2014年06月

快復の兆し

本当に、救いの主は皆さんです。

一昨日の夜は、もしかしたら、そう覚悟しなければと思いました。

今まで、そう、交通事故で保護した6年前から、散散頑張ってきたネモコです。

これ以上、頑張れとは、あの辛い姿のネモコには言えなかった。

今は、よく頑張った、としか言葉は見つからない。


不安いっぱいの夜が明けて、翌日、ネモコの体調が復活していました。

顔のむくみも取れて、目も真ん丸になっている。

何より、目に生きる力が感じられた。

体はふらついているけれど、よく、本当に、よく頑張った(涙

そして、この奇跡のような復活は、皆さんのネモコを想ってくれた気持ちが届いたのだと思いました。

本当に、こんなことってあるのですね。

この3週間は、かなり厳しい状況が続いていたので、目の前で起きている現実しか受け入れられませんでした。

ネモコの掛かり付けの動物病院の院長先生が、自分の飼い猫が難しい手術をしなければ命が助からないとなった時、その命を託せる獣医を決めている、そんな話をしてくれました。(←もちろんご自分も執刀されます。)

そして、その獣医を東京の大学から迎えて、ネモコの難しい手術をお願いすることもできると話してくれました。

私たちにとって大切なネモコの命を、こんな風に真剣に考えてくれていることに、心から感謝をしました。

ですが、それでもリスクの高い手術であることは承知していただきたい、そのようなことも言われました。

今のネモコの状態を見ていれば、どれくらい危険な手術になるか、察することができます。

手術をしたら死んでしまう、何となくですが、感じていました。

でも、助かるかもしれない。

ただ、その時のネモコには、判断を迷えるほどの時間はなくて。

先週は、息が出来ないほど苦しい毎日の連続でした。

決断を先延ばしに出来ない現実、一進一退で容態が悪化していきました。

手術をしても、しなくても、リスクがあって、けれど、だけど、生きてもらいたかった。

そんな時、旦那さんのこともあって、院長先生からネモコの手術を先延ばしにする提案を受けました。

この時の、今の治療法を継続する、これが今のネモコに繋がりました。

こんな状態だったのですから、一進一退は当然なことなのかもしれないですね。

気が付けば、欲が出ていたのでしょうね、私。

どうしても、治して、一日も早く、家に連れて帰りたいと、そう思うようになっていました。

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ご心配をしていただいたネモコ、頑張っております。

肺の炎症を抑えるために、毎日、点滴と、強い抗生剤を打っているのですが、それが口内炎にも効いているようです。

少しずつ、食事が取れるようになりました。

皆さんのお陰です、本当に有り難うございました。

そして、ネモコに関わる皆さんに、心から感謝いたします。


今日のネモコを見たら、家に連れて帰りたかった。

私も少し安心できたのか、ちょっと疲れが出たのかな、ここ数日歯が痛い。

コメントにお返事が出来なくて、すみません。

気胸

ネモちゃん、昨日のお見舞いでは、いいお顔を見せてくれていたのに、今日病院へ行くと、顔が変わっていました。

顔全体がパンパンに腫れて、目がつり目になって引きあがっている、瞬膜も常に出た状態。

目も虚ろで、反応が鈍くなっている。

名前を読んでも反応しないと言うか、反応できないくらい、辛そうだ。

私にはそう見えたし、一目で気が付いたよ。



こんな状態なのに、動物病院では見分けられないのかな。

血液検査で数値を見ないと、分からないものなのかな。

私は、検査の数字だけでなくて、目で見た情報からも、重要なサインは発見できると思う。

