ビビは、昨夜遅くに虹の橋を渡りました。
私たち夫婦が見守る中、静かに旅立っていきました。
今日の日を覚悟はしていたのに、涙が止まりません。
寂しい・・・
家の中が静かです。
静か過ぎて、寂しいのです。
毎日あんなにビビを褒めていたから、ビビの名前をずっと呼んでいたから、出来ない今が寂しい。
何もする気が起きなくて、昨日まであんなに忙しかったのが嘘のよう。 ← ビビは本当に頑張ってくれました、ありがとう!、ポチっとお願いします。
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今日で1月が終わりますね。 (この記事は、1月下旬に書き始めて、2月に書き終えました。)
本当に、驚くほど一日はあっという間。
今日は、昼休みに食事の世話で帰ってきたら、リビングにウンチが広範囲に散乱してました!!!
誰かが踏んでしまっては大変と、急いで片付けようとしたらオシッコも散乱していて、すでに私が踏んでいた(泣
ビビは放心状態で、座り込んでいました。
歩き疲れたのだと思います。
必死にトイレを探したのでしょうね、重たいスツールが移動していました。
昼休みなので時間がありません、驚いている暇がない(笑
大と小を片づけた後、急いで除菌用のウエットティッシュで床を拭いて、それから水拭きに、から空拭きと一気に拭きあげました。
不思議ですね、いつもは腰痛が辛いのに、この時ばかりは痛みが感じませんでした。
拭いている間は、ずっとビビに話しかけていましたよ(笑
トイレを探したビビは、偉いコですもの~
それから、ビビとネモちゃんの食事の用意です。
ホント、忙しかったし、そのまま遅刻でした。
昼休みは大概遅刻をしているので、いつ仕事がクビになってもおかしくない状況です。
いっそクビと言われれば、ビビとネモコの世話に専念できるのでしょうけれど、医療費が払えなくなるからなぁ。
遅刻の分は、仕事で取り返すしかありません。
あぁー、それにしてもこんなのことはヘッチャラなんです♪
人間の介護だって、トイレの失敗はつきものでしょう。
病気で苦しむ姿を見ることに比べたら、大変でしたが心も体も軽かったんですよ~
ビビのトイレの失敗は、今月に入ってから3回目です。
フラフラしながらも、歩き回ってトイレを探すビビは、私からすれば成功であっても、失敗だったとしても、ビビは偉いコなんです。
それに比べて私の方は、しっかりできていません。
毎日の看護と食事の用意で寝不足が続いてしまって、私の頭は停止したんじゃないかと思うくらい鈍くなってます。
言いたい言葉が出てこなかったり、ろれつが回らなかったり、特に物忘れが多くなっていきました。
年齢だけの問題じゃない気がします。
頭と動作はぼんやりしながらも、少しの時間を見付けて自分の食事を取ります。
そういうときに、写真を見てしまうんです。
ほんの数か月前の写真を見返すと、ビビはいつもと変わらぬ元気な姿でいてくれている。
手を伸ばせば時間が戻せるんじゃないかと、写真を見るたびにそんな錯覚をしてしまいそうになります。
ですが、現実は厳しいですね。
この数か月で、病魔は恐ろしいスピードでビビの体を侵してきました。
朝起きてビビの変化を見るのが、本当に辛くて、悲しい。
毎日が、時間が経つのを忘れるくらいに看護や見守りで終わっていくけれど。
忙しい毎日の中で、こんなにすぐ側にいるのに何もしてあげられないと、そういうことにふと気づいたときに涙が自然と流れ落ちます。
長生きをした証になるのでしょうが、それを理解できても受け止める余力が私にはありません。
不自由なことがあれば、手を貸してあげたい。
痛みがあるのなら、取り去ってあげたい。
美味しいご飯を、食べてもらいたい。
家の中で出来るケアに、終わりはありません。
のろまで不器用な私は、何事にも時間が掛かるし、手が抜けない性分です。
大切なビビのこと、手を抜けるわけがありません。
なのに、緩和ケアに戸惑うときがあります。
嫌がる姿を見ると、手が出せなくなってしまうことがたくさんあるんです。
ビビにとって、どれを優先させることが最善なのか、緩和ケアは誰のためにあるのか、途方に暮れたりします。
分かっていても、どうすることもできずに落ち込んで、誰にも相談できないことが大きな要因なのかもしれません。
そんなときに頼った動物病院がありました。
※ここから先の写真は、1月初旬から中旬までに撮影したものです。↓
東京都墨田区にある、小さな動物病院。↑
緩和ケアに力を入れている、「空の木犬猫病院」です。
今月は、2回ほど通院しました。
スカイツリーを、こんなに近くで見られます。
先月まで、藤沢まで通院をしていたから毎週見ているのに、それでも見るたびに感動しちゃう(笑
県外にある動物病院までのドライブはたくさん経験しましたからね、ビビは慣れたものです。
色いろと必要なものが多いのですが、一番重要なのはトイレでした。
長距離のお出掛けには、ビビの安心材料の一つで欠かせません。
トイレの重要性は、獣医に言ったら笑われてしまうでしょうけど、飼い主さんなら痛いほど分かってもらえると思う。
両目を失明してしまったビビは、これが無いと、トイレを探すために車の中でも歩き回るので、かなりのストレスを与えていました。
大も、小も、し終わった後はスッキリで、大人しくしてくれるんですよ。
さぁ、空の木犬猫病院に到着です♪ ドキドキ
空の木犬猫病院では、丁寧な聞き取りの時間を経てから、診察になります。
今私たちができないこと、手が出せないこと、悩んでいることを解決まで一緒に考えてくれます。
12月は予約が入りませんでしたが、お正月が開けてすぐに診ていただけました。
そして、バリカンの登場!!!
