、数日前の一時退院した時と違って、私たちのことをすっかり忘れてしまったような、人間を敵視しているような怒り方だったのが気になりました。

もうここはお家だよ。

そう、何度言っても、私の言葉が聞こえていないのか、耳に入らないのか、うなるように低い声で力の限り鳴いていました。

そして、何かされるんじゃないかというような目で、私たち人間が行き交うのを見ているのです。



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 ↑病院から帰ってすぐ、怒ってうなりながら逃げるように私の背中の方へ移動して、上着の中へ。

すると、ぐっすり寝てしまいました。


今回の入院も、病院で検査や点滴・注射などが多かったので、ジン君からすれば恐怖心を抱くのは当然です。

退院前には強制給仕もあったので、ジン君にはそれが大きなショックだったようです。

ですが、病院の判断は正しく、ジン君が長く食事をとっていないことや、血液検査の結果から脂肪肝(肝リピドーシス)になりかけていることもあって、強制給仕に踏み切りました。


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 ↑なぜか、ネモちゃんがジン君の特性ベッドを気に入って居座る。


黄疸の症状は目で見て判断できませんでしたが、血液に黄疸が出ていました。

このまま口から食事を摂取することができなければ、胃瘻をするしかなくなります。

ネコの脂肪肝は深刻な事態なので、胃瘻は致し方なくても、麻酔を15~30分かけることになり、呼吸に心配があったジン君には麻酔を使う手術は考えられませんでした。

今のジン君の状態に、麻酔を使う行為は危険性が非常に高い、そうすると獣医は次の段階に進みます。

酸素室、点滴、抗生物質の投与、病院の処置でジン君の呼吸が安定してきたので、肝リピを防ぐ手だてを考えて踏み切っていました。

確実に、そして適切に、大切な命を守ってくれていました。

それなのに、私はダメですね。

獣医の言葉に、疑心をいだき、暗鬼が生まれていたのですから。

言い方って難しいですけれど、不安で心的状態が悪い方へ働いていたようです。


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そう言えば、前回のブログで動物病院が休みの日だった時に、獣医の診周りが2回と書きましたが、5回も行ってくれたようなんです。

だって、その時に獣医はそう言ったんだもの、私が不安いっぱいの時にそう言ったんだもの、不安が募るのは必然でしょう。 ←反省してますが・・・

ですが、5回も診回りに行くとなると、それはもの凄く大変だったろうなって思いました。

でも、私の精神状態も、獣医の言葉でもの凄く大変な気持ちで過ごしたんですよ。

今は、感謝の言葉しかないですけれど。



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ここまでの全て写真が、退院した日のジン君の様子です。

怒ってうなりながら、何かから逃げようとふらつきながら移動をし、そして寝る。

この繰り返しでした。

このような精神状態は、ジン君の病状に決してプラスになることはありません。

旦那さんは、病院で言われたように強制給仕をすすめましたが、今の状態では努力が報われないことになりそうで、必要と分かっていながらも悩みながら見送りました。

ジン君の態度や眼差しから、私たちへの信頼は完全にリセットされて、ゼロ未満のマイナスになっていました。

お母さんも、敵なのです。

旦那さんに関しては、特に異状に見張るように動くたびに見ていました。

病院での医療行為は、虐待ではないですが、ジン君には酷い仕打ちのように感じたことでしょう。

私自身も、子どもの頃に点滴を長期間に渡って打たれるような病気をしたことがあります。

その時は、治療の意味が分からず、体と心に感じる苦しみや痛みでしかなかったと思います。

恐怖でしかなかった。

その恐怖の延長を、我が家に帰って来てからも続けるわけにはいきません。

動くもの全てから、逃げようと体をふらつかせるジン君に、安らぎの時間が必要でした。


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退院の前夜、肺気腫の時に取り出した液体が培養され、細菌検査報告書が出てすぐに動物病院心恵堂の院長先生から電話が入りました。

ちょうど、ジン君が入院をしている動物病院ハートランドに居たときです。

肺気腫の時は、その量が多かったので驚きましたが、膿のような色をしているにもかかわらず無臭だったのが先生が気になるところでした。

細菌名:ナイセリア (検査 微研中央研究所つくば)