そして、それが確実なものと言えるには、どれだけ真剣に観察しているかだと思う。

ネモコをいつも見ているから分かるとかではなくて、例えそれが他人でも病気の人を見かけたら気付くでしょ、違うかな。



状態がすごく悪いように見える、そう獣医に伝えると、血液検査とレントゲンを撮られました。

こんなに弱った体に、針はもう刺したくないよ。

もうダメと言うのなら、このまま連れ帰りたいよ。

これ以上検査させたくないと、思ってしまう。



血液検査の結果、白血球が高くなっていたこと、体温が40度に達していたこと、などが分かりました。

昨日酸素室から出たばかりなのに、今日また酸素室に戻る。

でも、呼吸は苦しそうには見えない。

この時に撮影したレントゲンからは、気胸が無くなっていることが分かりました。

今のところは、安心に繋がる。

旦那さんに今日の話を伝えると、旦那さんの頭の中にネモコのことで覚悟している部分が感じられた。



旦那さんとは、ネモコの話ばかりしています。

家にいる3ニャンは、みんなどこか寂しそうで、私にぴったり寄り添ってそのまま1人と3ニャンで、家の中を移動している。

そしてその3ニャンが、それぞれ違った甘えん坊になって私に攻めてくる。

大丈夫、ネモ兄のことは、ちゃんと連れて帰ってくるからね、待っててね!

酸素室で今も入院

ネモコのことで、ご心配をおかけしました。

そして、応援メッセージを、本当にありがとうございました。

その応援メッセージが、涙で読めないくらい、あの頃はネモコのことを考えるだけで涙が出てしまって、すぐにでも死んでしまうのではないかと、悲しくなるばかり。

実際、危険な状態であるのは今も変わりありません。

ただ、危険な状態ではあるものの、早い段階で酸素室に入れ絶対安静にしたこと、高濃度の点滴で体に濃い栄養を入れたことで、状態が少しだけ落ち着いています。

ただ見守ることしかできなくて、興奮させてはいけない状態なので、面会時間も長くは取れません。


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心配を掛けるだけではいけませんね、ネモコの状態を少し書きますね。

先日の6月7日(土)頃、いつにも増して呼吸が少し荒く苦しそうに感じたので、翌日の8日(日)に動物病院で診てもらうことに。

その日は病院がお休みで、スタッフがおらず院長先生が1人で対応してくれました。

水戸市の「動物病院ハートランド」では、このように365日の24時間(と言っても過言でない)、院長先生が県外に出かけていない限りの緊急事態の治療に対処をしてくれます。

今回も、私なりの緊急性を感じて診てもらうことにしました。

そして、後日、ハートランドの結果をもとに、ひたちなか市の「動物病院心恵堂」で更に診てもらいました。

この二つの動物病院で、レントゲン検査とエコー検査、細菌の採取を経て、肺に膿の塊が見つかり、ネモコの呼吸が少し荒くなっていた原因が判明しました。

肺にできた膿の塊の根源である可能性が高い誤嚥、口内炎が絡んでいるようだと獣医の説明を受けながら納得できました。

そこで、11日の午前中に別の動物病院で口内炎の治療を改めてお願いすることにしました。

その病院は、口内ケアに力を入れていて、レーザー治療ができる設備を持っています。

普段お世話になっている動物病院と並行して、口内炎の治療法を見直すことにしたんです。

その病院で、肺にある塊の説明をすると、有無を言わさずといった感じでレントゲンを撮られることになりました。

口内炎の治療だけをお願いしたかったのですが、その病院の獣医とはコミュニケーションがうまく取れませんでした。
(なんか、みょうに口調が怖いし、私の質問が悪かったのかな?)

