動物病院

お帰り、ビビ

ビビ、帰ってきましたよ~♪

12月8日(土)の、朝一番でお迎えでした。

今は帰りたかったお家で、のんびりというわけではありませんが、寝て過ごしています。

日本小動物医療センターに入院したのが、11月28日(水)。

胃ろうの傷の治りがよくなかったので、10日間の入院となりました。

腫瘍科で徹底的な検査をして、分かっていたのですが扁平上皮癌の確定診断が出ました。

さらに判明したのが、すでに外科手術ができない状態であること、骨が虫食い状の破壊まで進んでいたこと。

これから、緩和治療をビビと一緒に頑張っていきます。

頑張るというのは、緩和治療も楽ではないからです。






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やっと、ビビのお家に帰って来たんだよ~

ビビに私の声は届いていない。

耳は聞こえているのだけれど、逃げるのに必死なのだと思う。

今度は何、何をされるの?

ここは、どこ?

ビビの頭の中は、恐怖でいっぱいだと思う。

だから、安全な場所を求めて、とにかく歩くしかないように見えた。




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歩く、

歩く、

歩く。



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帰りの車の中も同じ状態で、ずっと落ち着かずに後部座席で私の隣を歩き回っていたビビ。

撫でさせる隙を見せないほど、動き回る。

ドアにぶつからないように、席から落ちないように、ビビに声を掛けながらなだめて居たら腰が痛くなった。

放射線治療の後も、こんな感じに動き回っていたので、腰痛が悪化したみたい。

でもね、あのときはビビの意志ではなくて、神経症状が出たのだと獣医から説明を受けました。

その説明は日大動物病院ではなく、日本小動物医療センターの担当医から後日聞くことができた。

ビビの担当医は腫瘍科の獣医さんだけど、放射線科の獣医に聞いてくれたようだ。

初めて聞いた神経症状という言葉に、私は息をのんだのを覚えている。

恐ろしかった。




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実は、ビビがトイレを我慢しているだろうと思って、家で使っていた猫トイレを車に持ち込んでいました。

退院後、車に乗せて落ち着かない様子のビビを見たときに、トランクルームにあるトイレの周りを歩かせてみたんです。

そうしたら、トイレを確認するかのように入ったり出たりを繰り返して、オシッコをしてくれました。

ものすごく嬉しかった(笑

トイレをしたら少しは落ち着くのだろうと思っていたけれど、それは甘かった。

ビビの不安は、病院から離れても、私たちの声を聴いても、撫でてみても、そしてトイレをしても、そんなことぐらいでは解消できるものではなかった。

強い不安と、傷ついた身体。

そうだよね・・・

でも、お家に帰れる!!!




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だけど、お家に帰っても歩くことは止まなかったんです。

失明をしてから、家の中をぶつかりながら歩いていたビビ。

家の配置を覚えたのかな、少しずつ上手に行きたい場所へたどり着いているのが分かりました。

なのに、10日間も入院してまた初めから覚え直しになっている。

しかも、傷ついたビビに余裕なんて全く無くて、いつもの場所で抱きかかえて留まらせても、歩き回ることを止めませんでした。

みなさんに心配いただいたとおり、私の体調不良と風邪の症状はピークを迎えていました。

でもね、ビビが歩き止まるまで目が離せない。






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ようやくです。

その時が来たのは、我が家に着いてから2時間以上経っていました。

相当歩いたので疲れてきたのでしょうね。

歩幅が小さくなって、足先が震えるように小刻みに歩くようになる。

もう限界でしょ・・・


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やっと落ち着いて横になった場所は、空気清浄機の前で、2階の階段下。

ビビが2階へ上がらないように、バリケードを作ってあります。

こんなところに、ビビは座り込んだことだってないのに。

いつものお気に入りの居場所は、何度も歩いて通りましたがスルーでした。

猫ベッドのクッションも、ふかふかマットの感覚も覚えていない様子。

長かったね、10日間の入院・・・

その毎日はビビにとって、優しい場所ではなくて、怖いことの連続だったんだろうね。

そんなことも分かっていたから、一日でも早く家に連れて帰りたかった。

だけど、ビビが入院する前は私も緊張の毎日だったけど、少しだけ希望を持つことができたり、癌に勝とうねって何度も話し掛けていた。

癌と闘う場所が見つかったと、思っていたからね。





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胃ろうをしているけど、カリカリも食べる。

見えないけれど、やっとたどり着いた場所にカリカリのニオイを嗅ぎ取ったんだね。

でも、それはミーちゃんのご飯だったよ(笑

ミーちゃんの便秘予防に、ロイカナのカリカリは長く愛用しています。

ビビは、とうの昔に食べ飽きていたのにね。

食べやすい大きさだからかな。必死に食べてる。

食べてるけれど、口からこぼれ落ちて、繰り返しながら食べようとしています。

自分のご飯を取られちゃうと思って、ミーちゃんは駆け寄りました。



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慌ててミーちゃんを制止しなければと思って名前を呼ぼうとしたら、ミーちゃんは近くでそっと見つめているだけでした。

急いで行ったはずだったのに、ちゃんと分かっているんだね。

ありがとうね。



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落ち着いたのも束の間で、また家中を歩き回って落ち着いた場所で奇跡のスリーショット♪