心恵堂の院長先生も、ハートランドの院長先生も、猫とナイセリアにピンと来ない様子でした。

続いて、心恵堂の院長先生から、有効な治療法として抗生物質のほとんどが効くとの説明を受けました。 (ただし、クリンダマイシンは効果が無い)

電話を切った後に、ハートランドの院長先生にその話をしました。

そして、確か今回の入院の時に、肺気腫、肺水腫であったこともあり、肺炎の疑いがあるので抗生剤を使う話をされていたのを思い出しました。

先生に確認をすると、抗生剤を投与し続けていると説明してくれました。

先生の診立てに、全身の力が抜けました、助かりました。

ハートランドの先生も、ナイセリアという細菌名に首を傾げていましたが、実際に出ているのだから仕方ありません。

結果的に治療の対処法が完璧だったこともあり、ジン君の退院が実現しました。

そして、ナイセリアについて私なりにネット検索で調べてみました。



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 ↑ 翌日も、寝続ける。

翌日から、強制給仕ならぬ、弱制給仕なるものをジン君と一緒に頑張りました。

まずは、お水を飲むこと。

入院する前は、首が座り始めた頃から、お水のお皿を出すと匂いをかいで少しずつ飲むような素振りを見せて、実際に飲むこともしていました。

このときは、余りの回復ぶりに旦那さんが感動して動画で撮るほどでした。

でも、飲む量はほんの少量です。

ただ、あの当時は目を見開いたまま寝たきりになっていたので、飲むという行為ができることがとても嬉しかったのを覚えています。

退院後にお水を口元に持っていくと、顔を左右に小刻みに揺らし震え出しました。

イヤなのです。

イヤというよりも、ひきつるほど怖いらしい。

やはり、強制給仕のせいなのかな。

時間を空けて同じように水を与えましたが、変わらず怯えていました。


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この時から、嫌がることはしません、嫌がるのならすぐ下げる、その繰り返しをしました。

そして、必ず水や食事を与える時は「ご飯ですよ~」とか、「お水ですよ~」などと、合図のように声を出してから与えました。

私だって、不意に水を飲まされたり、食べ物を口に入れられたりしたら、驚くし不信に思います。

少しの量でもいいから、時間の間隔を空けて繰り返し与え続けました。

私の指でほんの少量です。

この方法で良いのか分かりませんが、翌々日からジン君が逃げなくなりました。

でも、この調子だと脂肪肝になってしまう。

水でさえ、私の指で給仕しています。

それゆえ、毎晩の皮下点滴は欠かせません。


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皮下点滴も、以前と違って背中の脂肪が無いですから違和感を感じるのでしょう。

入院前は、皮下点滴をするとスヤスヤと眠っていましたが、今は暴れて逃げようとします。

力も半端ないです。

食事の時も、嫌がりますからヘタをすると指を本気嚙みされることがあります。

たった1回でも噛まれると、指が真っ赤になって腫れ上がり、とても痛いです。

それでも、めげませんけどね。

皮下点滴の時も、旦那さんが点滴をしてくれるのですが、私が嫌がるジン君を押さえる担当なのに、嫌がるジン君を見るとどこを押さえて良いのか分からなくなり、うまく出来なかったりします。

旦那さんに、「ちゃんと押さえて!」と言われますが、私だってちゃんと押さえている!

十分な睡眠をとれるようになって、少しずつ力も付いてきたジン君。

歩き出しました!


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筋肉への命令がうまくいかないせいか、足が広がりながら、何度も修正してふらつきながら歩きます。

今までの逃げる!の歩きではなくて、自分の意思で歩く!です。

そうなると、リビングのフローリングでは氷の上にいるように滑ってしまいます。

フローリングにラグを敷き、ジン君の歩く自由を広げました。

和室の畳の上でも、滑るくらいですから、筋肉のしている働きってスゴイなと思い知らされました。

そして、家の中は荒れ放題です(笑

私が仕事に日は、お昼休みに帰宅して、暖房やご飯のことなど、数分でやってのけてまた職場に車で移動。

朝もジン君やネモコ、甘え出したミーコや病院食の缶詰をねだるビビのこと、あと外ネコちゃんのことも、とにかく色々あって時間が掛かります。

お正月を過ぎてから、今日がいつなのか、いつも分からないで過ごしています。

いつものように、仕事を辞めて、介護に専念しようとも考えましたが、今の仕事が会計事務所のため繁忙期で辞めるなんて言えません。

週休4日か、5日くらいで働いているので、休みは多いです。

しかも、月給制なので仕事を休んでもお給料の保証があるので、かなり医療費に助かっています。

私の働く分は、ネモちゃんの医療費に消えていましたが、ジン君のこともあるし、もうちょっと頑張ろうと思います。


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痩せましたが、ジン君の復活に向かって懸命にまい進中です!

