去年の今頃、たぶんニャゴニャゴの病状と向き合っていたと思います。

我が家の大切な外猫、第1号です。

そのときに書いたブログは、まだちょっと苦しくて読み返せないから詳しい日付とか分からなくて。

ジン君のこともそうだけど、失った日付を覚えていたくないというか、まだ受け止められないです。

あの頃のニャゴニャゴは、食事をしても吐いてしまったり、どんどん痩せていってしまった。

念願の捕獲は、私にはどうしてもできなかったから、病気の原因は分からないけれど、せめて看取ることができてよかったと思っています。

ニャゴニャゴが外猫になってからの、頑張った日々をずっと見てきたつもりなので。

家を建ててから数年後に、ニャゴニャゴの出現でご近所の野良猫事情を知ることになりました。

そして、我が家の外猫も増えていったんだよね(笑







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ミケコツーは、ニャゴニャゴに次いで顔を見せるようになった「生粋のノラ猫」です。

とても人懐こいですが、年下の猫には手厳しい(笑

触らせてくれた外猫だったので、すぐに避妊手術を考えたのですが、簡単に捕獲は成功したものの、キャリーバッグの中で大暴れ!

興奮した状態を目にして、私も心穏やかでなかったのですが、4年前になんとか避妊手術ができました。 → 

お迎えに行った帰りの車の中でも、唸り声と大暴れで、あのときは可哀想になってしまいました。

まだその頃の私は、野良猫の扱いに慣れていなくて、知らないことも本当に多かったんです。

運転しながら涙目の私、プラスチック製のキャリーバッグの中で散々暴れたミケコツーは、動物病院の洗濯ネットもビリビリに破いてしまったし、開放するときには流血が・・・。

行動するときは常に最悪のことを考えているつもりだったけど、抜かりなく慎重に対処していたはずだったのに、人慣れしていたとはいえ、やはり野良猫は強いですね。

生きるために必死なのが伝わってきて、捕獲の難しさをミケコツーから学びました。

避妊手術を終えたあとは、元の居場所で立場が変わってしまったのか、ほとんどの時間を我が家の側で過ごすようになりました。

そうそう、「ミケコツー」という名前は、私たちがこの土地に住みだして、初めて目にした野良猫の三毛猫「ミケコ」に由来します。

ミケコは、とても痩せていてご近所で初めて見掛けたときは、道路を這いつくばっていました。

道路に這いつくばって、食べ物を探していたんです。

はじめは、這いつくばるその理由さえも分からなくて。

分かったときは、この土地に住む人たちの冷たさを思ったほど。

その後もミケコと出会う機会は少なかったのですが、会えた時は家に急ぎ帰って何か食べられそうなものを探して戻ってきたりして、でも戻ってきたときにはもうどこにもいないんですけどね。