一番奥にいるのがビビ。

久しぶりに登場のネモちゃんもいます。

ネモちゃんの口内炎歴は長いですが、最近は培養検査で効果のある抗生物質を特定して使っています。

お陰でだいぶ炎症が抑えられて、一時はきれいなお顔に戻ったこともありました。

でも、その薬はネモちゃんにキツかったみたいで、下痢と吐くことを繰り返すようになってしまいました。

残念ながら、使用中止。





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ネモちゃん、今も頑張っていますよ~。

ただね、今日はちょっと大変なことがありました。

顔中が痒くて、エリザベスカラーを外して掻き毟ってしまったんです。

両目が開かないほど掻き毟って真っ赤に・・・

tobutori母さんは、ボロボロですよ~



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またまた歩き回って、同じ場所に辿り着いたビビ。

安住の場所と思っていたら、背後に気配を感じたのかな(笑

はい、しっかりと主がいますよ~

ネモちゃんは、ミーちゃんの侵入は許さないのに、今のビビは許してくれたみたいです。

大人しくしています。




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それから、段ボールに自分から入ったビビ。

動き回るビビを、この中で胃ろうの食事を取らせようと考えたのですが、まさかこの中で眠りにつくとは。

ぐっすりと、深く眠りに入りました。

箱の中なら安心なのでしょうか。

普段なら、段ボールになんて興味も示さないのに。



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私たちの傍ではなく、段ボールの中でひっそり寝ている姿を見ると切なくなります。

そう言えば、癌センターの担当獣医がビビちゃんはカゴの中にいつもいます。

そう言っていたのを思い出しました。

ビビにとっての、逃げ場所だったんですね。



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ゆっくりと、お眠りください。

この後で私たちは、胃ろうの大変さを思い知ることになりました。




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幸運と、幸運と、幸運と!

ビビの扁平上皮癌は、とても進行性の強いものです。

ずっと見ていた私は、知っていました。

一番怖いと思っていたので、どの獣医に対しても強く声に出して言ってました。

でも、どの獣医も進行の速さにスルーです。

余りの速さに耐えきれないから、私は1日単位でも遅いと思っているのに、一日でも二日後でも変わりませんからと、がんセンターの担当医にも言われてしまう。

地元で治療していた時に別の獣医から、一週間や二週間でも同じでしょうから、と言われショックを受けたこともありました。

ここにきて、高カルシウム血症の気配が出てきました。

急速に・・・

慌てた担当医が、1週間前の血液検査では数値がやや高めだった程度でしたが、ここまで急に悪化するとは・・・

そんな言葉を昨日電話で耳にしました。

やっと気づいてくれたのかと・・・、何度も言ったのに・・・、そう思いました。

何度もそう言いかけたのに、担当医は早口で自分の言葉を並べてくるから意見が言えない。

獣医の説明を聞きながら考えてしまう、素人の気づきなど医療現場には無意味なことなのかと。

昨日電話をしたら、朝からビビがぐったりしていると聞いて、あまりの辛さに体の力が抜けて床に伏せてしまった。

吐き気がずっと止まらない。

だって、昨日の夜までビビを触っていたのだから。

病室で点滴をしながら寝る姿も確認して、そして夜中に旦那さんと所沢から帰ってきたのだもの。

力が出ないし、息ができない。

なんとか立ち上がると、キッチンの中をしばらく歩き回っていました。



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 所沢から藤沢までの車中で、私の膝の上で爆睡のビビ♪)



11月28日(水)、日本小動物がんセンターへ入院した翌日に、CT検査と胃ろうチューブの設置を行いました。

前回のブログに書きましたが、CT画像診断の結果、小林先生がプランをたててくれた根治治療ができなくなりました。

外科手術が不可能と分かったことで、ホームドクターの元で緩和治療に入ります。

ですが、9月から数種類の抗生物質で治療を繰り返していたので、ビビの体は多くの抗生物質に抗体菌ができてしまいました。

そのために、胃ろうチューブの傷跡から分泌液が止まらない状態だったんです。

細菌検査で1週間後にその結果が出たので(遅い!)、効果のある抗生物質を退院予定の朝から使うことができるようになりました。

そのためお迎えで行った12月2日(水)には、胃ろう傷の説明を受けて退院を諦めることになりました。

私はどうしても連れて帰りたかったのですが・・・

感染症は、無視できません。

もう少し、もうちょっとで、お家に帰れるからね。 ツライ・・・




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 (藤沢までの車中は、ずっとゴロゴロ言いながら眠っているビビ♪)



ビビのCT画像診断の所見、全文を載せます。

これで、扁平上皮癌の怖さを知ることができます。

病気が治る、治らないの話ではなくて、同じような病気と闘うときに何かの参考になればと思います。



2018年11月29日

CT検査

 左目瞼は、7mmと肥厚し不均一に造影増強効果を認める。この病変は浸潤性に境界不明瞭に体表皮膚および皮下に広がる。尾側方向へは耳介起始部、頭側方向へは犬歯レベルの鼻梁部を反対側の右側まで、右方向へは鼻梁をこえて右第3目瞼内に浸潤、腹側方向へ亢進を置換するように認められる。左眼球にも浸潤し眼球癆が認められる。
 骨に沿っても浸潤が認められ、頬骨、側頭骨、前頭骨、上顎骨にそって虫食い状の骨破壊を認める。
 左下顎リンパ節5mmと腫大している。
 気管支壁はびまん性に肥厚し、少量の粘液栓が細気管支に認められる。
 腹部臓器に特記すべき異常所見は認められない。


