扁平上皮癌

眼科医の診察でも、ビビの目の異常は原因が分からず、細胞診をするか、しないかの判断になりました。

外部機関に出すことになるので、また1週間の時間が取られます。

もどかしさはありましたが、細胞診をお願いしました。

11月18日(日)の18時ごろに、ペットクリニックトモニーから電話が入りました。

先日の細胞診の結果が届いているということ。

その説明が獣医からあるので、いつ頃来ることができますか?という内容でした。

翌日は仕事だったので、明後日に行けますと伝えると、分かりましたと返事がありました。

でも、結果は気になります。

念のため、結果だけでも教えてくれないかと聞いてみました。

獣医と電話が変わって、「扁平上皮癌」という診断結果が出ていると言われました。

癌、癌、癌・・・

頭の中は、「癌」の言葉で埋め尽くされました。

そして、獣医の説明は続いていましたが、そこから耳に入らなくなりました。




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夕方過ぎの電話です、動物病院が閉まるまで、あと1時間くらいしかありません。

「診断結果を今からとりに伺います。」、電話口でそう言ってました。

獣医から、「予約の方がいるのでお待ちいただくことになりますが、よろしいですか?」と言われましたが、そんな言葉は頭に入らない。

待ちます、取りに行きます、すぐに行けますから。

その言葉しか出ませんでした。

涙よりも、「どうして?!」を叫んでしまう。



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だって、そうでしょう。

嘘、なぜ、どうして。 癌をずっと放っていたということなの・・・!

ビビの目の悪化は進行していたけれど、目が見えなくなってからも流動食を食べてくれています。

トイレも、自分で探して歩いてたどり着いている。

それまで平穏だった我が家、ゆったりと流れていた時間が崩れていく感じがしました。

私は、電話中から取り乱していて、抑えようとしても、苦しみというか悲しさの声が出てしまう(泣

電話を切った後、冷静さを取り戻せたのはビビの寝姿を見たときでした。

ビビに、悪い知らせを気付かれてはいけない! そう思ったから。

無理に高い声を出して元気に振舞っていたけれど、冷静になんかなれない。

自分の声が震えているのが分かりました。

癌じゃないって、言ったのに・・・




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こんなに可愛い寝姿で、ついこの間まで元気だったのに・・・。

今だって、視力を失った以外は全然変わっていない。

だけどね、膿でいっぱいの潰れた左目から、絶えず分泌液が流れ落ちる。

少し前から、湿ったクシャミを連続ですることが増えている。

健康な猫は、クシャミをすることがほとんどないと言います。

扁平上皮癌は、進行が速く厄介なガンだと獣医が行っていた。

転移することは少ないけれど、皮膚伝えに広がっていくのだそうです。

上瞼から始まってた癌は、下瞼まで広がっています。

悲しいですが、きっと鼻まで広がっているのだと思いました(涙




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真っ暗な外、車に乗り込んでエンジンを掛ける。

旦那さんは通夜でいなかった。

そうしたら、母に電話をしていました。

母の声が聞こえたら、泣き叫んでいた。

思いっきり泣き叫んで、ビビの病名が癌だったことを話していた。

そして、どうしてこんなことばかりが続くのかと、苦しい胸の内を吐くように大声で泣いて叫んでいた。

母が、その状態で運転はしてはいけないと言った。

父が向かっていることを聞いたけれど、そんなの待てないよ。

でも、母はすぐに行くから待っていなさいと言った。

実家には、文化祭を終えた姪が泊まっていたのです。

翌朝、姪から私の携帯に大丈夫?って留守電があって、優しい姪なんです。



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父と話したら、少し冷静になれた気がしました。

でも、それは平静さを装っているだけで、心の中の動揺は隠し切れなかった。

そんな余裕なんて、無かったから。



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ペットクリニックトモニーに着いたのは、19時を過ぎていたと思います。

やはり受付の人とは温度差があって、電話をけてくれた人だからこちらの事情は知っているのに、少々お待ちくださいと言って、レジのお金を数えている。

命の現場に、こんな人がいていいの?と行くたびに思う。

予約の人がいたので、私はその間に掛かり付けの動物病院心恵堂へ電話をしていた。

病名が分かったこと、癌であったことを伝えるために。

折り返し、すぐに院長先生から電話が掛かってきて、初めて聞いた癌の病名を正確には言えなかったけれどどうにか伝えてみました。

院長先生が幾つかの癌の名前を言ってくれたので、扁平上皮癌と伝えられた。





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順番が来るまで、心恵堂の先生と話していました。

扁平上皮癌は、抗がん剤が効きにくいと説明してくれました。

そして、放射線治療も効果が低いと言いました。

転移をするものではなく、広がっていくことなど説明を受けた気がします。

私は、心恵堂で癌の治療をすることは可能ですか、と聞いていました。

院長先生が腫瘍認定医であることや、CTなどの医療機器を備えていることも頭にあったので、すぐに手術をしてほしいと思ったんです。

だって、やっと癌という病気であることが分かったのですから、ここから初めて治療に入れるのだから。

でも、院長先生は、確定診断ではないので皮膚を切除して細胞診をして確定診断としなければと言いました。

そして、瞼を切除してしまうと目が乾いてしまうようなことも言っていたので、落胆してしまったんです。

もうそんな程度の話ではないのです。

瞼だけで癌は留まっていない、下瞼にも広がっているのに。

確定診断で、また1週間の時間を無駄に過ごさせる気なのですか?泣きたくなった。




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電話を終えて、今聞いたビビの癌の話を父にしていると、ペットクリニックトモニーの順番が来ました。

心恵堂で細胞診は、院長先生が見ただけでした。

外部機関に出したのは、細菌検査のみです。

こちらは、外部機関のアイデックスラボラトリーズ(株)へ検査を出しています。

細胞診専門医が診断しています。

所見には、細菌等の病原体微生物は検出されなかったことが書かれていました。

心恵堂と同じように、好中球や炎症性細胞が見られたこと、違ったのは扁平上皮が加わっていました。

扁平上皮が、核細胞質解離や大型核などの形態異常で観察されていました。

診断医のコメントで、針生研で腫瘍深部より扁平上皮が採取されること自体異常であり、扁平上皮癌の存在を強く支持するもの、とありました。

FAXで、17:15に病院へ送信されていました。

検査の結果を少しでも早く知りたくて、電話をしたときに検査機関は土・日曜日はやっていないと聞いていました。

診断医に感謝です。

きっと、緊急性を感じてすぐに送ってくださったのではないでしょうか。





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「 診断 : 化膿性炎症を伴う扁平上皮癌 」

とありました。



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所見には、局所侵襲性の強い悪性腫瘍であり、転移巣の有無などを検討し、今後の治療方針を決定する必要があると書かれていました。

局所侵襲性・・・

トモニーの獣医が電話で何度も説明していた。

そして、扁平上皮癌の厄介なところは、再発しやすいこと。

そのため、大きく外科手術で取らないといけなくて、最初の手術が肝心だと言われました。

心恵堂の院長先生から癌の特徴について説明を受けていたので、ペットクリニックトモニーの獣医と落ち着いて話を聞くことができた気がします。

その話を聞きながら、父が私にペンとメモ紙を渡してくれました。

私は急いでいたから、書き取るものを一切持ってきていませんでした。

側で一緒に居てくれるだけで、有り難かった。

強い自分でいられたから。



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帰宅してからの自分のことを、あまり思い出せません。

数日前のことなのに。



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ただ、旦那さんがお悔やみで鳥取県へ帰省していたので、私ひとりでこのコたちの世話をしていたから、今日まであっという間でした。

その日から、インターネットで扁平上皮癌のことを調べたり、治療や手術のできる動物病院を探したり、でもすぐにネモコとビビの食事の時間になっちゃうから、なかなか進まなくてね。

だって、ミーちゃんが最強に甘えてくるのだもの。

分かっているのかもしれない。

感じているのかもしれない。

私が混乱しているのを、見えないふりなんてできないんだよね。



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どこのブログを見ても、悲しいことに、扁平上皮癌でよい話はありませんでした。

速い、別れが速いんです。



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調べてみると、扁平上皮癌は、白い猫に多いことの他に、毛の薄い耳や瞼、鼻筋にできやすいとありました。

そして、唇や歯肉、舌も多いそうです。

初期の症状としては、ビビもそうでしたが、爪でつついたような小さな擦り傷で現れました。

それがなかなか治らなくて、痛がることや気にすることも無いのですが、どんどん炎症が大きくなりました。

いつもだったら1週間くらいで治るものが、治らない。

高齢になったから、治りが遅いのかと、そんな軽い考えでした。

でもね、ある日おかしいなって、思ったんです。

ソファーから降りたときに滑ったり、階段の最後の一段を降りるときに踏み外しそうになったり、見えていないんじゃないかと焦りました。

ブルーの瞳はきれいに見えているけれど、視力が落ちている。

すぐに掛かりつけの動物病院に行きました。

でも、原因が分からずに、そこでの細胞診で癌であることが最初に否定されていたから、その後の私の頭には全く疑うことをしなかった。

そこからの悪化の進行は余りに速くて、様々な薬を試したけれど今思うと全ては無駄だったから、時間だけが無情に過ぎていきました。


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自覚症状が無いのも、扁平上皮癌の特徴です。

初期の皮膚が荒れた症状から進行すると、脱毛や炎症、ただれが見られます。

暑いかさぶたや潰瘍が起こり、さらに進行すると潰瘍が大きくなって出血したり膿が出たりしました。

ビビの場合は、分泌液が流れ出て、下瞼も赤味が出始めてどんどん広がっていくのが分かりました。

癌と知らなかったから何もしてあげられくて。

ネットでは、侵された部分の機能障害が現れると書いてありました。

私は、細胞診診断の結果を聞くまで、癌であるとは考えてもしなかったので、事実を知ったときは愕然としました。

今までの時間を戻せないかと、悔やむばかりでした。

そうなんです、早期発見と早期治療!