まだまだ容態が安定しているといえないですが、ご心配をいただいたみなさん、アドバイスをくださったみなさんに、遅くなりましたがご報告をお届けしたくて。

ありがとうございました。




再び、酸素室へ

昨日のお昼前に、ジン君は我が家へ帰宅しました。

2泊3日の酸素室で検査、点滴の入院生活、7万円以上してました。

先日は、夜に往診してもらって診察だけだったのですが8千円してました。

私たちには必要な出費なので、それは働けばいいので出せるだけ出しますが、果たしてこれは適正価格なのだろうかと思うわけです。

水戸市の動物病院ハートランドは、比較的検査の多い病院で、数値から病状を読み取るように検査の重要性をよく口にされます。

検査の必要性への理解はできますが、その検査結果から原因を読み取れるかと言えば、そうでもなかったりします。

これは、どこの動物病院にも言えることで、検査結果の生かし方が如何に難しいことなのか、いつも思い知らされます。

なので、せめて入院をしているのですから、もう少し所見を重視することがあってもよいのではないのかと、いつも思ってしまいます。

それくらい、看護を含めた観察の部分に不安や不信の念を抱くことがあります。

それは、動物病院への期待と常に共在してしまうようです。



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病院から退院して、車で我が家まで移動する10分間、ジン君はずっと文句を言ってました。

「ん"ーーー」、「ん"ーん"ーー」と、ずっと怒って文句を言っているんです。

だから、「ジン君、ゴメンねー」と何回も謝って、本当に楽しい帰り道でした。

病院の酸素室の扉を開けたとき、呼吸は少し安定しているのだけれど、生気が無いような印象を受けました。

あれ、ジン君、お母さんだよ、どうしたの?

