今週を振り返れば、大型の台風19号の上陸で、はじまりましたね。

水戸市も例外なく暴風雨に見舞われたのですが、幸い雨が少なく未明に通り過ぎていき、テレビで見るような大きな被害はありませんでした。

ですが、いつどこで遭遇するか分からない災害、他人ごとではありません。

御嶽山の噴火、連続する大型の台風など、自分で自分を守る!くらいの心構えが必要です。

いざと言うとき、自身の判断力のみで即断して動けるか、もしかしたらそういうことは女性の方が向いているかもしれません。

有史以来、平穏という歴史は浅いのだから、せめて防災意識を高めるくらいな気持ちは、持っていなければと思いました。


141015_1

そんな大型台風が迫っていた13日、午前中にノラ猫「ミケコツー」を無事捕獲することができ、動物病院へ連れて行くことが叶いました。

これで、大型台風が来ても病院内で過ごすことができます。

 ↑ 写真は、避妊手術を終えた退院の日です。

捕獲した時は、キャリーバッグの中で、恐ろしいほど興奮状態でした。

心臓が壊れてしまうのではないかと思うくらい、鳴き叫んで、逃げようと暴れていました。

地域ネコで生きるなら、避妊手術は大事なことではあるけれど、このまま病院へ預けても大丈夫なのかと、本気で心配になりました。

しかし、そこは、「動物病院 心恵堂」さんです、さすが、慣れています!

私の目には興奮状態の猫に見えるのですが、担当してくれた若い男性の獣医には「おとなしいコですね!」のひと言。

あっという間に洗濯ネットに入れて、ネコ舎へ連れて行きました。

野良猫のミケコツーも、獣医の素早い対応に、あれよあれよという間にケガをすることもなく、預けることができました。

それでも獣医さんは、ずっと笑顔なんです。

私たちの不安を跳ね返すような笑顔の対応に、ここでようやくホッと気持ちが楽になりました。

ノラ猫に対する手術について、説明の間も、すべてが安心につながるように、話を持って行ってくれます。

ノラなんて、粗末に扱われそうですが、違いましたね!

やはりここは、本物の獣医軍団が揃っています!!


141015_2

 ↑ 帰りの車の中です。

叫んで、暴れて、とうとう洗濯ネットも破って頭が出ています!

一刻も早く連れて帰って、住み慣れた町に放してあげたい。

しかし、この日は、台風一過で激暑でした。

渋滞の車の中で、私は汗だくでしたが、ミケコツーも体力が相当厳しかっただろうな。

141015_3

 ↑ もう、完全に洗濯ネットを破っています。

そして、今度は外へ出ようとキャリーバッグに食らいついています!

怖いのだから、必死で逃げようとするのは当たり前です。

こんな状態を味わうと、次に控えているニャゴニャゴという、これまた我が家に来ているオス猫の去勢手術が不安に・・・

今までは、人馴れしてから家の中での生活を覚えさせ、安心を知ってもらい、それから避妊手術、去勢手術をしていました。

成ネコになると、時間との勝負でもあるので、エサやりを始めたときから手術のことは意識します。

でも、ニャゴニャゴの場合は、1年たった今でもシャーって言うんですよね~(泣

1年間もご飯を食べに来るのに、どうしてー!

近くに寄ることも許してくれませんから、今後の捕獲がかなり厳しいです。

でも、やっぱり去勢手術をしてあげないとね・・・

141015_6

やっとの思いで自宅に着いて、すぐに車から出して、このまま開ければ私の指は傷付けられると思いましたが、すぐに放してあげたくて、思い切ってキャリーバッグのドアを開けました。

すると、ドアが開いた途端、鳴き声が変わったんです。

行動も大人しくなって、甘えるような声を出して、ゆっくりと歩いていきました。

その変わりように、私はあっけにとられていましたが、無事にリリースできた写真を残さねばと思い、既に遠くに行ってしまったミケコツーを最大ズームで撮影しました!


141015_7

ゆっくり、ゆっくりと、景色を確かめるように歩いていきました。

そして、日陰でちょっと休憩。

あぁ、とりあえず無事に返すことができて、本当にヨカッタ~♪

141015_8

傷口は埋没法(と言っていたな確か)、で、なおかつ傷口が万が一開かないように溶ける素材の糸で縫ってくれています。

なので、抜糸の必要がありません。

ハッキリ言って、もう一度捕獲できる自信はありませんし・・・

通常の避妊手術の後は、傷口を舐めないように腹巻のように布で保護するのですが、ノラの場合は傷口にテープを貼っくれます。

そうそう、ミケコツーは、口の中の上唇に潰瘍ができていました。

しかも、それは病院へ連れて行ったときに、一瞬で私たちの前で診察したんです。

だから、私もその傷は見ています。

人馴れしていない野良猫に対しても、手を拒むことなく、最大限の医療行為をしてくれているのが分かりました。

そして、凄いな!って思いました。

いつもは、院長先生に診てもらっているのですが、次に病院へ行ったときには、この感動をお話しを院長先生にしなければ!と思いました。

院長先生の人柄が、若い獣医師をこのように立派に育てているのだと思います。

素晴らしいことです。

潰瘍を鏡検で調べてもらったら、「好酸球性肉芽腫症候群」だということでした。

治療法も、野良であることを含め、最良の提案をしてくれます。

そのことで、捕獲したネコで悩むことが、無いのです。

治療を諦めるのではない方法は、いくらでも専門医が考えてくれるんですね。


141015_9

ミケコツーが出た後の、キャリーバッグです。↑

キレイにして持っていたのに・・・、うーん、相当暴れたのね(笑

ミケコツーは、少し休んで、どこかに消えていきました。

疲労度の高い仕事を終えた気がします。

車の中の掃除や片付けをして家の中に入ると、、そこは平和そのものでした。

141015_10

ミケコツーの避妊手術から3日経ちましたが、まだ姿を見せに来ません。

今までは、朝、夕、夜と、ご飯を食べに来ていたのですが・・・。 嫌われちゃったかな。








ブログランキング・にほんブログ村へ ← ミケコツーは、出産後行方不明になったミケ子の後に現れた三毛猫です、ポチっとお願いします。
にほんブログ村



人気ブログランキングへ ← 愛の「ポチ」っと、してください。