口内炎で、長い間苦しんでいたネモコ。

ただでさえすぐれない体調が、ここ1週間ほどは急激に落ちてしまって、ご飯も口にしてくれない。

それでも、ロイカナの退院サポートを口に運んだり、少しでも調子が良くなればと、頭や喉や体を撫でて心が癒えるのを期待してしまう。

動物病院への通院は、今は週に2回に落ち着いています。

強いステロイド剤と抗生物質の注射は、今までの使用期間が長いため、今のネモちゃんには効かなくなってしまいました。

今は、効果が1日しかもたないステロイド剤の注射しか効きません。

ステロイド剤は、口内炎の痛みを和らげるだけでなく、食事をする意欲に代わり、ネモコに生気を取り戻してくれます。

長く使用すると副作用が必ず出ると分かっているので、本当であれば使用は限りなく少なくしたいんです。

でも、1週間に2回のストロイド剤を使うことで、口の中の痛みが取れたネモコはご飯を食べるようになります。

病院へ行くと、毎回数本の注射浸けです。

皮下点滴とビタミン剤の注射、必要に応じてインターフェロン、ステロイド剤、2週間おきの抗生物質の注射と続きます。

こんなことだから、病院へ行くのが相当ストレスで、キャリーバッグを持つとネモコは逃げます。

もの凄く、不憫です。

でも、病院へは連れていかないといけない。

私も、ネモコも、辛いです。

そんな頑張っていたネモコが、昨日の夜から呼吸をするのが苦しくなってしいました。

心臓の動きも早いし、息をするたびに体の奥から音がします。

目も虚ろで、様子がおかしい。

もうダメかもしれないと思いました。

昨日の午前中は病院へ行って注射をしてきたのに、夜にはこんな容態になってしまって、どうして・・・

今朝早く、休みのところ病院を開けてもらい、レントゲンを撮ってもらいました。

肺に2cm大の影が映っていて、病理検査をしないと何とも分からないと言う獣医の表情は、暗かった。

気になる影は他に1か所ほどあったのですが、2cm大のはっきりと映る影が癌の疑いを私にも持たせました。

どうしてここまで苦しまなければならないのか。

考えれば考えるほど、思考は悪い方向へ流れていきます。

検査は、局部麻酔をして、体に針を刺して細胞を取り出す方法です。

今日はスタッフがいないため、検査を実施できる環境ではなく、ステロイド剤を注射して帰宅しました。

レントゲンで映っていたあの塊が、害の無いものであるわけがない。

そんなことは分かっている、分かっているけどその事実が受け付けられない。

とても、辛いです。