心の中で、そう言いながら、病院の治療とは別の怖さを感じました。

ここにいたら、ダメになる。 私の直感でした。

家に着くと、ジン君のベッドの定位置に。 ↑

それでもずっと文句を言っていたジン君に、名前を何度も呼びながらジン君の顔じゅうを頬ずりして、ジン君のことを愛しているよと伝えました。

そうすると、ゴロゴロと喉を鳴らしてピタリと文句が止まったんです。

そのゴロゴロは、ずっと、ずっと、続きました。

疲れないだろうかと、心配するほど鳴り続きました。

そうすると、安心したのかゴロゴロと喉を鳴らしながら、白目をむいて爆睡し始めました。

病院で、寝ていなかったのだと思います。

ジン君の今回の入院は、病院への宿泊代と集中治療室代と酸素室代が加算されています。

集中治療室というのだけれど、治療に集中できる環境ではなかったです。

元気なワンちゃんや、ネコちゃんの鳴き声、他にも色々な音が普通に入ってきます。

ジン君は音に敏感になっているので、気を張っていたのだと思います。

顔の表情が、ジン君ではなくなってきていました。

しかも、下の部屋には、やはり手術をした大型犬が集中治療室だから一緒に居ることになります。

手術の傷跡が痛むのでしょう、ずっと泣いていました。

そして、ワンちゃんが動くたびに集中治療室も揺れるので、ジン君の部屋も揺れます。

こんなんで、集中して治療できるかーーー!!と思ってしまいました。

お泊りの元気なワンちゃんや、ネコちゃんが鳴くことは当たり前のことだし、気になりません。

手術をした大型犬の鳴き声や、動き回ることも、辛いことなのだから当然なのです。

悪いのは、病院でもありません、集中治療室そのものです。

なので、もうちょっと、室内の遮音性を考えてもらえないでしょうか。

そして、もうちょっと、室内が揺れないような安定感のある設計に出来ないでしょうか。

そして、獣医や看護師さんのいる室外からは中が見えるけど、治療を受けている室内から外が見えないようなマジックガラスみたいな扉は付けられないでしょうか。

ジン君の側ですぐに感じましたが、本当にこれで集中治療室と言えるのかーーー!!と、メーカーに言いたい。

かなり、脱線しましたが、ジン君は我が家で夕方まで熟睡することができました。

もっと、寝かせてあげたかった。

幸せそうに寝ているから、起こしたくなくて、ペットシーツやオムツを付けることはしませんでした。

そしたら、大量のオシッコをされちゃいました。

そんなの、全然平気~

でも、猫ベッドと座布団とラグマットに浸みてました(泣

オシッコをすると、体力が消耗するのか、舌が出始めました。

呼吸の仕方もおかしくなってきました。

まだ、酸素室から出せないのかもしれません。

私は、我が家に帰って来たときの幸せそうな顔をしたジン君を目の前で見ています。

そうすると、酸素室が必要であっても、病院へ連れて行くことができません。

生気をなくしたあの場所へ、連れて行くことができない。

治療は、何のためにあるのでしょう。

辛くて、苦しくて、悲しくて、私には決められませんでした。

ゴロゴロと喉を鳴らせたジン君を、側で見てしまったんですから。



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ですが、旦那さんの言葉に納得せざるを得ず、再びジン君を病院へ連れて行くことになりました。

車に乗せた途端、天使のように幸せな顔をしていたジン君が、また文句を言い出しました。

悔しくて、悲しくて、ゴメンね、しか言えなくて。

お母さん、何もできなくてごめんね。

何もしてあげられなくて、ごめんなさい。

病院の閉まる時間ぎりぎりに到着して、その時は旦那さんも会社から病院に向かって何とか合流できました。

診察台で、獣医の言葉もほとんど耳に入りませんでした。

翌日は、病院が休みなんです。

病院は休みなので、危ない状態でなければ朝と夕方の2回の見回りにしか来ないそうです。

入院しているコはたくさんいるようなのですが、入院代を取っているのに見回り程度で良いのでしょうか。

自分たちの生活もあるのは分かりますが、そういう仕事じゃないんですか。

休みであっても、急変したときには連絡をします、そう言ってました。

どのコでも、看取るのは家の方が良いと思いますから。

そんな言葉、今言うことなんですか?

涙が出た。


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必死だったあの時、往診の際もそうだった。

手術でお昼の時間には行けませんので、病院が終わってから行くことになります、時間外の料金が掛かります。

それって、一番大事なことだったのでしょうか?

ずっと、その言葉が耳に残っています。

今日は、ひたちなか市の動物病院心恵堂の院長先生が電話をくれました。

移動が大変な時も、通院していた病院です。

ここの院長先生の注射、点滴の針、どのコも痛がらないのです。

その対応と言葉に、どれだけ安心と信頼を寄せていたか。

私たち飼い主は、医療行為で治療することはできませんが、動物病院を選んで治療することはしてあげられます。

それでも、様々な制約の中で腑に落ちない決断をしなければならないこともあります。

心は強く、お母さんは負けないぞ。

今日も、ジン君のいない家の中はとても静か。




酸素室

今日のジン君です。↓

一昨日から呼吸に乱れが出て、昨日の朝から酸素室に入っています。

17日(日)が肺気腫。

18日(月)が肺水腫。

17日の肺気腫と違って、肺水腫の場合は肺の水を注射器で吸い取ってすぐに改善に繋がるものではなく、利尿剤と、その利尿効果を補う水分補給の点滴が欠かせません。

ジン君の場合、呼吸の乱れが酷かったのですぐに酸素室で入院治療になりました。

動物病院が開くまでの間、ジン君の呼吸の乱れ方を見ながら、どうにかして濃い酸素が与えられないか散散悩みました。

でも、どうにもできなくて。

だから、すぐにでも病院の酸素室に入れることが先決と考えていました。

隣町の動物病院までは体力が持たない、近い病院を目指しました。


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以前、ネモちゃんがお世話になっていた動物病院です。

ジン君もお世話になっていました。

治療以外のことが切っ掛けで、暫らく足が遠のいていた動物病院です。

お世話になった病院なので気に掛けてはいたものの、暫らく離れると色々なことが変わっていました。

それでも、安直な診断の危険性を阻止したいと思う姿勢は変わっていないようです。

それは評価できるのだけれど、検査が多過ぎるのがね、ちょっと・・・


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 ↑ ジン君の状態の変化に気付いた翌朝には、時間とともに立てなくなっていきました。