ど、ど、どうしよう・・・と、見守る私たち夫婦(汗
というのも、年末年始と通院も無く、ビビの看護を二人で出来たこともあって、少しだけゆったりした時間が持てていました。
なので、いきなりのバリカンだったので、私はアタフタとしてしまいました。
自分たちで看護ケアをしていくと、食事や排せつ、そして膿の処理など、衛生を保てないことは最大の悩みでした。
汚れた部分と汚れそうな部分の毛を一気に剃っていただいたので、今のビビはニオイや不快感が解消されて快適になったと思います。
少し前に血液検査の結果で糖の値が高かったので、その不安も聞いてみました。
地元の動物病院では、治る病気ではないので継続的な血液検査も必要なのかと言われました。
それも、理解できています。
日本小動物がんセンターでは、担当医の口調が速かったりして、確認のための質問ができなかったりしました。
しかも担当の看護師さんは、声のトーンが一定で私見なのですが責められている印象があるので電話もしづらかったなぁ。
他の看護師さんは親身に話を聞いてくれて、入院中のビビの様子を話してくれたりしながらアドバイスをくれたのですが、担当の看護師さんが出勤していると電話を繋がれるのので嫌だった(汗
だって、簡単なことでも私が知らないこともあるし、もう一度確認したいことだってたくさんあるのだもの。
空の木犬猫病院は、そういった印象は感じられません。
だから、聞けることは何でも聞いてみた!
ビビの腕の部分に包帯が巻かれていますね。↑
ご存知、粘着性のある包帯で巻き直しも簡単です。
腕の毛はヨダレでカピカピ状態だったので、実は全部剃られてしまっています。
これなら、ヨダレや膿で汚れたらすぐに交換できるとのことでした。
その後も、分からないことや戸惑ったときに電話で対応をしてくれます。
年末に処方された薬で、最近投薬を開始している脳圧を下げる薬があるのですが、私にはその薬に怖い印象があったんです。
脳圧を下げる?って・・・
しかも、水分を余計に摂取しないといけない。
空の木犬猫病院では、処方をしたわけではないのに緑内障にも使われる薬ですよ・・・と、安心できる説明をしていただいて投薬することができました。
心の重石が一つずつ無くなるようでした。
涙が出ちゃうくらい、助けられています。
心から感謝しています。
この頃は、家の様子にも慣れて自分の体のことも受け入れていたのかな。
容体も安定していて、昼寝もたくさんしてました。
そうそう、残念ながらカラフル包帯は、毛を剃ってしまったビビの腕だと下方向にズルズルと落ちてしまって不採用になりました。
ですが、看護ケアの指導を受けてからは、私たちの気持ちの面に変化が起きて、平穏な毎日が過ごせるようになりました。
膝の上に乗せると、フラフラになりながら前足で私の膝を確かめるように座り直そうとします。
(実際は座れずに、もたれかかるようになりますが。)
ビビは、私の膝を覚えてくれていたんですね(涙
ビビの頭を撫でる私の手、手のひらに収まってしまうほどビビの顔はこんなに小さくなってしまいました。
私たちが、どうしてもビビのことを優先してしまうので、わざわざ私たちの傍を通りながらアピールに来る長男のミーちゃん。↑
たくさん我慢をしてもらっています。
本当にごめんね、ミーコ。
このとき、ミーコはビビのことを、どういう気持ちで見ていたのでしょね。
熱い視線に気が付いたようで、ビビが振り返っていました。
この頃は、毎日の病状に変化はあるものの、のどかに過ごせていた気がします。 ← 2月2日から立てなくなりました、首も座りません・・・、ポチっとお願いします。
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