コメント
 左目瞼を中心に認められる皮膚の粗造な肥厚性病変(扁平上皮癌)
 浸潤性が極めて強く反対側の右第3目瞼、正中を越えた鼻梁部、左側口唇、吻側は犬歯レベルまで正中を越えて、尾側は耳介起始部まで認められます。接する骨を浸潤性に破壊しています。境界は不明瞭で外科手術不可能です。
 左外側下顎リンパ節に転移性病変の形成を認めます。





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こんなに可愛いのに・・・

こんな恐ろしい病気に、かかっているなんて、信じられません。

間違いだったと、癌ではなかったと、誰かに言って欲しい。

病気の正体を知って、これほど怖いと感じたことは今まで無かったと思います。

どうしてこんなに恐ろしい病気があるのでしょうか。







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骨まで達しているということは、相当な痛みがあったということでしょう。

痛みを和らげる緩和放射線治療がありますが、今入院している癌センターで年内は無理と言われました。

そこで勧められたのが、三重県にある南動物病院でした。

三重県・・・

そこならすぐに緩和放射線治療をしてもらえます、と獣医は簡単に言います。

既にビビに関するデータは送られていて、緩和放射線治療で受け入れてくれると説明がありました。

三重県まで、ビビを?

家に帰る途中も、旦那さんとずっと緩和放射線治療について話し合っていました。

何度も話しました。

12月4日(火)は、私の仕事が休みでした。

いろいろな幸運が重なって、日大動物病院で緩和放射線治療をしてもらえることになりました。↑

予約が取れたのが、翌日の12月5日(水)。

ビビの退院の日でした。

所沢にある日本小動物医療センターから、藤沢にある日本大学動物病院まで、車で駆け抜けました。

その車中で、久しぶりに家族の元でゆっくり眠れたのでしょうね、ビビの幸せそうな寝姿が印象的でした。






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放射線治療が終わって、日大動物病院を出たのが22時15分頃。

胃ろうの傷が治りきっていなかったことと、放射線治療後の点滴を行うために所沢まで戻れたのが24時近くでした。

夜間診療の予約はしていたので、そのままビビの引継ぎをしている獣医に状態を説明して、私たちはビビの寝顔を確認して茨城へ。

私の喉風邪は治らないまま悪化して、翌日は仕事を休んで寝込んでしまいました。

藤沢から所沢までの1時間15分は、車中でビビに神経症状が出てしまいました。

クルクルと動き回って、私の声など届いていない感じでした。

私は神経症状のことを知らなかったので、ビビを落ち着かせるために必死でした。

所沢に着く30分前頃になって、やっと眠りについてくれビビ。

このまま連れて帰りたい気持ちになりました。

でもね、たくさんの人に支えられて、お力添えをいただいて、緩和放射線治療までたどり着くことができました。

年内にあと3回、藤沢まで通います。







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日本小動物医療センター

とうとう、ここから治療が始まる。

怖い気持ちでいっぱいだったけれど、病名が判明したことで治療に進めるのだから。

でも、やはり不安と期待があるのかな、吐き気が止まらない。




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「日本小動物医療センター」は二次診療施設になるので、私たちがいきなり予約ができる動物病院ではありません。

掛かり付けの動物病院(ホームドクター)の、診察依頼書が必要になります。

ビビは、進行の速い悪性腫瘍と診断されたので、一日でも早く予約を入れたかったのですが、最短の初診日が2週間以上先でした。

最短というなら日程調整はするまでもなく、その日でお願いしました。

でも、やはり遅すぎる。

焦る気持ちでおかしくなりそうで、どうにかお願いできないか旦那さんに電話をしてもらいました。

仮予約の状態で保留している飼い主さんも多く、キャンセル待ちで予約を変更できるのが1回だけ。

そこに望みを託すしかありませんでした。




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ビビの左瞼に、引っかき傷の症状が現れたのが9月。

様子を見ていたけれど、腫れの具合は大きくなるばかりでした。

なので、9月に掛かり付けの動物病院で治療を始めました。

そこでの細胞診では原因が分からず、通院をしながらあっという間に1カ月が経ちました。

それから3軒目の動物病院の細胞診で、「扁平上皮癌」の診断が出ました。

11月18日になっていました。

日本小動物がんセンターの紹介状に辿り着くまで、本当に道のりは長かったです。

そして、幸運が訪れて、連絡のあった初診日が1週間も早まりました。

それでも、予約してから1週間を待つのも本音は辛かったんです。

でもね、とうとうやってきたよ、11月28日(水)、午前9時15分。

診察室の前で、外の景色を見るビビ。 ↑

検査が入るかもしれないので、前日の夜から食事は抜いています。

所沢まで遠かったけれど、まだ体力のあるビビは頑張ってくれました。

でも、私の気持ちは落ち着かないまま。







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後姿は普段のビビだったけれど、正面を見ると左目が痛々しいですよね。

常に分泌液は出ていたけれど、化膿した状態で目の全体が膿に覆われたのは昨日から。

完全予約制なのですが、呼ばれるまで結構な時間がありました。

ビビよりも、ドキドキの私。

今日の診察日を待っていたはずなのに、どんなことを言われるのか、落ち着かない。

検査があるかもしれないと、そう言われても、ビビの負担を考えると不安でたまらない。

ビビは今、どんな気持ちでいるのだろう。



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ビビも呼ばれるのを待っているのかな?