この前日には、動物病院へ行っています。

その時には、ふらつきはあるものの自分の力で立てていました。

ですが、普通に鳴くことが出来す「んーーー」と訴えていました。

はじめは、「うーーー」だと思っていたのですが、「んーーー」なのです。

自分で発して分かりましたが、「うー」と「んー」では大違いでした。

それを知るだけでも、情けなかった。 涙しか出なかったです。


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体の自由が利かないと同時に、力も入っていない。

頭を支えられない首は、だらんと力無くもたれかかります。

1月8日の夜にジン君の異変に気が付いて、1月9日の朝に動物病院へ、その後からはジン君から目を離すことなく、日中はもちろん夜も旦那さんと交代で徹夜で見守りました。

悪くなる一方と言われて、それは側で見ていて分かってもいました。

ですが、少しだけ、ほんの少しずつ変化が現れたのです。


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 ↑ 尻尾の揺れが分かりますか?

写真がぶれるほど、名前を呼ぶと反応してくれるようになりました。

12日(火)の朝のことです。

先日もブログに書きましたが、私が歌を歌って尻尾が気持ち良さそうに揺れるのを感動しながら側にいました。

ジン君は意識が無いように見えても、それは意思表示ができないだけで、感じているのが分かりました。

私たちが側にいることは、ジン君は分かっている!

だったら、側にいるしかありません。

ジン君が、もし見えない世界で生きているのなら、少しでも安心するようにしてあげる。

体をさすったり、声を掛けたり、いつものようにジン君にいっぱいお喋りをしました。


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 ↑ そうすると、首が次第に座るようになって、自分の力だ姿勢を保てるようになりました。

徹夜担当の旦那さんは完全に寝ていて、ジン君は起きています。↑ もぅ、しっかりしてくれ。

私の仕事の日は旦那さんが休みと取ってくれて、危機的な状況はどうにか脱したようにも感じていました。


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そうなってくると、後ろ足に力が入るようになって、ジン君は動きだしました。

前足も、ㇵの字に広がりますが踏ん張っています。

ジン君の名前を呼ぶと、「んー」と返事をするし、こちらを見ます。

今までジン君の側から離れず、ジン君のことから目を離さずいましたが、私たちの仕事、生活も一緒にして行かなければなりません。

私たちがジン君を見れないときに、動き出しても良いように考えたのが、ジン君のお部屋作りです。

ジン君の特性ベッドの次は、ジン君の特性お部屋作り。↓


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考えて、動かして、そして、パソコン机の下の空間を利用することにしました。

今のジン君の運動量からすると、最高な広さなのです。

フローリングには、ふわふわのコタツ布団を敷こうかと考えましたが、動くとなるとしっかりとした素材の方が良さそうです。

ラグを2セット使って、足元の踏ん張りやすさを効かせました。



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とりあえず、隣の和室に物を動かして、必死にお部屋を作り出しています。

それが、楽しいのでしょうか? ミーコとビビが入り込んで来ました。

最近、お兄ちゃんたちを構ってあげていません。

私たちの、ごめんね、という気持ちが伝わるのでしょうか、ジン君の様子が分かるのでしょうか、本当に大人しくしてくれています。

本当に良いコたち(涙


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でも、この時は楽しそうにしてくれていました。

私たちも、この可愛い姿にかなり癒されました。


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ジン君、少し舌が出るようになってきました。

16日(土)の日中から、少しずつ呼吸の仕方がおかしくなってきました。

ずっと出しっぱなしの舌は、夕方前には大量のヨダレが出るようになって。

危険を承知で、夕方、隣町の病院まで車で移動。

肺の外側に溜まった水を抜いてもらい帰宅。

この時点では、はっきりとした原因は分からなかった。


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家に帰ってから、今日の分の点滴を、腕に差し込んである針を使って静脈から入れました。