扁平上皮癌は強い悪性腫瘍ですが、早いタイミングで外科手術を行い切除することができれば治療の道が開けるようです。

ただ、私の調べた限りで生還できた人のブログを読むことはできませんでした。

扁平上皮癌の猫ちゃんを書いたブログを探せば探すほど、悲しみは大きくなっていきました。

現実の世界が、苦しくて、厳しくて。

世の中には、若くしてもっと大変な病気と闘っている人もいることは知っています。

耐えられないほどの痛みと闘っている人もいるでしょう。

だけど、このコを失うと思うと涙が止まらない。







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ビビが扁平上皮癌と知った翌朝から、私の方は吐き気が止まらなくなりました。

情けないですね、自分の弱さにつくづく。

先日、母に久しぶりに会ったのですが、痩せてしまった私に気が付かなかったと言われました。

一気に老けたと思います。

ここ1週間は、頭が動かなくて、仕事ができるのか心配なほどでした。

しかも、トンネルで車の運転をしていたときに、気持ちが悪くなって真っ直ぐにハンドルを維持することが難しいことがありました。

吐き気が収まらないのも、今の精神状態から来ているのでしょうか。

体の病気ではないけれど、このままでは自分がダメになると思いました。

でもね、気が付くと考えちゃうから、どうしても涙が止まらない。

ビビは、十分に長生きをしたと自分に言い聞かせても、すぐに違うことを考えてしまう。

もっと、一緒に居たいと思ってしまう。

心恵堂の院長先生が気にしていた確定診断は取れていませんが、トモニーの獣医が仰っていたように、診断医が扁平上皮癌であると強く支持していることが確定に等しいのではないか。

その言葉を聞いて、私の中で次に打つ手段が見えました。

以前、ネモコが通院している水戸動物病院で、「日本小動物がんセンター」への紹介状の話が出たことがありました。

癌という確定診断が取れないことで、心恵堂や水戸動物病院で紹介状を書いてもらうことができなかった話です。

この診断書の結果をもって、鳥取にいる旦那さんに水戸動物病院へ電話をしてもらうことにしました。

あの時の私には、電話をする余力が無かったのです。

水戸動物病院は閉まっていた時間なので、旦那さんに今日の出来事と状況を話して、翌日に電話をしてもらいました。

旦那さんの話では、動物病院へ紹介状のお願いをしたときに電話の向こうで、今更・・・のような話が漏れ聞こえたそうです。

獣医にしたらそうかもしれないけれど、私たちは止まっていなかった、ずっと病名を突き止めるために動いていたんです!そう言いたかった。




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旦那さんは、それでも頭を下げてお願いするしかない、そう言いました。

そうだ、そうだね、と心の中で思いました。

一刻も早く「日本小動物がんセンター」へ電話をしてほしかったので、私は仕事を終えたその足で水戸動物病院へ診断結果を持って行こうと思いました。

旦那さんから、動物病院の事情を聞いていたので、本当は足を運ぶのが嫌でした。

でも、そんなことは言ってられません。

しかも、焦っていたので、精神が高揚していた気がします。

だけど、ちょっと待てよ。

確認しておく必要がある、ビビを連れて行かないとダメかな?

紹介状を書いてもらうのに、診断結果を持って行くだけではダメなのかな。

確認の電話をしたら、やはり連れてきてくださいとのこと。

こんなに弱ってきているのに、連れて行かないとダメなんですか!!!

怒りで泣きながら看護師さんに訴えたら、獣医に確認しますと言ってくれた。

でも、答えは同じで、しかもがんセンターはこの時間だと閉まっているから明日の朝に来てくださいと言われ・・・

しかし、それでよかったのかもしれません。

大事なことだもの、落ち着いて向かい合うことができたのだから。

翌朝、水戸動物病院へ行くと、紹介状をすぐに書いてくれたのでしょうね。

水戸動物病院の先生に、心から感謝いたします。

数時間後の11月20日、12時59分に「日本小動物がんセンター」から電話が入りました。

診察の予約の件でした。

最短で予約の取れる日が、12月6日(木)10時45分ですがご都合はいかがでしょか、と言われました。

12月・・・

遅いと思いましたが、最短だと聞いたのでその日にお願いしました。



「扁平上皮癌が、舌の付け根にある扁桃にできた場合は転移性が高く、仮に手術しても1年以上生きられるケースが10%に満たないため、外科的な切除以外の方法が優先されます。」


これは、確かどこかの動物病院で書かれていた一文です。

ビビは、扁桃ではなく瞼に腫瘍ができたのですが、どうしても頭の中から離れません。






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眼科専門医(獣医)

今週の月曜日(11月12日)、県内に眼科医がいる動物病院を受診しました。

東京からきている女性の獣医で、毎週月曜日に出勤されているそうです。

運良く、夕方の一番最後の時間に予約が入りました。

仕事の日でしたが、1時間だけ早退をして大急ぎでビビを連れて動物病院へ向かいました。

水戸市にある「ペットクリニックトモニー」です。


 ※ ここから先に、目の症状が大変悪い状態となった写真が出てきます。
    辛いと思われる方は、ご自身で判断して読み進めてください。




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ビビの両目が失明していることに、私たちが確認できたのは11月9日(金)でした。

家中の壁に当りながら、ゆっくりと歩き回っていました。

その前日までキャットタワーの筒の中に入ることができたのですが、この日からキャットタワーには登れなくなりました。

歩き続ける姿に、不憫で、キャットタワーの筒の中へ抱きかかえて入れると、その中で安心したのか深い眠りに入りました。

これまでと同様に、急速に悪化は続いています。

見ていると、もう涙が止まらなくて。

考えると、気持ちがどんどん落ち込んでしまう。

過去を振り返っても仕方ないですが、動物病院の治療に成果が全くありません。

かと言って、自分たちではどうしようもない。



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 (起きている時間は家中を歩き回って、壁にぶつかると方向転換してまた歩き回るビビ。)



11/6 ネモちゃんの掛かりつけの動物病院でも処方された抗生物質(バナン100mg、皮膚に効果がみられる)は、残念ながら効きませんでした。

ラクトフェリンを混ぜて与えていましたが、抗生物質だと下痢になります。

両目が見えなくなると、私たちの呼びかけも届かなくなりました。

目が見えないことで精いっぱいなのか、本当に耳が聞こえないのか、判断できないほど、大きな音にも反応しません。

そんな状況ですから、体を触られることに警戒をしています。

抱きかかえたりすると暴れることはありませんが、今までに聞いたこともない切ない声で泣くんです。

見えない状況で、家の中を学習しているのかもしれません。

安心できる場所が見つかるまで、見守ることにしました。

ソファーには、ビビのお気に入りのムートンが敷いてあるので、抱いてそこへ乗せても落ち着きません。

それどころか、ソファーの高さから下へ降りることができません。

両目の視力を失うと、自分の足元から下の世界は底無しの高さにしか感じられないでしょう。

降りたくても、降りられないでいる恐怖心を想像すると、2階の階段を降りることの危険性を考えました。

でも、なぜか階段を上がることは平気のようで、2階へ行きたがる。

目を離すと、いつの間にか上がってしまうんです。

だから、2階への立ち入りは禁止にして、段ボール等で壁を作りました。

なかなか適当なものが見つからなくて、段ボールを使ってみましたが、やはり見た目は変ですね(汗

ですが、あまり高さがあると私たちが越えられなくて、ミーコも越えられない。

段ボールの高さが、ちょうど良かったりします。

そうそう、空のダンボールで壁を作ったら、軽いから簡単に押しのけられてた(笑

どうやら、猫の上にのぼる好奇心は止められないようです。






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ネモちゃんの掛かりつけの獣医が、これだけの抗生物質と、ステロイド剤に何の反応も見られないと、癌を疑うしかないのでは、と言いました。

