我が家の箱入り息子ミーちゃんは、毎年10月頃に定期検診(しっかりコース!)をしています。

そして今年も、検診のために10月に旦那さんがミーコとネモコを動物病院へ連れて行ってくれました。

実は私は、ビビの闘病生活を終えた後から、動物病院へ行くことは止めていて、旦那さんにネモコの通院をお願いしています。

だから今回の定期検診も、当然一緒に行くことはできません。

ネモコの通院は欠かせないので、平日の仕事から帰宅した後の通院は大変だと思います。

今まで二人で助け合ってきたので、旦那さん一人に任せるのは申し訳ないと思いましたが、どうしても動物病院へ行く力を作れませんでした。

それでも、帯状疱疹になってしまいましたけどね(汗




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そんな中、10月に行ってきたミーコの定期検診の日は、宅配便の事情で血液検査ができないと言われてしまい、翌週以降へ延期になってしまいました。

ズルズルと、自分たちの予定を優先していたために、ミーちゃんの健康診断は11月に突入し、その1週間後に検査結果の連絡が旦那さんの携帯電話にありました。

そして、旦那さんから私の携帯電話に。

仕事から帰宅して、ちょうどネモコに食事を与えていた時でした。

旦那さんから内容を聞いて、「やっぱり、そうかぁ。。。」、と言いながら、ネモコの食事中だからと電話を手短に切りました。

そうしたら、頭の中で一瞬に色いろなことを考えたのかな、声を出して泣いていました。

すぐに側で寝ていたミーコが、顔をあげて私を見ていました。

ハッとして、誤魔化すようにネモコに明るく話し掛けながら食事を促しました。

変ですね、「気付かれてはいけない」などと、演技をしていました(泣

翌日、ミーコを連れて動物病院へ10カ月ぶりに車を走らせました。



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前日から胸が苦しくてドキドキだった私、動物病院は混んでいたので暫く車で待っていると、看護師さんに名前を呼ばれ、いざ病院の中へ。

でも、気持ちがまだ落ち着かなくて、なのに、待合室で話しかけてくる年配の女性の方がいて、ミーコがとても大人しいと褒めてくれている(笑。

いえ、いつもこんな感じでボーとしているだけなの、と心の中で思いながら、その方と話をしていると、飼い猫ちゃんのご飯の話になりました。

猫ちゃんと、高齢のラブラドールを飼っていると言ってましたが、なんと食費が毎月5万以上掛かっていると聞いて固まりました。

うちも、ネモコと外猫ちゃんたちの食費に結構な金額はしていましたが、毎月5万円とは驚きで、何度も聞き返してしまったほどです。

腎不全の猫ちゃんもいらっしゃるようで、良いご飯が見つかったと、お店の名前を教えてくれました。

何度も聞き直して復唱していたのに、ミーコの順番がきて診察室の中へ入って出てきたときには、すっかり忘れていたんです(泣

しかもその年配の女性、すでに帰ってらっしゃった。 ショック(泣!



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久しぶりの病院の診察室で、同じく久しぶりの獣医と話をしながら、ミーコの血液検査の結果から慢性腎臓病の状態を知るための指標「病期」を確認してきました。

4つのステージに分類されるのですが、ミーコは「ステージ2」でした。

残存腎機能が、「25%」です。

ミーコは、尿検査は行っておらず、血液検査で判定しています。

自宅に帰ってから、血液検査の結果を詳しく見ていると、そのクレアチニンの値がステージ3に近いことを知り、さらにショックを受けました。

獣医と今後の治療内容を話した時に、旦那さんからも提案があった「再生医療」について聞いてみました。

ネモコの糖尿病を治した「幹細胞療法」です。

獣医の説明では、猫の腎臓病に効果があるとはまだ言えない状況だそうです。

ただ、やる価値も無くはないような、そんなニュアンスがこもっていました。

それには、高額な治療であるのに、治るとか、効果があるとも言えないからです。

先生の患者さんで、急性腎不全のワンちゃんがいました。

悪化し続けていたクレアチニンの数値が、幹細胞療法で安定するまでに至ったそうです。

ですが、そのワンちゃんは癌で亡くなってしまったために、クレアチニンの数値が安定し続ける結果を追えませんでした。

ワンちゃんで手ごたえがあっても、猫には難しいようなことも話されていました。

ネットで調べてみると、不可能と言われていた腎臓の再生医療が今、iPS細胞を用いて大きく前進しようとしていることも分かりました。

人にも、腎臓移植のほかに、末期腎不全に新たな治療選択枠が増えそうです。

嬉しいですね、そんな日が一日でも、一秒でも速く来ますように、願っています。

そして、この日から我が家では、大事なミーちゃんの腎臓を守ることに徹していきました。

一日2回の新薬(ラプラス)のほかに、毎日の美味しい食事にメスが入りました。

もちろん、おやつはダメなので、シーバのチュールもストップです。

かなり美味しくないと言われる『腎臓病の療法食』をいかに食べてもらうか、食事の見直しから開始しました。

動物病院で、各メーカーが出している腎臓病のご飯(カリカリ)のサンプルをたくさんいただいたのですが、食べませんねぇ。

はじめは、袋を開けよとした段階で物珍しそうに走って来て、そのまま飛びついたのですが、相当不味かったようです(汗

すぐに食べなくなりましたよー(泣

しかも、その時の私は必死だったので、療法食以外は与えたくないと考えてしまったんですね。

私の極端すぎる食事切替が、仇となりました(泣

そのため、体重は毎日計っていますが、減り続けてしまい。

これでは、病気に立ち向かう前に、肝心の体力が落ちてしまう。

私には、今まで何度も悲しい別れをしてきて、散々思ってきたことがありました。

治るとも言えない、苦しませるだけの治療はしたくない。

容態が最悪なら、入院させずに家で過ごさせたい。

病状や治療法をネットで調べるための時間を使わずに、ただ側にいること。

他にも、たくさん思って考えていたことはあったはずなのに、いざ病気を知ってしまうと、真逆のことをしていました。

だってね、やっぱり、少しでも長く一緒に居たいもの、悪あがきをしてしまいます(涙

そうは言っても、少しは成長もしているんです。

落ち着いて、前を向いていかないと、ミーちゃんに気付かれてしまいますから。





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