診察室のドアの方向を見つめてる。

このときは、このままビビを入院させるだなんて想像もしていなかった。




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分かっていたのなら、ご飯をもう少し多めに食べてもらうんだったな。

長旅でお疲れのビビを、歩かせてあげたいなぁ。

日本小動物医療センターの入り口を入ると、正面受付の右手の奥に猫の診察室が4部屋ほどあります。

左側の奥へ進むと、ワンちゃんの診察室は8部屋。

私たちもそうでしたが、面会のときはこの診察室で会わせてもらえます。

飼い主さんが入院室に行くことはできないのかな、診察室が面会室を兼ねていました。



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猫の待合室で待っている中、ビビをお膝に抱っこ。

少し緊張がほぐれたかな。

暫くしてから名前を呼ばれて診察室に入ると、女性の獣医が担当でした。

とにかく説明が速い。



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前日の夜中に作り上げてきた病気の経過と、病状の進行が分かるように写真をまとめてきたのだけれど、質問されることの多くが重複していたので、あまり目を通していないのが残念に思えました。

しかも、受付時に問診票のようなものを書いて提出したのに、それに書いたことと同じことを聞かれるので、さらにハテナ?と思ってしまった。

名前を呼ばれるまでの待ち時間に資料を読んでいたものと思っていたので、ちょっと拍子抜けでした。

お忙しいのでしょうけれど、こちらも必死だから手を抜いて欲しくないのです。



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少しでも何かの役に立つことがあるのならと、分かっていることのすべてを伝え漏らすことの無いように、寝不足を承知で作ってきました。

診断が付かずに、緊張の連続だった毎日が今日で終わると信じてここへ来ています。

悪性の腫瘍と分かって、ここまで来る飼い主さんは、これまでたくさん傷付いてこの場に来ていることを分かって欲しい。

疲れたなんて言えないけれど、訪れる人の大半は心身ともに疲れ果てていると思います。

説明がそんな早口では、今の状態の私の頭ではどんなに努力しても追いつくことができません。

思いやりが感じられない、そんな印象を持ちました。

その後に、日本小動物がんセンター長の小林哲也獣医と変わって本格的な診察と説明がありました。

今年、NHKのプロフェッショナル仕事の流儀で紹介されたガン専門の獣医です。

受付時の説明で、センター長の小林獣医は担当を持たないと言われていました。

担当は持たないけれど、どの患者にも関わっているそうです。

説明などの話を聞くことができると言われたので、それを要望しました。

驚いたことに、担当の獣医よりも長い時間の診察と、今後の治療について説明を受けることができました。

まずは問題点を4点ほどあげてくれました。

その中で重要なのは、体重を落とさないこと。

これで、胃ろうの話に進んでいきました。

そして、確定診断の方法と、転移や持病について説明を受けました。

最終的に治療となるのですが、根治治療と緩和治療を詳しく話してくれました。

説明を聞きながら、半ば諦めていたことが、もしかしたらの期待に変化して、私たちは外科手術をして根治治療をお願いしていました。

外科手術をして、その後は放射線治療と電気化学療法に頼ります。

その第一段階として、胃ろうで入院となりました。



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血液検査の結果、その日に行うはずだった胃ろう手術は、カルシウムの数値が高いために翌日に先送りとなりました。

そんなに心配するほどの高い数値ではありません、と担当獣医から電話をもらいました。

カルシウムの数値を下げる手段として、点滴とステロイドを使う説明がありました。

そのことで、予後が良くなると言われました。

その後、気になっていたカルシウム濃度が高くなる原因を調べてみました。

高カルシウム血症は、扁平上皮癌に見られるそうです。

確定診断を待たなくても、扁平上皮癌と確定できたようなものです。

わざわざ確定診断をする必要があったのか、旦那さんと違って私だけが初めから疑問を持っていました。

細胞を取った後に縫い合わされた左目の傷跡が痛々しかった。

面会に行くと、ビビはシッポをたくさん振ってくれました。



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落ち着かない様子がすぐに分かりました。

帰りたいのでしょう。

だから、連れて帰りたくなってしまって(泣





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落ち着かせようとたくさん撫でる。

旦那さんの膝の上で、ようやく落ち着くことができました。

ふだんは、マイペースなビビなので、余計に可哀想になってしまいました。

相当なストレスを感じているんです。


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担当獣医の説明を聞いた後、外は暗くなっていましたがこのまま面会を長い時間することにしました。

まだまだ、まだまだ、ビビが起きるまでこのままで。



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でもね、ビビは眠ってはいないんです。

緊張した耳が、ピンと立っていました。

帰りたくないと、思いました。


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翌日も休みだったので、また面会に来ました。

胃ろうの練習もあったので、食事の時間(4時)に合わせて来て欲しいと言われていました。

昨日は、胃ろうの説明がかんごしさんからあって、今日は本格的に私が胃ろうに挑戦です。

ネモコを保護したときは、交通事故で傷だらけだったので、喉からチューブを通して栄養を入れていました。

それに、今年のはじめに1週間だけ強制給餌の経験もしています。

その話をすると、看護師さんが「それなら感覚を覚えていると思います」と言われて、その気になりました。

実際にやってみると違っていました。

何がというと、ネモちゃんと違ってビビはずっと動き回るのです。

しかも、違和感があるのか、栄養を入れると嫌がります。

おついこの前まで、お口から食べていたんだものね(泣

ごめんね・・・

食事の後も唸ったりして、こんなこと初めてでした。

ビビにとって、嫌なことばかり続いています。




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胃ろうは、まずは胃の残留の確認をします。

既に消化されていて、胃ろうチューブからの食事は少量から開始になるので、本当はお腹が空いているはずなんです。

もっとたくさん食べさせてあげたいのに。

これでは、緩和ケアじゃないよね。

そう心の中で何度も思いました。



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マッサージをされて、少しぐったり気味?