そして、左目と右目の見えない原因は、違うものと思われると診断していました。

左目に関しては、瞼付近に症状が見られる腫瘍が原因しているのではないかと。

右目の視力低下は、目が開いている状態で見えないようなので、脳や神経の異常ではないかと考えたのです。

症状を見て思うというだけで、確定診断はできない様子でした。

ただ、癌に関しては、放射線治療ができる医療センターが、一番近い場所で所沢にあると説明してくれました。

それは、獣医が癌であると感じている証です。

ですが、所沢にある「日本小動物医療センター」は、2次診療を行う動物病院となっています。

獣医の推薦状と、癌である根拠がないと受診することができません。

ここで問題が発生しました。

ネモちゃんの先生は、ビビの治療を1度だけしか診ていないので、適切な推薦状はビビの掛かりつけの動物病院で書いてもらうことが望ましいと言います。

確かに、そうなのですけどね。

掛かり付けの院長先生は、癌では無いと言うのに推薦状を書いてもらえるのかと・・・

日本小動物医療センターでは、がんセンターが併設されているので、腫瘍に関して最善の医療が受けられます。

もしもガンなら、今すぐに診察をしてもらいたい。




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その想いで、ビビの掛かりつけの動物病院へ電話をしました。

院長先生が対応をしてくれたのですが、癌と診断できないので推薦状は書けないそうです。

癌と診断した獣医に推薦状を書いてもらうしかないのでは、と言います。

確かに、そうなのですが。

院長先生は、腫瘍Ⅱ種の認定医でもあります。

全国で、腫瘍認定医Ⅱ種を取得されている獣医は377名です。 (2018年5月時点)

Ⅰ種認定医は、42名しかいません。

なので、院長先生からしたら、根拠がないのにがんセンターへ推薦状を書くことができないのは当然です。

診察が終わったその日の夜に、院長先生から電話がありました。

推薦状を書くことはできないけれど、今までの診察の経緯を書面にすることはできるので書きますと言ってくれました。

その書面で、今診てくれている獣医に推薦状を書いてもらえるならと言ってくれました。

今ビビを診てくれている獣医は、推薦状を書くことはできるけれど、治療の経緯が無いのでしょぼい推薦状しか作成できないと言っていたので書いてくれることは可能なんです。

また少し一歩前進した感じです。

大変だ・・・

なんて、言ってられないですけどね。




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そんな中でネットで色々と調べていたら、県内で眼科医がいるというので、まずは診てもらおうということになったんです。

目が見えるようにとは言いません、今の状態がこれ以上悪化しないように止めたいのです。

初めての症状が出てから、2ヶ月が経とうとしています。

動物病院を受診して1カ月半が過ぎます。

私たちなりに動き回っていることでも、病気のビビにしたら何も変わっていません。

考えると、それが怖くて、辛くて、歯痒くて。




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ペットクリニックトモニーは、遅い時間だったせいか受付の印象は良くありませんでした。

以前の評判は良かったので、ちょっと残念に思いました。

予約をしていた眼科医も、疲れているのか診察の説明もほぼ無い状態で声も小さくて聞こえにくい。

目が半開きなので、こちらの説明が伝わっているのかよく分からなかった。

唯一救いだったのが看護師さん。

明るくテキパキと仕事をこなしていました。

全体的に院内全体の雰囲気が暗く感じました。

病院が出来た数年間は、獣医の評判がもの凄く良かったんだけどなぁ。





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そこでの診療内容は、フルオル試験、スリット試験、シルマー試験。

これらは何の説明も無いし、検査の結果も言われませんでした。

そして、眼圧検査と眼底検査は、名前の通りなのでしょうね。

診療料金明細書を見ながら、ブログを書いています。

これらの検査で何も言われなかったということは、異常は無かったということなのでしょうか。

淡々と済まされた試験や検査の後に、別室にビビだけを連れて行かれて眼科超音波断層検査が行われました。

プリントされた画像を見せてもらい、左瞼にある硬くなったしこりの大きさが横幅、立幅共に1cmであることの説明がありました。

このときに、先日まで柔らかかったふくらみは、今は硬くなっているのだと知りました。

そして、何度も眼球はあるんですか?と聞いてきます。

逆に、無いのですか?と聞きたかった。

「あります!」と答えたけれど、何度も聞き返してくるので」「あると思います!」と言っていた。

というのも、左目が完全に塞がってしまった後、化膿しているのかどうか分からないけれど、グジュグジュした状態が続いて分泌液が流れ出ていました。

その様子は、目が溶けてしまったのではないかと思ったほど。

その日から、どうしたらよいかと不安が募るばかりだった。

泣くことも多かったけれど、焦る気持ちが止まらなかった。

眼科医の女性から、超音波断層検査の結果を見せられて、「眼球はありますね」と初めて説明らしい説明を受けた。








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そして、右目と左目の原因は恐らく違うだろうと、ネモちゃんの掛かりつけの獣医は説明してくれたけれど、眼科専門医はそれすら説明してくれない。

そのことを聞くと、「分かりません、すみません」と返事があった。

それってどういうこと?

左目に関して分からなくても、右目のことは分かるんじゃないの?

本当に眼科専門医なのかと、普通の獣医と同じじゃないの?

そう思った。

あとから請求書を見たときに、診察料は当然だろうけど、他に眼科特別診療代も請求されていて、それなのに説明が疎かになっていたことが腑に落ちなかった。






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原因や病名が分からないということで、細胞診をすることになりました。

ビビの掛かりつけの院長先生が既に行っていたものでしたが、針で刺す程度で取れるごく僅かな細胞なので、確定診断ではないから何度も行うことが必要なのだと、ネモちゃんの先生も言っていました。

なので、時間が勿体ないのでここでお願いすることにしました。

外部機関に出す細胞診に付ける診断書の作成費用がめちゃくちゃ高かったのには驚きました。

2カ月の通院と検査費用で、10万円は超えているんじゃないかな。

いつも火の車の我が家の家計、大丈夫なのでしょうか・・・





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11月11日(日)から、蓄熱暖房機を始動させています。

落ち着く場所が無くて家中を歩き回っていたビビですが、数日経った今は、ほとんどの時間を蓄熱の前で寝て過ごしています。

家の様子も把握して、少しずつ落ち着いてきた感じがします。

どうにか、安心して寝られる場所を確保できた感じでした。



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私たちが初めて猫を保護した時、まだ社宅住まいでした。

初めて保護した長男ミーちゃんは、ケガの治療が済んだら里親に出すつもりでした。

ですが、いざ里親募集を考え出すと、不安が募るばかりで手放すことができません。

その後、唯一の女の子であるマリちゃんを保護することになって、社宅にネコ2匹はさすがにマズいだろうと、家を建てました。

このブログの主人公だったマリちゃんは旅立ちましたが、新築した家に多頭飼育崩壊出身のビビがやって来ました。

猫1匹から、もう1匹増えるとき、世話が大変になるかと思っていました。

2匹から、もう1匹増えるときも、同じように考えました。

そして、また1匹増えて4匹になるときも、今度こそ本当に大変になるだろうと思っていました。

でもね、そんなことはありませんでした。

大変にだと思うことはなかったと思います。

代わりに笑顔がまた増えたみたいな感じでした。

ですが、介護や看護の世話が必要になると違いました。

ネモちゃんに、ビビが加わっただけなのに、それはもう非常に目まぐるしい毎日になります。

孤独ではないはずなのに、孤独感に苛まれて泣くことが多くなります。

その気持ちを克服すること、切り替えることは、簡単なことではありません。

友達から子猫を保護して動物病院へ連れて行ったよ~とメールが来ます。

そして、里親募集をしている旨のメールと写真が届きます。

他の友達からは、愛猫の癌の治療をしながら、今度は喘息になって今動物病院に来ているとメールが入ってきます。

つい昨日のことです。

そんなメールをもらうたびに、みんなが頑張っていることを知るから、泣いてなんていられなません。

私には気持ちが落ちる暇があるのかもしれません。

まだまだ頑張れる、億病心に打ち克てそうな気がしてきます。

本当に頑張っているのは、ビビでしたね。 ↓



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眼科専門医に、腫瘍を疑われて腫瘍認定医が分かるホームページを紹介されました。

県内に1人だけ、腫瘍認定医Ⅰ種を取得している獣医がいました。

神栖市にある「かみす動物病院」の院長先生です。

そこのホームページが無かったので、直接動物病院へ電話をしました。

受付の女性に診てもらいたい症状を伝えると、上司に代わりますと言って、男性が対応をしてくれました。

本気で親身になっていることが分かります。

動物病院で、飼い主さんの気持ちに寄り添うことって、なかなか難しいのだと痛感していた今日この頃でしたが、かみす動物病院の電話対応でスキル以上の意識の高さを感じました。