この日は、旦那さんも偶然仕事を休んでいて、別の動物病院へも一緒に行ってもらっています。

一方的な口調が、私にはどうも受け入れ難かった。

旦那さんも同じように感じていたようです。

口内炎の治療法についての説明と、レントゲン撮影で影の確認、皮下点滴をしてお昼前に自宅へ帰ってきました。

気付いた時、午後2時くらいにはネモコの様子がおかしくなっていて、呼吸は荒いし、ヨダレがポタポタと口内炎が原因の垂れ方とは全く違っていました。

余りの急変に、泣きながら、すぐにネモコの掛かり付けの動物病院へ電話して、院長先生に診てもらいました。

レントゲンを撮った結果、肺と胸腔間に1.2cmほどの空間ができていて、そのため肺が最大まで膨らむことができない状態でした。

その空間には空気が入っていると考えられ、すぐに注射器でその空気を抜き取る処置をしていただきました。

75ccの空気と一緒に、35ccの肺にあったはずの膿が取れました。

肺に穴が開いて、胸腔内に漏れていると考えられます。

10日前に、肺に針を刺して肺の中にある塊の検査をしました。

呼吸が少し荒かった原因が分かった10日前とその間、呼吸の荒さにさほど変化は無かったと思います。

今日の午前中に、別の動物病院でレントゲンを撮って画像を見ています。

その時には、胸腔に変化はありませんでしたし、そこの獣医もそんな指摘はしていませんでした。

数時間後、ネモコが呼吸困難に近い状態になったことで、私はその別の動物病院でレントゲンを撮影した際に、胸を強く圧迫されたのではないかと考えました。

でないと、肺の中にあった膿が肺の外(胸腔内)へ出るなんて考えられません。

クリンダマイシンと言う抗生物質で症状を抑えていく矢先だったのに、肺に穴が開いて肺が膨らまない状態になるなんて、こんな最悪な事態になるなんて、想像もできなかったし、悔しい。

このときは、胸腔内に漏れた空気と膿の液体を抜き取って、ネモコの呼吸は落ち着きました。

ホッとしたのも束の間、夕方にはまた息が荒くなって、すぐに病院へ。

そして、そのまま酸素室へ入院。

帰宅時間は、夜の10時を過ぎていました。

内科的処置と、外科手術、どちらもリスクがあると言われています。

そして、このままでも危険な状態であること。

奇跡を信じるなんてことはできない、現実を直視して決断をしなければならない。

でも、どうしてもそれができない。

手術が怖い、手術をしたらきっと死んでしまう。

そう言えるくらい、ネモコには余計な体力はもう残っていません。

体がどんどん痩せていく、ホントにガリガリで、その痩せた体を触ると悲しくて。

震えが止まらない。

酸素室へ

ネモコ、つい先ほど動物病院の酸素室に入院となりました。

呼吸が、

厳しい。



今までも、これからも、ずっと頑張る。

頑張れ、ネモコ!

肺の中にある塊の正体

ご心配をかけていました、ネモちゃんの肺の影ですが、結果から言うと癌ではありませんでした。

その言葉を聞いた時、気持ちが楽になり、力が抜けたというか、心底ホッとすることができました。

土曜日の夜、ネモコの呼吸に変化を感じて、とても嫌な予感がしました。

日曜日の朝、休診日にもかかわらず病院を開けてもらいました。

レントゲン検査で映し出されたネモちゃんの肺には、塊と見える影がありました。

私の目からはどれがその影にあたるのか全く分かりませんでしたが、獣医の説明で影と言われる状態を理解することが出来ました。

右肺の前葉部分にくっきりと、そして左肺の後葉部にうっすらと影(白いもの)が見えます。

すぐに腫瘍と結びつかなかった私は、水ですか?と尋ねてしまったほどです。

この影が塊であって、それが腫瘍であるかどうかは細胞を採取して検査をしないと判断ができない、この段階で言えることはそれは水では無いことでした。

幸いなことに、その塊は皮膚に近い場所にありました。

この場合だと、針を刺して細胞を取り出すことができるそうです。

ネモちゃんには、これまでたくさんの注射をしてきたので、私自身が経験もしたことの無い針を刺して細胞を取り出す行為は、出来ればさせたくないと瞬間的に思ってしまいました。

ですが、それは違っていました、一番ネモコの体に負担が少なく済む最善の方法でした。

レントゲン撮影を終えて、皮膚に近い場所に塊があることが分かったことで、次にエコー検査でより正確な位置と大きさを特定していました。

超音波検査なので、身体には無害です。

反射波を画像化しているので、リアルで診断がし易いのだと思います。

この時点で、塊が皮膚に近い場所にあること、その大きさが概ね2cm大であることが判明しました。

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 ↑ 2週間前のネモちゃん、この頃は比較的元気で、伸びをしながら寝ています。(ミーちゃんも伸び)


ネモちゃんの呼吸が落ち着いていたこと、そしてこの日が病院の休診日でスタッフがいなかったことで、体に針を刺して細胞を取り出すことは、日を改めて行うことになりました。