気持ち良いのかな。


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あ、ぐったりだよね・・・

もうすぐ面会の終わる時間だね、帰りたくないよ~

麻酔処置が必要な胃ろうチューブ増設術とCT検査は同時に行われました。

この時点で、画像所見が出ていたので、外科手術は不可能であると聞かされています。

骨破壊を認める。

骨に沿って浸潤が認められる。

これ以上に無い厳しい現実を突き付けられました。

ビビは既に痛みと闘っていたのです。









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前日

所沢にある「日本小動物がんセンター」へ、行って来ました。

その前日の夜10時で、ご飯がしばらくお預けになります。

当日は、検査の可能性があるので食事は抜きなんです。

だから、美味しいご飯を作らないとね。




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冷凍をしていない新鮮なお肉を使用した「カーニーミート」です。↑

栄養価の高い肉しか使っていないそうです。

それにしても、どんどん贅沢になっている気がします(笑

実は、肉食獣の猫にぴったりと思い、筋肉の落ちてきたネモちゃんに購入しました。

暫く与えていますが、療法食だけの頃よりも元気になっている感じがあります。

今は、ネモちゃんとビビの分を作っているので、ミンチにする作業に結構な時間がかかります。

だけど、毎日頑張っていますよ~ 美味しいお肉を届けたい(笑

少しでも元気になればと、思うのです。





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がんセンターに行く前日まで、深い眠りについています。

先日まで光を目指している感じもありましたが、今はそれも見られなくなりました。





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両目が見えないので、壁だけでなく転がっているネモちゃんにぶつかることもあります。

それに、ボーっとしているミーちゃんにぶつかることも多々ありまして、そうするとミーちゃんはビビに対しては強気なんですよね(笑

ビビは、あんなに大好きで後を追いかけていたミーちゃんを、今は全く興味が無い様子です。

そんな余裕は無いのでしょうね、きっと。




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見えていなくても、トイレの場所は何度も伝い歩きしながら辿り着いているので、安心して見守ることができています。

でもね、最近は行きたい場所が分からないのか、悲しそうな声で泣くことがあるんです。

もどかしい想いをしてるのは、ビビの方が何倍も何百倍も上でしたね。



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無事にトイレに辿り着いても、なぜか何度も確認をします。

トイレに入ったり、出たりを繰り返して。



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それでもちゃんとトイレで用を足してくれるので、もの凄く助かっています。

その様子、固唾をのんで見守っていますけどね。



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ビビと、ネモちゃんの世話に明け暮れているので、ミーちゃんはさらにヤキモチで甘えるようになりました。

ストレスの無いように、私の手が空けばすぐにミーちゃんに声を掛けてスキンシップをしています。

特別なのはみんな同じだけど、長男のミーちゃんは私たちと14年も一緒に暮らしています。

互いにかけがえのない存在ですし、両想いでいたいですね(笑



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ビビの写真を撮っていたら、必ずミーちゃんが割り込んでくる(笑

可愛いですよ、ホント(笑



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ビビに、もう1度ミーちゃんを見せてあげたかったなぁ。

側に近寄ることもしなくなったからなぁ、ミーちゃんも本心は寂しいと思っているのではないかしら。




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ビビは強いコなので、頑張ってくれています。

左目は全く空きませんが、右目は瞬膜が下から半分上まで覆うようになりました。

明日は、やっと病気の治療のお話ができるよ。

そんなことはないのだろうけれど、かなり遠回りをした気がしてるから、お母さんはもの凄くつらいよ。

そして、明日が本当は怖いの。

このまま、安らいだ時間が流れていって欲しいと思うこともある。

でもね、扁平上皮癌はそんな優しい時間なんてくれないようだから、行くしかないと分かっています。

怖いのを承知で、すぐにでも外科手術で切除してもらいたい。





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最近、左側の目の付近は窪んだようになって、顔の形が変形し始めている気がします。

悔しいけれど、悲しいけれど、恐ろしい癌だと分かっています。





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実はブログを書いている今日は、既にビビが日本小動物がんセンターに入院しているんです。

担当医は、腫瘍科の獣医で中野さんという若い女性です。

ビビの診察や治療の説明は、癌治療のパイオニアと伺っていたセンター長の小林獣医から、直接お話を聞くことができました。

明確な説明だったので、小林獣医には治療の先まで見えているのだと思いました。

一番の問題点は、体重だと言われました。

今の体重ではなくて、これから先の体重です。

入院や治療の中で、ストレスなどによって食事を取らなくなることを避けなければならないと言いました。

肝リピのことだと、すぐに頭をよぎりました。

そうなると、ジン君の入院していた姿が蘇りました。

いけない、涙が流れ落ちる・・・

「肝リピのことですか。」

そう言うと、小林獣医は「肝リピをご存じなら話は早い。」そう言って、栄養がとれなくなって癌以外の病気で命を落とすのは本末転倒になってしまう。

そんなお話をしていたと思います。

「胃ろう」です。

今日は、このまま入院して血液検査の結果が大丈夫であれば、そのまま麻酔をして、CT検査と確定診断のための病理組織検査、その後に胃ろうチューブ増設術となります。

ビビをこのまま預けるのが怖くて、少し迷いもしましたが、根治のためにお願いすることにしました。

所沢から帰宅すると、肩が痛くてしょうがありません。

ここ数か月、ずっと緊張していたから肩がパンパンです。

旦那さんは車の運転もあったので、相当疲れたと思います。





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 ↑ 凄いことになっていますが、これは「壁」なんです。

ビビが階段を上って、降りられなくなっては大変だと言うことで臨時で設置しました。

ミーちゃんは、器用にジャンプして乗り越えています。 お爺ちゃんなのにスゴイ!