しかし、信じられないことに院長先生が自身の病気で入院してしまったそうです。

しかも、電話をした前日から入院。

こんなについていないことってあるのかと、天罰でもあたったような気がしてきました。

院長先生は、少なくとも2週間は不在になるそうです。




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電話のやり取りで確認できたことは、やはり時間を置いてはいけない。

分かっているけれど、診察をして原因が分からなければ、検査の結果や投薬の期間が繰り返されるたびに1週間が放置された状態に感じます。

物事が思うように進まないから、もどかしい。

長く続くからこそ、悪化している状態を普通と考えださないかが怖い。





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ご飯は、スプーンから舐めてとります。

それでは量に限界がある。

食べだしてくれないかなぁ。

そう願うのも、ダメかな。







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左目が塞がる

ビビの左目ですが、掛かりつけの動物病院で1カ月通院しましたが、悪化しています。

目薬や飲み薬、毎週違う薬が処方されました。

残念ながら、どの薬も良い効果は全く見られなくて、時間とともに状態は悪くなるばかり。

そして今は、完全に左目が塞がっています。

さらに1週間前から、今度は右目の調子が悪くなりました。

焦点が合わない。

目の周りは黒い目ヤニで覆われて、開きづらくなるほどでした。

それから、段々と食事の回数が減り、ひたすら寝続けています。

とても深く寝ているようで、近くで大きな音を立てたり、何かをしていても気づくことはありません。

夜になると起き出すのですが、目が見えなくて、オドオドした様子です。

お水も飲んでいないようなので、AD缶にお水を混ぜて食事を目の前に置いて与えています。

目の前においても反応が鈍いときもあって、お皿の音を立てて気づく感じです。






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2、3日前までは、夜に起きて自力でカリカリフードのところまで行って、少しだけ食べていました。

その後は、リビングでまた深く眠りに入ります。

昨日は、リビングにも来なくなりました。




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ずっと、キャットタワーにある狭い筒の中に隠れて過ごしています。

というか、寝続けています。

ミーちゃんが小さい頃に購入したキャットタワーなので、もう古いんですよ。

14年くらいは経っているんじゃないかな。

この筒の中にビビが入る姿は、初めて見るくらい珍しいことです。

2年前、ジン君が発病して目が見えなくなったときもここへ隠れたことがありました。

キャットタワーは上るけれど、筒の中は普段利用することが無いのに、ちゃんとその存在を知っているんですね。






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前回のブログで書きましたが、10月20日(土)に掛かり付けの動物病院で細菌検査をしました。

瞼に針を刺すので30分くらいの麻酔をしたのですが、瞼付近の毛が剃られていたのですね。

そのときビビは、怖くなかったかな、大人しくしていたのかな、ふと考えます。




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あの頃、こんな風にダイニングチェアの上で寝ていたんですよね。

そして、私がイスに座ると膝の上を確かめるように座って、気持ち良さそうに撫でられていました。

今は、私がイスに座る時間が持てなくなっていますが、ビビも筒の中から出てこなくなりました。

私の大好きなご飯の時間も、時間が無くてかきこむように食べています。

しかも、ご飯を作る気力がありません。

夏に、とうとう私が体調を崩してしダウンしてしまったんです。

病院に掛かるほどだったので、旦那さんに家事のほとんどを手伝ってもらいました。

でも、やはり仕事が忙しいようで旦那さんも辛そうにしています。

みんなボロボロで、大丈夫なのか、我が家は・・・!





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そうそう、こんな風に頭を出して自由に寝ていました(笑) ↑

今は、警戒しているのか筒の中で小さくなって寝ています。

キャットタワーの筒は、若い頃のミーちゃんが何度もジャンプして筒の上に乗ったり下りたり。

当時は社宅住まいでしたが、遊ばせるためにおもちゃを使ってジャンプや走り込みの運動をさせていました。

たぶん、下の階の人にバレていたと思います(笑

ミーちゃんは常に体重が重かったから、買って数年でタワーから筒が外れてしまったんですね。

応急処置のビニール紐で、なんとか固定してあります!

もうそんな遊びは、しなくなりましたけどね。

幸いミーちゃんは元気です。

だけど、ビビとネモちゃんがこんな感じだから、看護をしながら話し掛けたりすることが多くなります。

元気を出してもらおうと、名前を奮発して可愛く呼ぶんですね。

それをちゃんと聞いているんですよ、ミーちゃんは・・・!!!

あぁ、ヤキモチが凄いんです。

分かりますよ、その気持ち、でもね、私の体は一つだけなのじゃー

一生懸命に気を引こうとしているのが分かるんです。 可愛い♪

介護は大変だけど、ミーちゃんの姿につい笑顔がこぼれます。

だってね、ネモちゃんに食事を与えているすぐ側を、欽ちゃん走りで通り過ぎるんですから~

手足が交差して、顔だけがこっちを見て走るアレですよ(笑

ホント、吹き出すくらい可笑しいんですよ~



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そうそう、10月の中旬だったかな、ミーちゃんとビビは、健康診断で血液検査をしました。

ふたりとも高齢なので、「しっかりコース」を選んでいます。

内容は、血液検査16項目・血球計算・甲状腺ホルモン検査、・炎症の有無の検査・糖尿病検査

オプション追加をしたのが、発見が難しいと言われていた猫の心筋症を早期発見できる検査(cTnI)。

全て良好でした!!!




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ビビに関しては、血液検査で異常は見つかりませんでした。

ステロイド剤を飲んでいたので、少し血糖が上がっていたのと、炎症反応があったくらいです。

病気が見つからないのは嬉しいはずなのに、血液検査も引っかからないなんて、何が原因しているのか。

掛かり付けの病院で1カ月ほど様子を見ましたが、埒が明かないので、東京にある眼科専門の動物病院へ電話をしました。

どうしても、手術に踏み切れなかったんです。




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電話で受付けてくれた女性、その次に対応をしてくれた方(獣医だったのかしら?若い男性)、対応がとても丁寧で初めての動物病院でしたが任せられる気持ちになりました。

車での移動距離に不安がある話も、話を聞く姿勢がこちら側にたってくださるので誠意を感じられました。

電話だけなのに、これだけ安心できるのかと、行くべきだと納得ができました。

ですが、翌週にビビの体調がさらに悪くなって右目が黒い目ヤニで塞がってしまったんです。

不安と警戒心のビビを、車で長距離の移動はさせられません。

眼科専門の動物病院はキャンセルして、今度はネモちゃんの掛かりつけの病院へ連れて行きました。

若い獣医なのですが、技術力もあってとてもしっかりしているんです。

時間に委ねるような考えは、はじめからありません。

細菌検査の結果を見せると、外部に出す検査機関に違いがあると言われました。

ミーちゃんとビビが掛かり付けにしている動物病院は、県内で規模も大きく最新の医療機器が揃っています。

大きな動物病院なので安心していましたが、人間用の検査機関「江東微生物研究所」に検査を委託していたとは知りませんでした。

大概の動物病院はそうなのかもしれません、メリットは費用が安く済むこと。

ですが、希望する結果が得られないこともあるそうです。

確かに、こちらでネモちゃんの細菌検査をお願いした時よりかなり安かったかも(汗

ネモちゃんの掛かりつけの動物病院では、細菌検査や細胞検査を動物用の検査機関に依頼していると言ってました。

だから、検査数が少ないので高くつくのだそうです。

そういった説明を経て、こちらの動物病院で細胞検査と細菌検査をお願いすることになりました。

その前に、皮膚に効果がある抗生物質を1週間飲むことになりました。

こちらの獣医は、目ではなく皮膚に異常を感じたのです。

私も、瞼の腫れから始まった異常だったので、皮膚の抗生物質に合点がいきました。

以前の動物病院でも、同じように説明はしたんですけどね。

適切な診断を、いつもしてくれる獣医だと思っています。

しかし、この抗生物質(バナン100mg)は下痢が凄い・・・









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ビビの目

今日は、「ハロウィン」ですね・・・♪

調べてみると、ハロウィンはキリスト教の「諸聖人の日」(11月1日)の前夜に行われるイベントとありました。

それと同時に、秋の収穫を祝ったり、悪霊を追い出す行事としても知られています。

そのときの仮装は、悪霊除けのために行うものなのだそうです。

仮装も楽しそうですが、ホラー系が多いので、私はちょっと苦手かなぁ(笑

日本のハロウィンは、仮装に限らずお祭り感覚で楽しんでいますが、もともとは宗教的な意味合いが強い行事のようですね。





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先日作ったハロウィン用の「オルネ・プリザーブドフラワー」です。↑