私も、旦那さんも、病巣の正体云々ではなく、肺に塊があること自体が尋常ではない状態なので、動揺を超えて落胆と沈んだ気持ちになりました。

食事を作る気にもならないし、食べる気力さえありません。

本当はこんなことではダメなんですよね、私たちがネモコを元気づけなければならないのに。

ですが、レントゲンに写る影の存在は、想像もしていなかっただけに相当なショックとなりました。

頭では分かっているんです、悪性の腫瘍だったら胸を開いて取り出すだけ。

抗がん剤治療もある。

でも、もし転移していたら。

こんなに痩せて、弱り切った体にメスを入れるなんて、例え病巣を取り除く医療行為であっても、果たしてそれがネモコの生きる道なのか、センちゃんのように手術をして辛い状態のまま死なせてしまうのか。

何が一番重要で、最善策は何か、そして、それは誰のためなのか。

私が考えるネモコへの医療行為は、私にはしてあげられないことの中の一つの手段にすぎません。

それが命を守るために縋る場所であっても、全てが助けるための道ではないです。

体のケアよりも、気持ちのケアを優先させたいと、本能で考えてしまいます。

その部分が、いつも旦那さんと意見が分かれるところなんです。

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 ↑ 2週間前は、ステロイド剤の投与回数を増やし(←本当は多用したくない)、食事も自ら進んでカリカリを食べていました。


この日の診察から、一日考えて、ネモコの肺にある塊の事前検査自体を別の医療機械で再実施したいと思いました。

実際に肺に影はあるのですから、結果が同じになることは百も承知です。

でも、何かもう一つ、そう思うのです。

隣町にあるミーちゃんの掛かり付けの動物病院「心恵堂」へ予約を入れて、呼吸が落ち着いたネモコを車に乗せて午前中に移動しました。

本当なら体力が落ちているので、長距離の移動は避けたいのですが。

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 ↑ 一昨日のネモちゃん、状態は良くないです。顔が険しくなっていますが、これでも私が声を掛けながら体中を撫でて、伸びをしたりします、癒され中なんですよ。


こちらの病院は予約の時に状態を説明するので、私がお願いしていた院長先生の他に腫瘍認定医師が迎えてくれました。

大きな病院ですので、様々な患者さんを診ています。

そんな経験豊富な獣医師と、これまた有能なスタッフが多く揃っています。

しかも院長先生は、ミーちゃんとビビの一年毎のワクチン接種と健康診断でお世話になっているだけなのに、その一年前に話したネモちゃんの口内炎のこと、治療薬に使っていたクリンダマイシン(アメリカでしか手に入らない抗生物質)のことを覚えています。

そんなことまでカルテには書いていないはずなのに。

ただ、ネモちゃんのことを「モネちゃん」と何度も呼んでいたので、「ネモです」と小さな声で言ったら、「失礼しました」と笑顔が返ってきました。

名前なんてどうでもよいなんて、この病院では院長先生からしてあり得ないのですね。

院長先生からは、ネモちゃんの掛かり付けの病院からレントゲンの画像を持参していますか、と尋ねられました。

この動物病院の評判として、丁寧な診察と聞き取りの他に、診察代、治療費が良心的であることをよく耳にします。

それは、無駄を徹底的に省いて、最善のことだけをしていくから。

治療日数など、全てがスピーディー。

私はいつも院長先生にお願いしていますが、診察台に乗せるとまずは身体の色々なところを触って診察を始めます。

悪い所を伝えれば、さらに重点的に触診、そして目で見て状態を確かめます。

痛みを伴っているから嫌がるはずなのに、院長先生に掛かるとあの気の小さいミーちゃんでさえ、見せてくれます。

毎回スゴイな!って思います。

それに、どこの動物病院でも診察代って取られていると思うのですが、ここの診察はその料金分以上を満たしてくれています。

だって、飼い主が出来るような診立て以上のことをしないと、診察って言えませんものね。

レントゲンで肺の影を確認して、気になっていた二つの影のうち、一つは塊ではないことが判明しました。

そして、エコー検査で、右肺の前葉部分にある塊が、3.5cm×1.5cmと正確な大きさも分かりました。

画像を見ると、更に塊の正体に近づけました。

腫瘍ではなく、膿のようなもの。

所々にカルシウムの粒がたくさんあって石灰化している様子が、鮮明に画像で見えるんです。

暗室になっているエコー室に呼ばれて、院長先生の説明を受けながらその画像を見て、更に気が付くと、数名のスタッフに柔らかなベッドで体を広げて押さえつけられているネモコの表情は、とてもリラックスしていることに驚きました。