私たちも、階段の上り下りの度にこの壁を乗り越えなくてはいけなくて、仕事の日にタイトスカートだと苦労します。

しばらく、この壁も外すようですね。

寂しい・・・。

違う、寂しいよりも、怖い気持ちが先にくるからまた吐き気が止まらない。

今日の夕方、ビビの胃ろうチューブ増設術が無事に終わって、麻酔から覚めたと連絡が来ました。

予定ではビビを預けた日に処置をすることになっていたのですが、血液検査でカルシウムの値が高くて、その日は点滴とステロイドで落ち着かせて、翌日に麻酔からの検査等になりました。

高カルシウム血症は、進行性の扁平上皮癌に出る症状で、命を落とすことがあるそうです。

合併症、イヤな情報ばかりだ。










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扁平上皮癌

眼科医の診察でも、ビビの目の異常は原因が分からず、細胞診をするか、しないかの判断になりました。

外部機関に出すことになるので、また1週間の時間が取られます。

もどかしさはありましたが、細胞診をお願いしました。

11月18日(日)の18時ごろに、ペットクリニックトモニーから電話が入りました。

先日の細胞診の結果が届いているということ。

その説明が獣医からあるので、いつ頃来ることができますか?という内容でした。

翌日は仕事だったので、明後日に行けますと伝えると、分かりましたと返事がありました。

でも、結果は気になります。

念のため、結果だけでも教えてくれないかと聞いてみました。

獣医と電話が変わって、「扁平上皮癌」という診断結果が出ていると言われました。

癌、癌、癌・・・

頭の中は、「癌」の言葉で埋め尽くされました。

そして、獣医の説明は続いていましたが、そこから耳に入らなくなりました。




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夕方過ぎの電話です、動物病院が閉まるまで、あと1時間くらいしかありません。

「診断結果を今からとりに伺います。」、電話口でそう言ってました。

獣医から、「予約の方がいるのでお待ちいただくことになりますが、よろしいですか?」と言われましたが、そんな言葉は頭に入らない。

待ちます、取りに行きます、すぐに行けますから。

その言葉しか出ませんでした。

涙よりも、「どうして?!」を叫んでしまう。



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だって、そうでしょう。

嘘、なぜ、どうして。 癌をずっと放っていたということなの・・・!

ビビの目の悪化は進行していたけれど、目が見えなくなってからも流動食を食べてくれています。

トイレも、自分で探して歩いてたどり着いている。

それまで平穏だった我が家、ゆったりと流れていた時間が崩れていく感じがしました。

私は、電話中から取り乱していて、抑えようとしても、苦しみというか悲しさの声が出てしまう(泣

電話を切った後、冷静さを取り戻せたのはビビの寝姿を見たときでした。

ビビに、悪い知らせを気付かれてはいけない! そう思ったから。

無理に高い声を出して元気に振舞っていたけれど、冷静になんかなれない。

自分の声が震えているのが分かりました。

癌じゃないって、言ったのに・・・




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こんなに可愛い寝姿で、ついこの間まで元気だったのに・・・。

今だって、視力を失った以外は全然変わっていない。

だけどね、膿でいっぱいの潰れた左目から、絶えず分泌液が流れ落ちる。

少し前から、湿ったクシャミを連続ですることが増えている。

健康な猫は、クシャミをすることがほとんどないと言います。

扁平上皮癌は、進行が速く厄介なガンだと獣医が行っていた。

転移することは少ないけれど、皮膚伝えに広がっていくのだそうです。

上瞼から始まってた癌は、下瞼まで広がっています。

悲しいですが、きっと鼻まで広がっているのだと思いました(涙




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真っ暗な外、車に乗り込んでエンジンを掛ける。

旦那さんは通夜でいなかった。

そうしたら、母に電話をしていました。

母の声が聞こえたら、泣き叫んでいた。

思いっきり泣き叫んで、ビビの病名が癌だったことを話していた。

そして、どうしてこんなことばかりが続くのかと、苦しい胸の内を吐くように大声で泣いて叫んでいた。

母が、その状態で運転はしてはいけないと言った。

父が向かっていることを聞いたけれど、そんなの待てないよ。

でも、母はすぐに行くから待っていなさいと言った。

実家には、文化祭を終えた姪が泊まっていたのです。

翌朝、姪から私の携帯に大丈夫?って留守電があって、優しい姪なんです。



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父と話したら、少し冷静になれた気がしました。

でも、それは平静さを装っているだけで、心の中の動揺は隠し切れなかった。

そんな余裕なんて、無かったから。



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ペットクリニックトモニーに着いたのは、19時を過ぎていたと思います。