先生に、褒められちゃいました~♪

こういう可愛い置物だったら、ハロウィンも好きになれそうな気がします(笑

久しぶりの作品でしたが、最近、老眼が急に進んだようで、細かい作業に手間取ります(汗

老眼の前兆は、数年前から気になりだしていて、でも日常に支障をそれほど感じていませんでした。

こんな風に、自分の老いを実感するとちょっと寂しい気持ちになりますね。

自分のカラダ、労わらないと(笑



そして、ここからが本題の「ビビの目」です。

正確には、瞼。

ビビの左目の瞼に異常が見られたのは、1カ月以上前になります。

はじめは、ミーちゃんとケンカ?(ほとんどケンカになりませんけど、笑)が、原因なのかなぁと。

すぐに治ると、軽く考えていました。

症状も、瞼に爪痕のような内出血と腫れが少し気になるくらいです。

それが、4、5日経っても腫れがひかなくて、なかなか治りませんでした。

そうすると、瞼の辺りが少し膨らんできました。

そして、階段を降りるときに失敗するようになったので、これはただ事ではないと動物病院へ連れて行きました。

それから、瞼の腫れがどんどん酷くなっていって、今に至ります。





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自分でも分かるのでしょうね。

何かがおかしいと・・・

いつもと違う場所で寝るようになったり、私たちに体を触らせないようになりました。




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近くで見るとぷっくりと腫れていて、瞼の重みで目が塞がるくらいほどです。



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そして、だんだんと赤味が増しました。

炎症を起こしているんです。

でも、抗生物質もステロイド剤も効きません。

1カ月の通院で、1週間ごとに目薬と飲み薬を変えて様子を見ましたが、一向に良くなりませんでした。



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ミーちゃんのそばだと、安心するようです。

さすがミーちゃん、どんな魔法を使っているのでしょう。

はじめの頃は、滅多に行かない2階の猫箱の中で一日の大半を過ごしていました。

そう言えば、ネモコも体調が良くないときは身を隠すように2階の猫箱で寝ていました。

今のネモちゃんは階段を上ることがないので、1階だけで過ごしています。

元気にしていますよ~、頑張っています!

そしてジン君も、よくそこで寝ていたなぁ。

ビビは、お腹は空くと2階から降りてきて、おねだりに来るんです。

だから大好きなロイカナの退院サポートを奮発していました。

今は、退院サポートは食べなくなってしまい、AD缶を好んで食べています。

抗生物質とステロイドの錠剤が処方されたときは、AD缶に忍ばせて食べさせていました。

でも、苦いのかな、分かるみたいで(笑)、食べてもらうのも少しだけ苦労しました。

目薬と、目の軟膏は、さらに大変でしたけどね。



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9/30 抗生物質の内服薬テラマイシン(テトラサイクリン)、眼軟膏テラマイシン

目ヤニを綿棒で取って、電子顕微鏡で見ると、好中球やマクロファージといった炎症細胞が見られました。

それに、巨細胞。

この時点で腫瘍ではないけれど、原因が分からない様子でした。

そのため、広範囲の細菌に対して抗菌力を示すテラマイシンが処方されたんです。


10/7 内服薬テラマイシン、ステロイド剤、眼検査用紙フローレス

抗生物質が効かないのでステロイド剤が処方されました。

眼検査用紙を使ったのは、眼球の傷を確認するためです。

眼球が傷ついていると、ステロイド剤は使えないそうです。

体重は、4.04kg


10/13 点眼薬リンデロンA液(ステロイドも含む)

飲み薬が全く効かなかったので、点眼薬だけになりました。

ステロイド剤を飲ませていたので、食欲が旺盛です。

体重は、 4.06kg


10/20 組織検査、培養検査をするために、静脈注射(麻酔)をしました。

瞼に針を刺して、外部の検査機関に培養と細菌の特定をしてもらいます。

ただ、目の周辺は動いたら危険ということで30分くらいの麻酔をかけました。

出血も多いと言っていたので、細菌検査自体も心配しましたが、このままの状態だと不憫だったので、お願いしました。

数日後に院長先生から連絡があって、培養検査の結果は陰性と聞かされました。


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腫瘍に詳しい獣医なので、診察の時に腫れた部分を見て、形状から腫瘍ではないことは聞いていました。

さらに、顕微鏡で見たときに規則正しい細胞が数多く見当たらなかったので、それもまた腫瘍でないことが分かっていたんです。

でも、細菌は見つからない。

抗生物質も、ステロイド剤も効かないわけです。

こうなると、自分の分泌液が原因なのかもしれない。

原因が分からないので薬も見つかりません。

ただ、炎症を起こしているので予防のために目薬は継続することになりました。


10/28 点眼薬リンデロンA液

細菌検査は陰性だったので、原因は特定できなかったのですが、自分の分泌液で異常炎症をおこしている診断になりました。

マイボーム腺辺りに細菌が入った可能性も考えたようなのですが。

炎症部分を切開して中にある分泌液等を取ることはできるそうです。

ただ、瞼の皮膚粘膜は非常に薄くて組織を多く取ると壊死する可能性があってかなり危険なのだそうです。

しかも、再発しないとも言い切れない。

手術はいつでもできるので、相談して決めて欲しいと言われました。

体重は、3.96kg

一日中寝ていることが多くて、食事の回数や量が減りました。

ひと回り小さくなった気がします。




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こんな風に、舌を出していることが多く見られるようになりました。

ジン君もそうだったので、気になって獣医に確認したら笑われてしまいました。

私は、真剣なのに。



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朝食の時間に、私の膝の上に乗る習慣は続いています。

撫でられるのが気持ち良いようです。

獣医の話では、左目は瞼の圧迫が原因か分からないけれど、見えていないかもしれないと言われました。

左目が失明してる。

何となく気付いていましたが、悲しくて、悲しくて、ビビに申し訳ない。

あんなにきれいな瞳を、失ってしまった。

この1カ月、慣れない生活に戸惑っている様子も多く見受けられていました。

でも、目薬をされるのが嫌だから私が近づくと逃げようとします。

以前みたいに素早さが無いので難なく捕まってしまうのですが、膝の上に抱っこして撫でてあげると気持ち良さそうにしてくれます。

トイレも失敗というか、お尻の周りが急に汚れるようになりました。

毛繕いもしません。

当然毛玉ができるのですが、ブラッシングは以前より嫌がるので苦労しています。

ストレスは掛けたくないですが、清潔にしてあげたいから。



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今思い返せば、瞼が腫れる数週間前から、両目に黒い目ヤニが多く付いていました。

うちへ来た頃も暫くは目の周りを覆うように黒い目ヤニがいつも付いていて、また免疫力が下がっているのかな、そんな風に思っていました。

そんな軽いことではなかったのです。

今は、手術をするかどうするか、悩んでいます。










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里親募集!

友達から、「子猫を拾った~」とメールが届きました。

私の周りで、ネコを保護する人って、決まってきている・・・かな(笑

それに、私が声掛けできる範囲も決まってきているので、こういうとき子どものいる「お母さん」だったら連絡網みたいのが出来上がっているのよね(笑

お付き合いとかも、大変そうだけれど。

きっと、良いことも繋がった輪の分だけたくさんあるのでしょうね。

親猫からはぐれてしまうと・・・

子猫が外の世界で生きていくのは容易ではありません。

成猫でさえ、今の世の中だとご飯にありつけるのだって命懸け。

それを分かっているから、放っておけない。

そういう友達がいるから、私も頑張れる気がしています。

こんなに可愛い三毛猫の女の子、生後3ヵ月くらい。↓



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血液検査、ブロードライン塗布済み。

見れば見るほど、可愛いですね~♪

誰か、里親さんになってくれる方はいませんか。

今回は、メールでお願いした友達からの返事がなかなか来ないので(先日はワンちゃんの里親探しだったり、いつも里親募集のお願いが多いからかしら、笑)、ブログへ載せちゃいました。

どうぞ、宜しくお願いしま~す!!!