嫌がるとか、姿勢を立て直そうとか、そんな素振りはみじんも感じられません。

病院の中なのに、安心しきっているんです。

しかも、体を抑えられているのにーーー

塊を画像で確認後、細胞を取って検査をするか尋ねられました。

腫瘍でない限り、手術の必要が無いからです。

やはり、体に針を刺して細胞を取る方法なのですが、痛み的には注射をするようなものだということが分かりました。

ただ、超音波をあてながら塊の場所に的確に針を刺さなければ意味がありません。

ネモコは安心して体を預けているし、ピクリとも動きません。

考えているだけだと、不安いっぱいだった処置なのに、いつの間にか私が安心していました。

腫瘍でないことと、手術の心配もないことで、私の心が晴れました。

笑顔が止まりません。

採取した少量の細胞を電子顕微鏡を通して画像として見ると、掃除屋とか(←これくらいしか覚えられなかった)、うーん、復唱したのですがその場で忘れた、名前が2つ3つ出てきました。

で、ある名前の細胞がいるからこの塊は急に出来たものではなく、長い時間を掛けて出来たようです。

それが、数年か数か月掛けて出来たものかは分からないけれど、ネモコが外に出ることが無いことで、誤嚥によって気管に入ったものと考えられるそうです。

誤嚥は右肺に起り易く、前葉部分にあることからその疑いが濃いようです。

口内炎が、一番の原因に考えられると言っていました。

治療法としては、消炎剤と抗生剤を使って、これ以上大きくならないことを経過観察することを言われました。

ネモコは、口から薬を飲ませることができないので、液体の抗生剤を使って注射をする摂取方法しかありません。

今ネモコに使っている「コンベニア」という二週間持つ抗生剤は、特に皮膚に効果がある抗生剤のようです。

できればクリンダマイシンのように、口の中に効くものが良いようです。

液体の抗生剤なのでクリンダマイシンになるのですが、その親戚のようなものがあるのでそれを使ったら良いでしょうということになりました。

ただ、病院にあるものは200mlの瓶ものです。

少量のものが無いか確認してご連絡しますと言うことになりました。

私でも的確な薬が見付けられそうな素晴らしい薬物一覧表ようなファイルがあって、抗生剤でも様々な種類があることが分かります。

院長先生が、何とか系とか、色々説明してくれました。 ←うーん、面白そうだけれど、覚えられないよー

そんな説明を受けている間に、奥にある処置室の方でネモコがタオルで丁寧に体を拭いてもらっているのが見えました。

それも、気持ち良さげに・・・笑。

大体の説明を聞き終えると、いつの間にかネモコが私の後ろにあるキャリーバッグの中に納まっています。

ここの先生はじめ、スタッフの総合力、恐れ入りました。

午前中の診察時間がとうに過ぎていたので、獣医とスタッフのほとんどは休憩に入っていました。

そうなると、病院内は解放されるようで、院長先生の犬や病院に住む犬(病院に捨てられた猫も飼っています)、色んなワンちゃんが散歩しています。

私がミーちゃんを拾って初めてこの病院を訪れたときの2mくらいある大きな犬(←老犬になってしまいました)もいます。

めちゃめちゃ小さい犬もいます。

みんな自由に院内を散策していて、目の保養と言うか、院長先生の説明がほとんど頭に入っていなかった。

ヤバイーーーー!!! 真剣で熱心に説明をしている院長先生には悪いけど、このワンちゃんたちを目の前に出されてしまったら、私はメロメロで思考回路も止まってゼロ!