数分後、すぐにジン君の呼吸に変化が現れました。

舌が出て、ヨダレも出始めて、原因は点滴の量とスピードにあったようです。


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こんな感じで、ジン君のお部屋は完成していました。

1度も使うことなく、ジン君は入院してしまった。

今朝よりも、午後の面会の方が呼吸は安定してきています。

ただ、精神状態がよくない。

表情を見れば分かります。

病院の中では、酸素室に入れられていても、すぐ目の前を人が移動したり、様々な音が常にしています。

安静に出来ないようです。

今朝は、一睡もしていないのか、ジン君には珍しいほど目の下にクマができていました。

そんな表情を見たら今すぐ連れて帰りたいと思ってしまいます。

気になったのが、ジン君が院長先生を恨めしく目で追って見ていることです。

天使のジン君は、人を疑うことを知りません。

そんな眼差しをしたことがなかったのに、不思議でした。

どうやら、検査が続いて怖い想い、痛い想いをしたからのようです。

呼吸が安定してきたジン君、生命力が落ち気味が気になりましたが、明日は酸素室から出ます。


コメントを有難く、読ませていただいております。

お返事ができなくてすみません、いつもコメントを読みながら心の中で返事をつぶやいています。

私は、栄養ドリンクを飲みながら、風邪もひかずにどうにか頑張っています。

体重は落ちていないようなのですが、ちょっと顔が痩せました、ん、やつれたのかも?

ジン君が落ち着いたら、肉を食べに行かないと・・・!

ありがとうございます。

ジン君、今朝入院

1月15日(土)まで、安定しているかのように見えていました。

少しずつ、使える機能が目に見えて、嬉しくて喜んだり。

1月16日(日)、元気のように見えるが、少し呼吸の仕方がおかしい様子。

もしかしたら、肺に水がたまっているのではないか?

そう思ったときには、呼吸がかなり苦しそうで車での移動は危険と思い、悲しいけれど、辛いけれど、動かすことの方が命を短くしそうで、このまま家の中で・・・とも思いました。

しかし、旦那さんの言葉に、気持ちを奮い立たせてその日の夕方に隣町の病院へ連れて行きました。

症状を伝えて、レントゲンの結果、やはり肺の「外側」が白っぽくなっており、水のようなものがたまっているようだった。

肺気腫だ。

不安の中、処置をしてもらうと、ジン君の呼吸が少し静まりヨダレが止まった。

苦しさから解放されたジン君の笑顔を見ると、それだけで嬉しかった。

帰宅後、自宅で静脈からの点滴を行う。

おかしい!

点滴を開始してすぐに、また舌が出るようになってしまった。

呼吸も次第に辛くなってきている。

もしかしたら、点滴が原因なの?

心臓がえぐられそうな想いで、朝を待つ。

その数時間がとても長く感じる。

朝まで頑張ってくれたジン君を、すぐに病院へ運ぼうとするが、隣町の病院までは体力が持たないと判断し、仕方なく先日往診に来てくれた水戸市内の動物病院へ。

獣医の説明も、冷静に聞けない。

心の中で、早く治療をして!!と叫んでいた。

レントゲンの結果、今度は肺の「内側」に水のようなもがたまっていた。

肺水腫である。

酸素室で、利尿薬の注射と水分補給の点滴をし、同時に肺炎の恐れもあるので治療をすることに。

今朝、嵐の中、入院の手続きとなりました。

今回の獣医の冷静沈着な対処と判断で原因が突き止められ、肺水腫の治療法も最善と思われお願いできた。

ただ、今回のことで緊急性の高い患者への対応の仕方と、今までの対応に私との信頼は完全に崩れた、が、獣医の判断と処置は正解だった。

でも、辛い。

嬉しいお知らせ

みなさんのあたたかなコメントに、お返事ができずにごめんなさい。

今日のジン君は、嬉しいお知らせがあります。

首が座るようになったんです。

昨日まで首に力が入らないため、クネクネとしていて、ヘタをすると突っ伏してしまう状態だったので、息が詰まらないよう見張っていました。

ヨダレが大量に出るので、突っ伏した時に吸い込んだり、窒息しないか不安だったのです。

首が座るようになると、途端に力強さを感じられるようになりました。

そして、今朝起きたときにジン君に「おはよう」と声を掛けたら、後ろ足で後頭部(耳の辺り)をカッカッカッと、掻き毟ったのです。

この動作に驚いて、徹夜当番の旦那さんに大声で知らせました。

そんなこともあり、今日は静脈から点滴を入れてもらうことにしました!