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今年の夏の飲み物

今日も冷えますね。

つい先月まで、あまりの暑さにダラダラと汗を流していたのに、いつの間にかこんなに冷えるようになって。

秋が年々短くなっている気がします。

鈴虫たちが奏でる「虫の音」も、徐々に小さくなってきましたね。

なんだか、余計に寂しい気がします。

そういう家の中の冬支度も、少しずつ進んできていて。

布団は夏掛けから、あたたかな冬掛けへ。

今年は、ぬくぬくケットを新調しました。

ダブルからクイーンサイズへ。

なぜなら、私は寝相が悪いのだそうです(笑

ですが、今日の話題は過ぎ去った夏にマイブームだった飲み物を紹介します。







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今年も美味しい「冷やし甘酒」と出会えました♪

月桂冠のAMAZAKEです。

冷やし甘酒を色いろと飲み比べましたが、一番おいしかったですね。

甘さの加減が絶妙で、すっきりとした味わいが毎日飲んでも飽きない、そんな飲みやすさに繋がりました。

それに、何といっても原料となる酒粕が自社製造の強み。

冬に飲む甘酒を、酒粕でつくる私にピッタリでした。

とくに酒粕の絞り方というのでしょうか、こした具合が重く感じないので、舌触りが丁度良いのです。

色合いも真っ白で、食欲の落ちる暑い夏に涼しげに映りました。

気のせいなのかもしれませんが、秋近くになると色合いがやや黄色味を帯びて、米の粒々感も荒くなった気がします。

ですが、夏場に不足しがちな「塩分・糖分・水分」補給に適した飲み物でした。

仕事が終わって家に帰ると、真っ先に冷やし甘酒を飲んでいましたね~

夏の疲れと、介護疲れもあったので、栄養たっぷりの冷やし甘酒は、まさに「飲む点滴」となりました。

ビタミンやミネラル、たんぱく質に食物繊維など多くの成分を含んでいるそうです。

しかも、手作りの甘酒は日持ちがしないので、夏場に缶の甘酒があるのは非常に助かります。






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そして、今も続いているマイブームのKAGOME野菜生活100の「グリーンスムージー」。

気を付けているのですが、どうしても野菜不足になりがちですからね。

夏に果物は美味しくいただくのですが、サラダが苦手なので気が緩むと野菜の摂取量が減るんですよね。

こちらは、飲みごたえがあって美味しいです。

他に「カカオアーモンド」や「豆乳バナナ」など色いろと種類があるのですが、私はグリーンスムージーが一番おいしく感じられました。

カカオアーモンドも、豆乳バナナも、今までにない濃厚さを感じられて飲みごたえはあります。

食べているに近い、飲んでいる感を味わえます(笑








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それと、ツルハドラッグで購入できる「エゾエース」。

喉の痛みや、風邪をひきそうと感じたときは、素早く飲んで助けてもらっています。

風邪になった後でも、これを飲んでいれば回復が早い気がします。

味もそんなにまずくはありません。

逆に私には、飲みやすく感じられるくらい(笑

成分の「エゾコウギ乾燥エキス」を調べてみると、エゾコウギは朝鮮人参と同じコウギ科の植物になるそうです。

日本では北海道(蝦夷)にだけ自生するので、この名前で呼ばれています。

夏と冬の寒暖差が60℃以上になる厳しい環境下で育つので、成長は遅く細胞が大変緻密なのだそうです。

強壮、強精、肉体疲労の予防回復効果はもちろん、精神疲労の予防回復、血糖値低下作用、血圧安定効果、高ストレス効果、集中力の維持強化作用などなど、たくさんあり過ぎて書けないほどの薬効があるようです。

なので、エゾエースも効能が期待できそうですね。

体に良さそうなもの、そして必要なものが商品として身近に存在することで、自分に合ったものを選んでいつでも手軽に摂取できるようになりました。

そんな私たちの体は、本当に丈夫になったのかよく分かりませんが、健康で長生きできているのがその証なのかもしれませんね。









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リフレッシュ小旅行

今年の旅行は、近場の東京~♪

ホントに近い場所を選びました(笑

ジン君を失って以降、その翌年にはニャゴニャゴ、その次の年の今年はクロちゃんを、虹の橋へ旅立たせることになりました。

泣いてばかりいると、心がどんどん痩せていきます。

痩せていくのは、心ばかりではありません。

先日の呼吸困難は、ネモちゃんの介護疲れが重なって、私の身体がSOSを出しました。

体力がホント、無いんですよねぇ、私。

ネモちゃんの看護生活も、この夏で9カ月を超えました。

流動食に近い食事を作って、そして食べさせる。

一日に3~4回、それを毎日行います。

ネモちゃんの顔やその周辺はヨダレが常に飛び散って、拭いても拭いても汚れていく。

仕事の日は休む間もないほどで、昼休みに自宅へ戻ってネモちゃんに食事を与えて、職場へ戻る車の中でスムージーを飲んだり、いつも遅刻で戻るのでストレスがありました。

昼食はほとんど取れずに、汗だくで仕事の再開。

こうした毎日を送って慢性化した疲れを放っておくと、脳と体の反応は鈍くなって何をやるにも動きが遅くなるんです。

そのため、何事にも時間がかかってしまうので寝る時間が遅くなり、ストレスと疲労ばかりでなく、睡眠不足が続くようになりました。

免疫力が落ちるライフスタイルに陥っていたんですね。

呼吸困難は、起こるべくして起こったのだと思いました。



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なので、環境を変えてリフレッシュできる小旅行を計画しました。

昨年は、北海道へ旅行♪

2008年のG8サミットで、世界の首脳たちが宿泊した「ザ・ウィンザーホテル」へ泊ることができました。

独身の頃は旅行が大好きで、特に広大な大地の魅力を持つ北海道は大のお気に入りで何度も訪れています。

結婚した当初も旅行に出掛けていましたが、ミーちゃんを保護してからは旅行できる場所が限られてきました。

今は宿泊する旅行は、ほとんど行ってませんね。

我が家では、ネモちゃんの看護もあるので夫婦二人そろって旅行はできなくなりました。

それで、旦那さんから友達を誘って旅行でもしてきたら?と言われて、友達と毎月「旅行積立」を始めることにしました。

今年は、九州のハウステンボスを予定していたのですが、相次ぐ地震や豪雨災害で西日本方面は取りやめることに。

それで、なぜ「東京」にしたのかというと(笑

利用している旅行会社から毎月届く情報誌に、「帝国ホテル2泊3日の特別プラン」があったので、友達に話してみると、もう行く気満々で「東京旅行」となったわけです。

だって、帝国ホテルの美食とおもてなし、楽しみですもの~♪





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で、あっという間に「帝国ホテル」へ到着です♪

実は帝国ホテルの到着前に、宇都宮で餃子ツアーも楽しんできました(笑

宇都宮から新幹線「なすの272」で東京まで来ましたが、水戸には新幹線が通っていませんのでその迫力と数の多さに圧倒されちゃいました。

内装は全体的に木目調で落ち着いた雰囲気に気分が寛げて、シートは広いしピローもしっかりしているし、乗り心地は最高に快適ですね。

せっかくだからと、トイレに向かったのですが、やはり木目調でオシャレな空間に仕上がっていました。

進化し過ぎでめちゃめちゃ楽しい!!

その外観、最近の新幹線のデザインが斬新なのは知っていましたが、実物を見ると面白い形に思えてきたり♪

ですが、新幹線は早いから「あっという間の帝国ホテルへ到着」だったんです(笑

ホテルに着くと「お荷物をお預かりしましょうか」と、見習い中のポーターがすぐに声をかけてくれます。

おかげで身軽で移動することができたので、写真がたくさん撮れました(笑

旅行は8月の後半に出掛けていたのですが、このとき正面玄関を入ってすぐのロビー装花は「ケイト」でした。↑

今月は、キク科の「アナスタシア」のようですね。 → 



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部屋は25階の角部屋。

帝国ホテルだと豪華なお部屋もたくさんあって贅沢三昧なのでしょうけど、落ち着いた雰囲気でとても素敵なお部屋に大満足でした。

大きな窓が二つあって、皇居も見えます。

角部屋だったので空間もなかなか広いお部屋で、素敵な化粧台と作業台の他に机とテーブルがありました。

しかも、大きなテレビが寝室と合わせて2台もある!

それにソファーが多くてどこにいてもすぐに座れるから、私の年齢にはとても有り難かったです(笑

あと、部屋の照明や空調などは、液晶操作のタブレットで一括操作が可能になっていて、とても便利でした。

クローゼットや金庫のサイズも、大きくて使い勝手が良かったです。

一番印象に残っているのが、部屋に入った場所からどの部屋、どこを見ても絵が飾ってあること。

壁に柔らかな表情があるようで落ち着けました。

この時点で、痒いところに手が届くサービスの意味が分かった気がしました。





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スリッパもご立派です(笑

大き目のスリッパで、厚みがあり超ふかふかでした。




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バスローブの他は浴衣ではなく、嬉しいパジャマがMサイズで揃えてあります。

私はSサイズに交換してもらいまいました。



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どのエレベーターにも、出入り口以外の3面に「蕾のバラ」が飾られています。

スタッフの姿はなくても、どこにいても心配りが感じられますね。

その日の夕食は、ホテル内にある「インペリアルバイキングサール」で食事をしました。

本当は、ランチに予約を入れたかったのですが、人気のようで1か月以上前から取れない状況でした。




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日本初の「バイキング」という食のスタイルを取り入れた帝国ホテルですが、その有名なバイキングを利用したのはこの日が初めてでした。

まずはワインで乾杯です♪

私はローストビーフが楽しみだったので、赤ワインを注文しました。



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友達が感動していた冷製の「トウモロコシのスープ」。

勧められて私もいただいてみましたが、これは本当に美味しかったです♪

残念ながら、楽しみにしていたローストビーフに感動はそれほどなくて、肉好きの私でしたがおかわりはしませんでした。




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この日のディナーも予約で満席でしたが、やはり夜の景色よりランチの昼帯で明るい雰囲気の方がバイキングに合うような気がします。

お隣の席は4人家族だったのですが、ちょうど誕生日だったようでスタッフから特別のケーキが届けられました。

予約の時に記念日を伝えておくと、サービスが受けられるようです。

他の皆様はというと、さすが東京ですね。

気に留めずに粛々と自分たちの食事を楽しんでいました。

品数は豊富で目も喜びましたが、もの凄く美味しいものは見つけられませんでした。





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ですが、最後のデザートまでしっかりいただきました♪

友達と、もう食べられない・・・と半泣き状態です(笑




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部屋に戻ると、部屋の中はきれいに整理整頓されていていました。

最近の我が家は片付けまで手が回らず、こんな風にキレイに整理されたお部屋にいると気分が良くなります。

ずっとここに居たい~♪

外はいつの間にか、小雨が降っていました。

明日の天気が、気になります。




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翌朝は快晴でした。

ホテルで各部屋に新聞は配られてますが、帝国ホテルだとオシャレですね。



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朝食付きのプランだったので、贅沢に「レ セゾン」を選びました♪

いやーーーー、全部美味しかった!!!