院長先生の話はいつまでも聞いていたいけど、このワンちゃんたちのそばを離れたくない・・・だけど、今度は会計で、もう帰らないといけないのかーーーー。

医療機械の使用の他に、2人の獣医と2名のスタッフを長時間拘束しておいて、診療費が1万円もしないなんて、あぁ、嬉しいけれど安過ぎではありませんか、院長!!

明るい気持ちで帰宅すると、夕方前に院長先生から電話がありました。

液体のクリンダマイシンが、つい最近日本で発売されているとのことでした。

私も使うのは初めてで、と院長先生もなぜか嬉しそう、笑。

金額も安くて、ネモコの体重3.4kgに対して1日2回を注射して10日分が、なんと1,500円。

インターフェロンなんて、同じ10日分で1万円もしちゃうんだから、驚きの激安だよー!

しかも、口内炎に効くし、肺の膿にも期待が持てる。

一石二鳥?なのか。

でも、今までも抗生剤はずっと使用し続けているのに、膿の塊が出来ちゃったんだよね、なぜだろ?

いえいえ、そんなことで悩んでいてもしょうがない、良くなることを信じてネモコに私の元気を運ばないと~♪

余りの喜びで、院長先生を抱きしめたいと思ってしまった(笑

  ひたちなか市にある「動物病院 心恵堂」の診療科は、ここをクリック → 



ご心配を掛けましたが、腫瘍ではないとのことで、ひとまず安心しています。

ありがとうございました。


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新たな病気

口内炎で、長い間苦しんでいたネモコ。

ただでさえすぐれない体調が、ここ1週間ほどは急激に落ちてしまって、ご飯も口にしてくれない。

それでも、ロイカナの退院サポートを口に運んだり、少しでも調子が良くなればと、頭や喉や体を撫でて心が癒えるのを期待してしまう。

動物病院への通院は、今は週に2回に落ち着いています。

強いステロイド剤と抗生物質の注射は、今までの使用期間が長いため、今のネモちゃんには効かなくなってしまいました。

今は、効果が1日しかもたないステロイド剤の注射しか効きません。

ステロイド剤は、口内炎の痛みを和らげるだけでなく、食事をする意欲に代わり、ネモコに生気を取り戻してくれます。

長く使用すると副作用が必ず出ると分かっているので、本当であれば使用は限りなく少なくしたいんです。

でも、1週間に2回のストロイド剤を使うことで、口の中の痛みが取れたネモコはご飯を食べるようになります。

病院へ行くと、毎回数本の注射浸けです。

皮下点滴とビタミン剤の注射、必要に応じてインターフェロン、ステロイド剤、2週間おきの抗生物質の注射と続きます。

こんなことだから、病院へ行くのが相当ストレスで、キャリーバッグを持つとネモコは逃げます。

もの凄く、不憫です。

でも、病院へは連れていかないといけない。

私も、ネモコも、辛いです。

そんな頑張っていたネモコが、昨日の夜から呼吸をするのが苦しくなってしいました。

心臓の動きも早いし、息をするたびに体の奥から音がします。

目も虚ろで、様子がおかしい。

もうダメかもしれないと思いました。

昨日の午前中は病院へ行って注射をしてきたのに、夜にはこんな容態になってしまって、どうして・・・

今朝早く、休みのところ病院を開けてもらい、レントゲンを撮ってもらいました。

肺に2cm大の影が映っていて、病理検査をしないと何とも分からないと言う獣医の表情は、暗かった。

気になる影は他に1か所ほどあったのですが、2cm大のはっきりと映る影が癌の疑いを私にも持たせました。

どうしてここまで苦しまなければならないのか。

考えれば考えるほど、思考は悪い方向へ流れていきます。

検査は、局部麻酔をして、体に針を刺して細胞を取り出す方法です。

今日はスタッフがいないため、検査を実施できる環境ではなく、ステロイド剤を注射して帰宅しました。

レントゲンで映っていたあの塊が、害の無いものであるわけがない。

そんなことは分かっている、分かっているけどその事実が受け付けられない。

とても、辛いです。
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