そういう姿を何度か目にしていましたが、いつしか我が家でご飯を食べてもらうことに成功しました。

やはり、最初のご飯のときはガッツいて食べていましたね。

どれくらい食べていないのだろうと、悲しくなるくらい。

暫くして、痩せていてもお腹が膨らんでいることに気が付きました。

子猫がお腹にいたと思います、この時点で出産は仕方がないと思いました。

出産したら避妊手術をしようと、旦那さんと話していました。

ですが、半年くらい居付いて、突然姿を見せなくなりました。

もしかしたら・・・、辛いことをいろいろと想像してしまいました。

顔は三毛猫なのにとても不細工で(たぶん、色の配置?笑)、いつも一生懸命に甘えて、潤んだつぶらな瞳が可愛い手足の長い痩せた猫でした。

ミケコツーはずんぐりしてますが(笑)、ミケコの親戚か子どもなのかもしれません。



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その次に顔を見せるようになったのは、チャイロです。

ミケコツーに似た、手足の短いずんぐりむっくりの体型(笑

いつもキョトンとして、ジン君みたい♪

クリクリのお目めも似ていました。

ですが、ニャゴニャゴが亡くなってから、残った外猫たちによる抗争が始まって、暫く姿を見せなくなりました。

次に姿を見せてくれたときは、片目が失明していたんです。 ショックでした。 → 

そして、帰ってきたときは、ご飯をむさぼるように食べていました(涙

3月まで毎日通っていましたが、先月の我が家の10年目メンテナンスが始まってから、また姿を見せなくなりました。

心配です。




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そして、最後にクロちゃん。

我が家に来たときは、まだ生後半年くらいの痩せっぽちさんでした。 → 

酷い疥癬で、全身の毛が抜けて見た目が悪魔のよう。 → 

歯の生え方も異常に長い犬歯があったり(すぐ抜けた)、体の弱い奇形だったかもしれません。

当時、美ネコになるか自信はありませんでしたが、美ネコ計画は見事に成功して、躍動感のある筋肉美を手に入れました。

見違えた姿で健康を取り戻した時はとても嬉しかったのですが、強くなったらtobutori家の外猫たちを追い払うようになりました(泣

ニャゴニャゴがいなくなると、それまで不仲に見えなかった外猫の和が崩れ出して、統制が取れなくなってしまったんです。

あの頃は、顔を合わせればケンカが絶えなくて、ホント困り果てました。

最後まで居残ろうとしたミケコツーは、クロちゃんにだいぶイジメられていました。

今は、すっかり逆転しています(汗

というのも、クロちゃんとチャイロは入れ替わりtobutori家でご飯を食べていたのですが、クロちゃんだけ暫く姿を見せなかったときがありました。

4月に入って我が家の10年目メンテナンス工事が始まると、チャイロがいなくなって、クロちゃんが元気のない様子で戻ってきました。

そうなんです、家のメンテナンス工事で一番心配だったのは、外猫たちの食事でした。







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計画書を渡された時点で、工期が3週間弱ありました。

あれれ、2週間弱と思っていたのに・・・

家の周りを色々な職人さんが出入りをするし、大きな音だってします。

家自体がシートで覆われてしまうから、安心して近づくことなんてできなくなると思っていました。



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もちろん、玄関前にあった犬小屋や、鉢物など全部移動させられます。

見渡す限り、外猫の居場所はありませんでした。

暫くは、辛抱してもらうしかない、そう思っていました。



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が、実際は、外猫強し!

私の数週間に及ぶ心配をよそに、工事の合間に平気で踏み入ってきます(笑

ホント、見事に要領が良くて、感心してしまうくらいでした。



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特にクロちゃんは、我が家へ来た時にペンキのようなものが体に付着していたので、人気の無い工事現場に身を寄せていたのではとないかと考えていましたが。

今回のことで、その可能性は一層高まりました。

いい感じで、昼寝をしっかりしてました。




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いつも食事の場所だった玄関前は、こんな感じです。 ↑

私だって、入りづらい。




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そんなのお構いなしというか、何気なく入っていく姿はベテランの風格が。

まぁ、ひとまず、安心。




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スノーボールの木陰も、足場がガッチリ設置されています。

クロちゃん、いつの間に・・・!



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ミケコツーも、クロちゃんに続いて慣れてきた様子です。

工事の間は、他のエサ場で食事をしてもらおうと考えていましたが、これなら3週間持ちそうですね。




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パティオの中は、ブルーシートで覆われた上に足場が設置されていて、工具があったりと足の踏み場もない程なのに、気がついたらクロちゃんが寝てました。

さ、さすが。





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いえ、何も・・・



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そ、そうよね、食事の時間でしたね。

工事の始まった頃は、元気はないものの、まだ少量のフードは口にしてくれていて。

でも、お水の量も増えていたし、トイレの回数も目に見えて増えていました。

私たちは、相当重い腎臓病を疑っていました。



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クロちゃんと違って、ミケコツーは食欲旺盛で、クロちゃんの分までしっかり食べていました。 何人分?