全部、ヨカッタ!!!!!

大満足です(笑




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朝食にこちらを利用している人はそんなに多くはなて、静かに過ごせて良かったです。

近くの席では、いつもご利用しているのでしょうね、老夫婦に今年のディナーショーの内容を説明していました。

あぁ、私も行きたい!

しかも、この場所から離れたくない~(笑

食後に写真を撮っていただきました。



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レセゾンは、調度品の品の良さや、照明の明るさなど、落ち着ける重厚感があります。

もちろん、接客のタイミングや対応が良くて、夢の世界でした~♪




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各テーブルには赤いバラが1輪添えられていて、まぁ、全体にも赤いバラが印象的でした。

チャンスがあれば、また行きたいなぁ。




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部屋に戻る前に、ちょっと寄り道です。

ホテルの地下にある「帝国ホテルアーケード」を一巡り♪

厳選された品揃えの専門店街、その中で目に留まったのが「霜剣堂」さんです。 → 

お店の中に入ろうとは思いませんでしたが、刀の鐔や下緒などの精密な細工を暫く見ていたら、お店の方に声を掛けられて誘われるままお邪魔していました(笑

しかも、島津家の鎧の前で、本物の日本刀を持たせていただきました。

室町時代の刀だったかしら・・・

なんでも、夏の時期はこういった品物を購入するリッチな方々が海外へ行ってしまうので暇なんだそうです(笑

お茶や人形焼きのお饅頭まで頂戴して、日本刀にまつわるお話を丁寧にしてくださいました。

大変貴重で、とても楽しい時間が過ごせました。

興味深い水戸藩の話までしていただいて、最後の締めにフィナンシェをご馳走になり、ありがとうございました♪



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ホテルの外へ出ると、この日は目の前にある日比谷公園でお祭りがあるようでした。

しかも、ラッキーなことにちょうど挨拶に来ていた都知事に会えちゃいましたよ~♪

小池都知事、笑顔の素敵な綺麗な方でした。

自分の住む地域の県知事さえ実物に会ったことが無いのに、こんな所で都知事に会うだなんてツイてます!




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夕方からは、たくさんの人で盆踊りが行われたようです。

残念ながら、私はホテルの部屋で指圧マッサージを受けていました。

全身の血流を良くし、疲れのたまった筋肉を丁寧に揉みほぐしてくれます。

志村けんさんの「ひとみ婆さん」のような感じで現れたので、これは期待できるなと思いました。

無口な方で、期待どおり効きます!

私はいつの間にか寝てしまいました。

そう言えば、日本の指圧はマリリン・モンローが受けた指圧の評判から「世界のSHIATSU」にまで名をあげたのでしたよね。

受けられて良かったです(笑



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帝国ホテルに宿泊して、心地良さを感じたものとして浴室の絵と時計があります。

浴室の前室になる洗面の場所になりますが、この場所にこんなに素敵な絵を飾れる余裕がおもてなしと呼べるに相応しいと感じました。

そして、気付かれましたか。 

ちょうど映り込んだ壁掛け時計、アナログなのが嬉しい。

木目調で落ち着けます。





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脱衣所に着替えを入れられるカゴがあるのも、こちらも嬉しい心遣いです。

プラスチック製で清潔感もありました。



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今夜は晴れ。

こちらの窓からは、新幹線がたくさん見られました。




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最終日は、お部屋で朝食をとりました。

宿泊した人だけの特権ですものね♪

驚いたことに、ルームサービスは、このテーブルごと部屋の中に運ばれます。

焼き立てではないパンはちょっと乾燥して硬さもあったけれど、贅沢な心地が味わえました。

実は、今回の旅行中に中止になったプランがあります。

夜中、ホテルの入浴中にまた呼吸困難になってしまったんです。

友達を呼び起こそうとしましたが、声に力が出なくて何度も呼びましたが、友達は寝てしまって気付いてくれない。

必死に浴室の内線で、緊急回線を押すとすぐに男性のスタッフが出てくれました。

声が続きませんでしたが、入浴中に苦しくなってしまったことを伝えて助けを求めました。

こんなときでも、呼吸は苦しいのに頭はさえているんです。

入浴中だったので衣服を着ておらず女性のスタッフにお願いします、と伝えていました。

浴室内だと熱風で呼吸が苦しいのですが、時間を掛けてなんとか移動、洗面の所で手を伸ばしてバスローブを羽織りました。

先日、苦しくなった時に脳が酸欠になるから横になるように言われたのを思い出して、タイルの上にバスタオルを敷いて体を冷やさないようにして倒れる込むように伏せました。

熱中症なのかと思うくらい首の後ろが熱くなって、とにかく息が苦しい。

すぐに女性スタッフと、支配人付マネージャーが来てくださって(なぜか友達が名刺を渡されていた)、なんとかベッドまで行きつくことができました。

友達も驚いたと思います。

何度か救急車をお呼びしますか?と言われましたが、なぜか頑なに断りました。

大したことが無いのに、迷惑をかけてはいけないと思ったからです。

大したことがあるのか無いのかなんて、私に判断できることじゃないのに。

この一件で旅行の予定は大きく変わって、ゆったり過ごすことにしました。

楽しみにしていたプランの一つとして、目黒雅叙園の百段階段で明かりのイベントがありました。

以前、猫の催し物があったときに行ったことがあるのですが、百段階段のお部屋は暗くて重たい感じがしたので、当初は行くべきかどうか迷いが少しありました。

ただ、夏だったこともあり、浴衣の着付け込みで食事もできるプランに魅力を感じていました。

それは、行けませんでしたね~

船のイベントも行けませんでした。

友達には悪いことをしたなぁと思っているのですが、最後の最後まで帝国ホテルで楽しむことができたので、それもまた良い休養になったのかなぁ~と(笑

ルームサービスで、乾杯しました。






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旦那さんから頼まれていたお土産が、旅先からのハガキでした。

当然、帝国ホテルの様子を綴ることになるのですが、3日間毎日書きました。

ホテルに郵便局もあるので切手を購入してすぐに出すことができます。

結局、この絵ハガキには初日の食べたバイキングの感想なども書いてあって、今となっては私自身の良い思い出の一つになっています。

それと、宿泊者はホテルショップ「ガルガンチュワ」の買い物が2割引きになるのでお土産はそこで調達しました。

ホテルでお世話になったお礼状を書こうと思いながら、家に帰ってから自分の病院とネモちゃんの看護で毎日が過ぎてしまい、あっという間の今日を迎えています。



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処方された薬。

飲み慣れていないので、飲み忘れがあります。



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吸引薬もぉ~

1度目の呼吸困難があった旅行前に、血液検査と肺のCT、頸動脈のエコーなど検査は一通りしていたのですが、旅行先で2度目の呼吸困難で大きな病院に紹介状を書いてもらいました。

そこでまた同じような検査を一通りするのですが、MRIを撮ったことで気管に炎症を起こしていることが分かりました。

炎症で気管が細くなっているため、呼吸をしても少量しか吸えていないようです。

喘息の有無や、咳や痰などが出ていないかどうか何度も聞かれたのですが、私には当てはまりませんでした。

ただ、介護疲れのことを話していなかったので、疲労が原因になるのか次回聞いてみようと思います。

他にも色いろと薬で数値が異常に下がってしまったり、先月は大変でした。

今は痩せてしまった体に、体力と栄養を戻してあげなくてはいけません。

そんな毎日を送っていました。










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水府提灯に挑戦

酷暑が続いた夏。

残暑が長いと聞いたので、今年の秋は短いかと思っていたら、やはり秋はやって来ましたねぇ。

朝夕だけでなく、日中もすっかり肌寒くなりました。

あぁ、寒いのは苦手です(笑

さすがに今年の夏は暑過ぎましたが、夏は好きなんですよ、私。

そういうことを言っておきながら、この夏の暑さに体力を消耗して毎日疲れ切ってしまいました。

今はフィットネスクラブのトレーナーさんに筋トレのメニューを作成していただいて、励んでおります。

その筋トレをしていたときの会話の中で、好きな季節は?と聞かれたので、「夏」と答えたら、「意外です、笑」と言われちゃいました。







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先日まで、暑いながらも美味しい秋を一足先に満喫していました。