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 ↑ 昨日(1/14)の状態。



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 ↑ 今日(1/15)、危ないながらも首が座るようになりました。

点滴は、隣町の動物病院まで行かなければなりません。

今のジン君に車での移動は、大変なストレスになります。

先生にも、そう言われています。

確かに、今のジン君は不思議な動きを突然始めます。

これでは、ジン君の安全を確保しながら一人で車の運転は大変困難になります。

増して、移動中の振動や、音など、ジン君には相当な恐怖に感じられるでしょうからストレスが掛かります。

今日は旦那さんが仕事を休んでいたので、私がお昼休みを利用して二人でジン君の通院作戦となりました。

二人でジン君のための万全な体制を整えて車に乗り込みましたが、移動中のジン君の様子は全身が緊張をしていたので、心臓の鼓動も速かったです。

道が悪いせいか、車内が揺れるとジン君の体、頭が揺れます。

大事な頭は私が手で抑えて、揺れないように気を付けて、常にジン君の名前を呼びながら不安をぬぐうのですが、トラックが信号で停車する音とか、踏切で急行列車の通過する際の揺れと音、半端ないです。


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安全運転で、ひたちなか市の動物病院心恵堂へ到着です。

院長先生に、状態が上向いた話を電話でしていたのですが、先生はもっと良い状態を想像していたようです。

私たちは、最悪な状態をずっと側で見ているので、少しの上向きな変化があると、それは大きな変化に感じてしまうのです。

心配性な私は、病院に預けるのも不安に思ってしまうほどで、6時間掛けて点滴をするのだからこのまま待つわけにはいきません。

私の仕事が終わって、再び旦那さんとジン君のお迎えに行きました。

かなりのヨダレで、上半身の胸全体と両腕、顎の下、鼻先まで濡れていました。

オシッコの臭いもかなりしていたので、以前とは看護の部分が手薄になってきているのかなと思いました。

ジン君は、「ウー」、「ウウー」と、小さな声で起こっていました。

ジン君に何度も謝りながら、またまた帰りの車で安全移動作戦です。

今日の嬉しいお知らせが、明日も、明後日も、ずっとこの先続きますように、心から願います。

あー、もう寝なくては・・・!

今日のジン君

ジン君のこと、ご心配いただいて本当に有り難うございます。

ジン君は、今のところ状態が安定しています。

安定していると言っても、この数日間で悪化の一途をたどっていたのが止まった感じです。

本当に、この数日間は毎日がダメかもしれない、そんな想いとの闘いでした。

良くなることは無いと、獣医からは言われています。

ですが、今の私にはあたたかいジン君に触れることの方が重要で、ひたすら幸せとしか思えないくらい、一時一時を嬉しく噛みしめています。

ジン君は、本当に偉いコで、頑張っています。


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 ↑ 1月10日(日)、病院で診察を受けた翌朝のジン君です。

前足はㇵの字に広がり力が入らず、体と後ろ足を使って後退することしか出来ません。

目は開いていますが、見えていない様子。

きっと、世界が真っ暗で、体の自由も利かず、戸惑い程度ではない「恐怖」しかないような感じでした。

鳴いても言葉にならず、口が開かないので出てくるのは「ウー」、「ウウー」の不安の声です。

人間の私たちの言葉は聞こえていないのか、反応しないのか、耳が動きません。

猫の鳴き声に対しては、反応して耳が動きます。

他の雑音には、どんな小さな音でも気になるようで目が見開いて様子を伺うような表情をします。

私たち夫婦も、泣いてばかりでした。


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 ↑ 1月11日(月)、この日が祝日だったので三連休は救いとなりました。

泣いてばかりいられません、ジン君のための環境づくりを本格的に始めました。

日中はもちろん、夜中も交代制で、ジン君から目を離さないように努めました。

気休めにもならないと言われても、自宅で皮下点滴も始めています。

とにかく、音に敏感で、小さな音にさえ反応して目を見開き不安そうな表情をします。

夜中でも目が開いたままの状態が続いて寝てる様子が無いので、極力音を出さないように心掛けました。

この頃には息が安定してきて、状態が良ければ名前に反応して尻尾を振ってくれます。

もちろん、表情に変化はありませんが、ジン君という名前をたくさん読んであげました。

私は普段歌を歌は無いのですが、ジン君のお世話をしながら、いきものがかりの「ありがとう」の歌が口から自然と出てしまった時、ジン君の尻尾が優しく揺れているのに気づきました。

