ワンちゃんは、今日の午前中に旅立ちました。

そして、皆さまの祈りはワンちゃんに届いていたと思います。

本当に有難うございました。


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旦那さんと、泣いて、泣いて、泣きぬきました。

昨日、病院から腎不全も併発していて、それも数値が危険以外に無い数値でした。

先生から、自宅での看取りを言われて、もう治療の施しが無いことを胸に刻みました。

手術後の翌日には、そんな予感がしていました。

だから、この数日間は涙が止まらなくて、悩んでばかりで、悪いことしか考えることが出来なかった。

それではダメだと分かっているのに、ワンちゃんの容態を見ればその時既に明るい未来なんて見えなかった。


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自宅には、ワンちゃんが退院後に元気になって帰ってくることを信じていたので、ワンちゃんのためのグッズが増えていたんです。

それらはもう、使えなくなりました。

ワンちゃんが家に戻って来て、顔が安らかな表情になっているのがすぐに分かりました。

言いたいことは山ほどあります、でもそれは言葉に出来ません。

言葉にすると、とめどなく涙が溢れてしまうからです。

帰宅のその夜は、大粒の雨が降りました。

とても蒸し暑い夜でした。

雨の合間をぬぐって、真夜中にワンちゃんを旦那さんが抱きかかえてくれて、散歩に出掛けました。

いつもの散歩コースです。

すると、ワンちゃんが吠えました。

散歩中ずっと吠えていたんです。

嬉しかったんだと思います。

歩くのが大好きだったから。


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玄関にワンちゃんを寝かせて、もがくワンちゃんを撫でながら、ずっと話しかけていました。

私も、旦那さんも、ワンちゃんの笑顔しか記憶に出てこなくて、ただもう今の状態に涙が止まりませんでした。

玄関でワンちゃんの隣に私も寝て、ずっと手を握ったり、頭を撫でたり、体をさすったりしていました。

今思うと、あの時、ワンちゃんの意識はあったのかな?

すぐ隣で寝ていると、ワンちゃんの目に私が映っているのが分かりました。

ワンちゃんは、私を見ていたのでしょうか?

1時間ごとに、痩せ細ってしまった体の位置を変えてあげます。

痩せているとはいえ、私には結構な重さでした。

寝るだけでも辛そうなワンちゃんの、少しでも負担の無いように、ワンちゃんのタイミングを見ながら寝る姿勢を変えていきます。

骨張っているので床ずれも心配ですが、それ以上に同じ体勢で寝ていると布団側の体が熱でこもっていました。

今日までの疲れもあって、眠い目をこすりながら、ワンちゃんの頑張りを応援していました。

朝も、ワンちゃんを抱きかかえて旦那さんと玄関の外をワンちゃんに見せてあげました。

雀の鳴き声や、外の匂いが、ワンちゃんには感じられたと思います。

最期まで、本当にいいコでした。

だから、涙が後から後から頬を伝わって、写真を見るだけでも涙が止まらなくなる。


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長い、長い、ワンちゃんとの一日が終わりました。

私の親も、その朝2回ほど来てくれて、ワンちゃんの今までの苦労を労いました。

ワンちゃんを撫でながら、母が「いい人に拾われたね。」と何度も言ってましたが、私にとってその言葉が逆に胸に突き刺さりました。

本当に、そうなのかと。

ワンちゃんのこれからの幸せな寿命、犬生を、閉ざしてしまったのは私以外に居ない。

辛い思いをさせてしまった。

悔やむことが山ほど出てきました。

旦那さんと一緒に、ワンちゃんの体をキレイに拭いてあげて、変わり番こにワンちゃんを撫でに行っています。

今日はワンちゃんと家族一緒に過ごします。

今思えば、ちょうど1ヶ月前の今日、ワンちゃんが我が家にやってきました。

今はただ、悲しみしかありませんが、言えることはただ一つ。

ワンちゃん、ありがとう。 




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