やはり受付の人とは温度差があって、電話をけてくれた人だからこちらの事情は知っているのに、少々お待ちくださいと言って、レジのお金を数えている。

命の現場に、こんな人がいていいの?と行くたびに思う。

予約の人がいたので、私はその間に掛かり付けの動物病院心恵堂へ電話をしていた。

病名が分かったこと、癌であったことを伝えるために。

折り返し、すぐに院長先生から電話が掛かってきて、初めて聞いた癌の病名を正確には言えなかったけれどどうにか伝えてみました。

院長先生が幾つかの癌の名前を言ってくれたので、扁平上皮癌と伝えられた。





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順番が来るまで、心恵堂の先生と話していました。

扁平上皮癌は、抗がん剤が効きにくいと説明してくれました。

そして、放射線治療も効果が低いと言いました。

転移をするものではなく、広がっていくことなど説明を受けた気がします。

私は、心恵堂で癌の治療をすることは可能ですか、と聞いていました。

院長先生が腫瘍認定医であることや、CTなどの医療機器を備えていることも頭にあったので、すぐに手術をしてほしいと思ったんです。

だって、やっと癌という病気であることが分かったのですから、ここから初めて治療に入れるのだから。

でも、院長先生は、確定診断ではないので皮膚を切除して細胞診をして確定診断としなければと言いました。

そして、瞼を切除してしまうと目が乾いてしまうようなことも言っていたので、落胆してしまったんです。

もうそんな程度の話ではないのです。

瞼だけで癌は留まっていない、下瞼にも広がっているのに。

確定診断で、また1週間の時間を無駄に過ごさせる気なのですか?泣きたくなった。




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電話を終えて、今聞いたビビの癌の話を父にしていると、ペットクリニックトモニーの順番が来ました。

心恵堂で細胞診は、院長先生が見ただけでした。

外部機関に出したのは、細菌検査のみです。

こちらは、外部機関のアイデックスラボラトリーズ(株)へ検査を出しています。

細胞診専門医が診断しています。

所見には、細菌等の病原体微生物は検出されなかったことが書かれていました。

心恵堂と同じように、好中球や炎症性細胞が見られたこと、違ったのは扁平上皮が加わっていました。

扁平上皮が、核細胞質解離や大型核などの形態異常で観察されていました。

診断医のコメントで、針生研で腫瘍深部より扁平上皮が採取されること自体異常であり、扁平上皮癌の存在を強く支持するもの、とありました。

FAXで、17:15に病院へ送信されていました。

検査の結果を少しでも早く知りたくて、電話をしたときに検査機関は土・日曜日はやっていないと聞いていました。

診断医に感謝です。

きっと、緊急性を感じてすぐに送ってくださったのではないでしょうか。





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「 診断 : 化膿性炎症を伴う扁平上皮癌 」

とありました。



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所見には、局所侵襲性の強い悪性腫瘍であり、転移巣の有無などを検討し、今後の治療方針を決定する必要があると書かれていました。

局所侵襲性・・・

トモニーの獣医が電話で何度も説明していた。

そして、扁平上皮癌の厄介なところは、再発しやすいこと。

そのため、大きく外科手術で取らないといけなくて、最初の手術が肝心だと言われました。

心恵堂の院長先生から癌の特徴について説明を受けていたので、ペットクリニックトモニーの獣医と落ち着いて話を聞くことができた気がします。

その話を聞きながら、父が私にペンとメモ紙を渡してくれました。

私は急いでいたから、書き取るものを一切持ってきていませんでした。

側で一緒に居てくれるだけで、有り難かった。

強い自分でいられたから。



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帰宅してからの自分のことを、あまり思い出せません。

数日前のことなのに。



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ただ、旦那さんがお悔やみで鳥取県へ帰省していたので、私ひとりでこのコたちの世話をしていたから、今日まであっという間でした。

その日から、インターネットで扁平上皮癌のことを調べたり、治療や手術のできる動物病院を探したり、でもすぐにネモコとビビの食事の時間になっちゃうから、なかなか進まなくてね。

だって、ミーちゃんが最強に甘えてくるのだもの。

分かっているのかもしれない。

感じているのかもしれない。

私が混乱しているのを、見えないふりなんてできないんだよね。



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どこのブログを見ても、悲しいことに、扁平上皮癌でよい話はありませんでした。

速い、別れが速いんです。



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調べてみると、扁平上皮癌は、白い猫に多いことの他に、毛の薄い耳や瞼、鼻筋にできやすいとありました。