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車や植栽を保護していた養生シートが不要になると、土嚢袋に入れられてゴミとして産業廃棄物として一時保管されます。

その適度な柔らかさが気に入ったのか、土嚢袋の上で寝ていたクロちゃん。

犬小屋に土嚢袋を入れたら、入るようになりました。

工事の間は、荒天が続いていたので気温が低かったりして、ホッカイロも用意しました。

雨風もしのげた様子で、一日の大半を犬小屋で寝て過ごしたこともありました。

相当調子が悪かったのだと思います。




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寒さ対策に、犬小屋の屋根にも土嚢袋を設置してみました。

フリースを土嚢袋の上に置いたのですが、それは気に入らなかったようです(汗



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職人さんには申し訳なかったけれど、犬小屋はクロちゃんの住みやすいように移動してしまいました。

外猫の話は、リフォーム担当者さんから聞いていたようで、工事中は丁寧に扱ってくれました。

長期間、我が家の塗装をしていた職人さんが、クロちゃんは触らせてくれるけど、ミケコツーは最後まで体を触らせなかったと言ってました。

さすが、ミケコツー、生粋のノラです!





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メンテナンス工事が終わって、足場が取れた我が家です。

最初のお客様は、クロちゃんでした。 ↑





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その後も、お刺身や、イナバの焼きカツオなど、食べることはあっても量が少な過ぎて。

刺身は、毎日のように買いに出掛けました。

それも、すぐに食べなくなってしまうんです。

まるで、去年のニャゴニャゴのように。




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疲労感があるのか、鳴く力も弱くなって必要以上に鳴かなくなりました。

どうすることもできないけれど、クロちゃんのことが夜中まで心配で堪りません。




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そんな時に思い出しました。

「黒缶」

食べなかったネコが飛びつくと、去年12月にネモちゃんが再生医療のさ中に獣医が話していのを思い出しました。

ニオイが良い!、何の加工もされていない本物のニオイがしました。




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それと一緒に見つけたのが、「イナバの焼きいわし」。

いつの間に、こんなのが出ていたの!

身がぷっくりして、柔らかで、これならイケると思いました。



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ニオイに反応して食べてくれたときは、どんなに安堵したことか。

でも、家の中で介護中のネモちゃんに比べたら、クロちゃんの食べる量は断然少なくて(泣

旦那さんと話し合って、クロちゃんを動物病院へ連れて行くことにしました。

そうなんです、捕獲ができたんです!

弱っていたのもあるんですけどね、ほとんど抵抗されることなくキャリーバッグの中に。

それでも車の中では、か細く鳴く声に心が痛みました。

ご飯を食べない。

せめて、皮下点滴でもさせたかったんです。




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やはり、信頼のおけるひたちなか市の「動物病院心恵堂」へ来ていました。

GW中も営業していたので、本当に助かりました。

獣医が丁寧に診断してくれて、右側の腎臓が少し腫れていると言ってました。

腎臓は、少しずつ悪くなると大きくなるそうです。

そして、最悪の状態になると小さく萎んでくるそうです。




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驚くことに、血液検査までできました!

やはり、腎臓の数値が高かったです。

ですが、最悪の状態ではなくて、維持していければよいとのことでした。

毎週点滴に来ることはできないし、お水をたくさん飲ませることも本人次第。

悩んでいると、獣医が可能なときに点滴に来られれば良いのでは?と提案してくれました。

食事が進まない原因に、口内炎の可能性もあると判断して、皮下点滴の他にステロイド剤と抗生剤の注射をしてもらいました。

クロちゃん、よく耐えました。




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クロちゃんの年齢は、2歳くらいです。

獣医の説明だと、年齢からみて腎臓の疾患は先天的なものと言ってました。

野良猫の平均寿命が3~4年というのは、ケンカの傷や車に轢かれたりするだけでなくて、生まれたときから自分との戦いが始まっているのだと思いました。

今日も、食べてくれなかったなぁ。










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