頂きものが重なって、私ひとりでは食べ切れない。

うちの旦那さんは、甘いものは好きですが、果物はほとんど食べません。

だから、ひとり占め状態なんです(笑

うふふ、果物は大好きなので至福のひととき~♪




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我が家の小さな庭にも、秋の気配が。 ↑

今年も「彼岸花」が見事に咲いてくれました。

近くで見ていると、鮮やかな赤い色に目が奪われて、神秘的な花姿は本当にキレイ♪

ご存知の通り、彼岸花は、花が咲いている時期に「葉」はありません。

葉っぱだけの姿になると、これはいったい何の葉かしら?と、すっかり忘れてつい抜いてしまいそうになりがちですが、球根に養分を送るために、葉っぱは枯れるときまで光合成をし続けています。




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そうそう、つい先日は、手作りで提灯を作ってきました。

ただの提灯じゃありませんよ~

「水府提灯」、ご存知ですか。

私も知らなかったのですが、江戸時代の水戸の別名「水府」から、この辺りで作られる提灯の総称として「水府提灯」とその当時から呼ばれたそうです。

今の水戸に伝わる水府提灯の歴史にはそれなりの理由があって、提灯の三大産地だったようです。

人気の秘密の一つとして、まずは提灯に使われている和紙が茨城産の「西ノ内和紙」で、その特徴が強靭な和紙であるということ。

水戸と言えば「水戸黄門様」が有名ですが、その徳川光圀公が編纂した「大日本史」も、西ノ内和紙が使われたほど、破れない&強い「和紙」だったそうです。

そんな和紙ですから、江戸時代には水戸藩の専売品として広く愛好されていました。

そして、強靭な和紙に使われた糊がまたさらに丈夫さを生みます。

糊に「蒟蒻」が練り込まれているので、丈夫なうえに長持ちがするそうなんです。

それが当時の江戸で人気となるのですが、元は水戸藩の厳しい財政の中で、生活に苦しい下級武士たちが内職として作っていました。

そんな伝統工芸品である「水府提灯」に、手書きで「寄席文字」という贅沢な組み合わせ。

で、できるのでしょうか、この私に・・・。





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「寄席文字」職人の橘吉也さん(本名ではありません)。 ↑

茨城県の人で、なんと関東三大祭りで有名な石岡市のご出身だそうです。

子どもの頃から、お祭りの「文字」に心を魅かれていたという橘吉也さん。

屋台とか出店ではなく、文字にですよ~

私だったら、絶対出店まっしぐらですね(笑

この「石岡のお祭」は、1000年以上の歴史があります。

遥か昔の私が銀行員時代に、「石岡のお祭」のときは石岡支店に電話をしても誰も出ないと先輩に聞かされました。

なぜかというと、「お祭り」だからです。

当然、商店街で店番をしている人もいません。

仕事よりお祭りの方が優先なんです!!!

衝撃的過ぎて、「スゴイ!」のひと言でしたが、石岡のお祭が地元で大切にされていると感じました。

それに、地元を離れた人もお祭りの期間は必ず里帰りをすると言われています。

神輿や山車もきっと見事でしょうが、獅子の練り歩きは是非見てみたいものです。

そして、私が仕事をしていた頃に聞かされていたのはもう一つあって、祭りの日には必ず雨が降るということ。

橘吉也さんに確認をしたら、「そうなんです、今年も降ってましたねぇ♪」と普通に話していました。

そんな環境のもとで育った橘吉也さんは、東京で一目惚れをした「江戸文字」を書いている橘流の師匠の門を何度も叩いて通い詰めて、いつしか師匠からお名前をいただける文字職人としてEテレにまで出演しちゃったそうです。

そのテレビ放送をたまたま見ていたのでしょうね、水府提灯の鈴木茂兵衛商店さんが、ラブコールをしたのだそうです。

江戸文字とは、芝居に使われている「勘亭流」と、寄席に使われている「橘流」、そして相撲に使われている「根岸流」、半纏や提灯などに使われている「籠字」の総称になります。

因みに、日本テレビの「笑点」と書かれている文字は橘流です。 

そんな江戸文字の一つである寄席文字を、そう簡単に書けるわけもなく。





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そうですよねぇ、下書きのようなものがあって、塗り絵みたいな状態になっていました。

これなら私もできる!

事前にワークショップの申し込みをしています。

その時に、提灯に入れる文字を知らせるのですが、提灯のサイズ的には2~6文字が綺麗に入れられると説明がありました。

ですが、たった6文字だというのに、ひらめかない(笑

静かに考えだすと、初夏にいろいろと思い出すことが重なっていたので、じんわりと出てきた文字が「夏の想い出」となりました。

不思議なもので、ひらめきだすと止まらなくて(笑

一年中家の中に飾れるように、「苗字+カフェ」という形でも良かったのかなぁと。

確かに、我が家では一年中私のためのカフェ屋が開いていますので(笑





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ですが、実際やってみると色塗りも大変でした(汗

老眼鏡が無かったので、細かい部分がまず書けない・・・!

下書きを渡された時に、難しそうですねぇ~と言われたとおり、道のりは険しく進まない(汗・汗

そうすると、橘吉也さんが手助けをしてくれました。

書いていくうちに「夏」という文字が怪しかったのですが、修正も簡単にできちゃうんですよ~と。

簡単に手直しをしてくれました。

ただ、下書きがあると難しい・・・、と言ってました(笑

ワークショップに参加者されていた人は、ご自分のお名前を入れている人が多かったように思います。

だけど、一目では名前に見えないような格好良さがありました。





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寄席文字を書き終えると、ドライヤーだったのかしら、書き終えた和紙を乾かしてくれます。

その間に今度は提灯の作成へ移っていきます。

骨組みとなる型に合わせて竹ひごがらせん状に巻かれているので、それに糊をハケで塗っていきます。

そのときに糊を多めに付けてしまうと、その部分の和紙が固まってしまうそうで、かと言って逆に少ないと和紙が竹ひごに張り付かない。

でも、文字で遅れを取っていたのでここは丁寧さ省いてスピード勝負で塗っていたら「上手に糊が塗れいてる」と言われました。

そ、そうなのでしょうか? 





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糊が多いような箇所もあるけれど、気にしない(笑

少ないような箇所もありそうにも見えるけど、プロの人の目には上手と言われて、だから気にしない(笑

提灯担当(プロの人)さんは、若くて笑顔の似合う明るい可愛らしい女性でした。

とても褒め上手で、申し訳ないくらい(笑

提灯担当のもう一人の若い男性は、ずっと裏方仕事で和紙を乾かしてくれてました。



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さぁ、先ほど書いた寄席文字(和紙)が乾いたので、糊の付いた提灯の型に貼り合わせていきます。

これも、提灯担当の女性がサササッと途中まで手本を見せてくれます。





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糊が塗られた竹ひごを提灯の型に合わせるには、このハケが必要になります。 ↑

和紙を叩くように、型に貼り合わせていきます。

この時点では、強靭な和紙と知らなかったので、ハケで叩いて貼り付けて破れないかと心配でした。

実際にハケで叩いて初めて分かるのですが、全然、破れません。

糊も、頑丈♪




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一気に提灯らしくなってきましたね~

型から外して、乾かして完成です。 ← 提灯担当の男性が頑張ってくださいました。

その間は、橘吉也さんの修行の話を聞いたりして、未知の世界だったので本当に面白かったです。





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帰宅してから、どこに飾ろうか考えましたが、まずは写真撮影ですね。

提灯の中にはLEDライトが入っていて、スイッチ一つで点灯できます。

使わないときは折りたたんでコンパクトに収納できちゃうし、昔の人は着物の袖に入れて持ち運びしたそうなので、かなり便利に使いこなしていたことが分かります。

水戸の夏には、黄門祭りというイベントがありますが、こんなに素晴らしい伝統工芸品が生かされたお祭りが無いのは残念に思いました。

ですが、提灯の見せ場は、若い世代に引き継がれて、優れた機能性とデザインで今の私たちの生活の中で楽しむことができます。

それでも、こんなに誇れる提灯が江戸時代から水戸で作られていたのですから、水府提灯にちなんだ黄門祭りの見せ場にメインで登場して欲しい気がしましたよ。





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