そして、唇や歯肉、舌も多いそうです。

初期の症状としては、ビビもそうでしたが、爪でつついたような小さな擦り傷で現れました。

それがなかなか治らなくて、痛がることや気にすることも無いのですが、どんどん炎症が大きくなりました。

いつもだったら1週間くらいで治るものが、治らない。

高齢になったから、治りが遅いのかと、そんな軽い考えでした。

でもね、ある日おかしいなって、思ったんです。

ソファーから降りたときに滑ったり、階段の最後の一段を降りるときに踏み外しそうになったり、見えていないんじゃないかと焦りました。

ブルーの瞳はきれいに見えているけれど、視力が落ちている。

すぐに掛かりつけの動物病院に行きました。

でも、原因が分からずに、そこでの細胞診で癌であることが最初に否定されていたから、その後の私の頭には全く疑うことをしなかった。

そこからの悪化の進行は余りに速くて、様々な薬を試したけれど今思うと全ては無駄だったから、時間だけが無情に過ぎていきました。


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自覚症状が無いのも、扁平上皮癌の特徴です。

初期の皮膚が荒れた症状から進行すると、脱毛や炎症、ただれが見られます。

暑いかさぶたや潰瘍が起こり、さらに進行すると潰瘍が大きくなって出血したり膿が出たりしました。

ビビの場合は、分泌液が流れ出て、下瞼も赤味が出始めてどんどん広がっていくのが分かりました。

癌と知らなかったから何もしてあげられくて。

ネットでは、侵された部分の機能障害が現れると書いてありました。

私は、細胞診診断の結果を聞くまで、癌であるとは考えてもしなかったので、事実を知ったときは愕然としました。

今までの時間を戻せないかと、悔やむばかりでした。

そうなんです、早期発見と早期治療!

扁平上皮癌は強い悪性腫瘍ですが、早いタイミングで外科手術を行い切除することができれば治療の道が開けるようです。

ただ、私の調べた限りで生還できた人のブログを読むことはできませんでした。

扁平上皮癌の猫ちゃんを書いたブログを探せば探すほど、悲しみは大きくなっていきました。

現実の世界が、苦しくて、厳しくて。

世の中には、若くしてもっと大変な病気と闘っている人もいることは知っています。

耐えられないほどの痛みと闘っている人もいるでしょう。

だけど、このコを失うと思うと涙が止まらない。







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ビビが扁平上皮癌と知った翌朝から、私の方は吐き気が止まらなくなりました。

情けないですね、自分の弱さにつくづく。

先日、母に久しぶりに会ったのですが、痩せてしまった私に気が付かなかったと言われました。

一気に老けたと思います。

ここ1週間は、頭が動かなくて、仕事ができるのか心配なほどでした。

しかも、トンネルで車の運転をしていたときに、気持ちが悪くなって真っ直ぐにハンドルを維持することが難しいことがありました。

吐き気が収まらないのも、今の精神状態から来ているのでしょうか。

体の病気ではないけれど、このままでは自分がダメになると思いました。

でもね、気が付くと考えちゃうから、どうしても涙が止まらない。

ビビは、十分に長生きをしたと自分に言い聞かせても、すぐに違うことを考えてしまう。

もっと、一緒に居たいと思ってしまう。

心恵堂の院長先生が気にしていた確定診断は取れていませんが、トモニーの獣医が仰っていたように、診断医が扁平上皮癌であると強く支持していることが確定に等しいのではないか。

その言葉を聞いて、私の中で次に打つ手段が見えました。

以前、ネモコが通院している水戸動物病院で、「日本小動物がんセンター」への紹介状の話が出たことがありました。

癌という確定診断が取れないことで、心恵堂や水戸動物病院で紹介状を書いてもらうことができなかった話です。

この診断書の結果をもって、鳥取にいる旦那さんに水戸動物病院へ電話をしてもらうことにしました。

あの時の私には、電話をする余力が無かったのです。

水戸動物病院は閉まっていた時間なので、旦那さんに今日の出来事と状況を話して、翌日に電話をしてもらいました。

旦那さんの話では、動物病院へ紹介状のお願いをしたときに電話の向こうで、今更・・・のような話が漏れ聞こえたそうです。

獣医にしたらそうかもしれないけれど、私たちは止まっていなかった、ずっと病名を突き止めるために動いていたんです!そう言いたかった。




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旦那さんは、それでも頭を下げてお願いするしかない、そう言いました。

そうだ、そうだね、と心の中で思いました。

一刻も早く「日本小動物がんセンター」へ電話をしてほしかったので、私は仕事を終えたその足で水戸動物病院へ診断結果を持って行こうと思いました。

旦那さんから、動物病院の事情を聞いていたので、本当は足を運ぶのが嫌でした。

でも、そんなことは言ってられません。

しかも、焦っていたので、精神が高揚していた気がします。

だけど、ちょっと待てよ。

確認しておく必要がある、ビビを連れて行かないとダメかな?

紹介状を書いてもらうのに、診断結果を持って行くだけではダメなのかな。

確認の電話をしたら、やはり連れてきてくださいとのこと。

こんなに弱ってきているのに、連れて行かないとダメなんですか!!!

怒りで泣きながら看護師さんに訴えたら、獣医に確認しますと言ってくれた。

でも、答えは同じで、しかもがんセンターはこの時間だと閉まっているから明日の朝に来てくださいと言われ・・・

しかし、それでよかったのかもしれません。

大事なことだもの、落ち着いて向かい合うことができたのだから。

翌朝、水戸動物病院へ行くと、紹介状をすぐに書いてくれたのでしょうね。

水戸動物病院の先生に、心から感謝いたします。

数時間後の11月20日、12時59分に「日本小動物がんセンター」から電話が入りました。

診察の予約の件でした。

最短で予約の取れる日が、12月6日(木)10時45分ですがご都合はいかがでしょか、と言われました。

12月・・・

遅いと思いましたが、最短だと聞いたのでその日にお願いしました。



「扁平上皮癌が、舌の付け根にある扁桃にできた場合は転移性が高く、仮に手術しても1年以上生きられるケースが10%に満たないため、外科的な切除以外の方法が優先されます。」


これは、確かどこかの動物病院で書かれていた一文です。

ビビは、扁桃ではなく瞼に腫瘍ができたのですが、どうしても頭の中から離れません。






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