とうとう、この日が来てしまいました。
マリが天に召されてから、1年が経ちました。
マリのことは、今でも私たちの胸の中から悲しい思い出として離れずにあります。

この11月という月は、来てほしくはないと、ずっと、ずーっと、願っていました。
マリが亡くなったという事実から、1年を超えたくなかったからです。
1年を過ぎると、マリがもっと遠くへ行ってしまいそうな気がして・・・


今日、何気なく旦那さんから言われたこと。
「マリちゃんの鳴き声って覚えてる・・・?」

考えました、思い出そうと、しばらく沈黙が続きました。

でも、思い出せませんでした(泣)。
あれだけ聞いていたマリの声を、思い出せないのです。
本当にショックでした。
これが、1年という月日の流れなのでしょうね。 悲しいです・・・

これだけ悲しい想いは、人として忘れる必要性もあると理解できるのですが、それでも、やはり悲しいです。

今いる、私たちの家族の声を、1年聞かないだけで忘れてしまう未来があるだなんて、耳に残る音の記憶が、こんなにも儚いものとは思いもしませんでした。


そして、今日、マリの元に素敵なお花が届きました。 ありがとうございました。
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そこに、「マリちゃん、今日はお家でゆっくりしているのかな・・・」という、メッセージカードが添えられていました。
とても嬉しい、あたたかな言葉に、心の苦しみがホッと和らぎました。
自分の心を苦しめているのは、自分自身なのですが、私の場合わが子を亡くした深い悲しみを、苦しむことでその空白を埋めようと逃げ場をつくっているのかもしれません。


1年前の今日、我が家にやって来たマリという名の天使は、本物の天使となって天へ戻っていきました。
そして、1年前のその数日後、ネモちゃんという名の新しい天使を授かることになるのでした。
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マリへの想いは、ずっと、ずっと続きます。