私の声を聞くと安心できるようです。

ただ、歌詞が分からず歌い続かないのが欠点。



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 ↑ 1月12日(火)のジン君です。

犬用の夏のクールベッドがジン君の動きにちょうど良いサイズでした。

初めは、ソファーの上で世話をしていましたが、ジン君は動かないようで突然体をうねるように動きます。

時には激しい動きで、ちょっと目を離した時にソファーから落ちてしまったことがありました。

幸い、床には座布団を3枚横に並べて私たちが使って世話をしていたので、クッション代わりとなったようです。

発作のような大きな動きをするジン君の、壁となってくれたベッドの淵はかなりの優れものです。

大量のヨダレや、痰のような液体を誤飲しないように、絶えず口の周りや時には口の中を拭っています。

しっとりした感触のエリエールのティッシュに、どれだけ感謝したことか。

首の座らないジン君を抱きながら、オシッコの後のペットシーツを素早く交換したり、吸収性の高いペットシーツにも感謝、感謝です。

そして、フリース。

軽くて温かくて、呼吸の弱い身体にも負担が無くフィットして、洗ってもすぐに乾く、なんて優れものなのでしょう。

あとは、人間の方です。

今のところ私がずっと休みだったこともあり、二日間連続で徹夜をしています。

1日目は楽勝だったのですが、2日目は打って変わってかなりキツカッタです。

明日からは私が仕事になるので、木曜日と金曜日、旦那さんが仕事を休んでくれました。

あとは、職場から比較的近い私が昼休みに帰宅して対応するか、検討中です。

昨日自宅に来てくれた獣医は、ジン君の去勢手術をした動物病院の人です。

旦那さんが呼んだので来てもらいましたが、その先生なりの検査をして原因を別に探せるかもしれないというような話でしたが、旦那さんの評価と違って私には望みを託せる話の内容ではありませんでした。

今まで、ネモちゃんや、犬のセンちゃんもお世話になった獣医です。

夜は寝ないジン君は、日が昇るとようやく眠りの世界に誘われます。

今も、動いたりはしますがスヤスヤです。

ありがとうございます。

何も出来ない

昨日の心の状態をそのまま書いてしまいました。

息ができなくて、何かに縋るにも、無くて。

ブログに泣きながら書いたのは、もう涙が枯れてジン君のことを書かないと、そんな風に思ってのことでした。

でも、実際、ブログに文章なんて書けなくて、神様へのお願いしか浮かばなかった。



お正月の元気なジン君の姿を、ブログに書いていた矢先のことでした。

突然過ぎて、原因が読めなくて、動物病院での検査でも特定できず、消去法で脳神経の疑いがあると言われました。

今のジン君は、意識がありません。

お喋るが好きだったのに、鳴き方さえ忘れてしまって、「うー」しか言えません。

書いていても、涙しか出ない。

立ち上がることはできません。

腕も足も硬直していて、何度も何度もさすってあげることしか出来ない。

ヨダレは体の水分が無くなるほど、出ています。

点滴も、何の手助けにもならないと言われました。

負担やストレスを掛けないことの方が、今のジン君にはしてあげられることの全てなのだと悟りました。

でも、皮下点滴を家でやることにしました。

息が安定してきた、シッポを振っている、表情も次第に穏やかに見える。

身体中からしたアンモニア臭も、少し取れてきたように思う。

私たちの記憶が消されても、残った本能の動きが少しある。

そんな風に、見えてきたら、皮下点滴をするしかないじゃないですか。

無駄だと言われようが、しないでいられないのです。

元気な姿のばかり、私の中で目の前を横切るから、だから、涙が止まらなくて。

でも、泣いてばかりいられない。

ジン君を、取り戻したい。


ごめんなさい、ぶつけるようなことしか書けなくて。

ジン君のこと、心配してもらっているのに、説明できなくて、ごめんなさい。

息ができなくて、ツラいけど、ジン君はもっとツライ。

神様、お願い

どうか、ジン君を奪わないで。

どうか、神様、お願いします、お願いします。

辛過ぎます。
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