ワンちゃん

可愛い訪問者

すっかりご無沙汰してしまって、あっという間に3月なんですねぇ。

2月はジン君が旅立ってから1年が経ち、気持ち的に不安定な毎日と闘っていました。

短いはずの2月が、とても長く感じました。

そして、2月26日(日)にまたしても犬を保護することに・・・(汗


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こんなに可愛いワンちゃんを捨てるなんて、許せません!!

そう思っていました。

とても賢いワンちゃんで、寂しい想いをいっぱいしているはずなのに無駄吠えをほとんどしません。

ご飯のときも、お腹がもの凄く空いてるのでがっついて食べることはありましたが、鳴き叫ぶことはしません。

人恋しくて鳴くだけで、側にいて触ったり話しかけたり見つめていれば、大人しくしています。

可哀そうなくらい、お利口さんなのです。

でも、はじめの風貌はこんなに可愛いものではなくて、毛がボサボサで、臭いもきつくて、よくよく観察をしていると放浪時間が長かったように見えました。

どれだけ、寂しい想いをしたのでしょうねぇ、想像するだけで泣けてきます。

見てわかる通りトイプードルのワンちゃんなので、驚くくらい小さいです(笑



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小型犬を保護するのは初めてのことだったので、はじめは子犬と分かりませんでした。

雑種ではなかったこと、老犬でもなさそうだし、ケガもしていない、なので飼い主さんが探していると思いすぐに警察へ連絡しました。

犬を保護するのは慣れているので、私の動きも速いです(笑

今回は、病気やケガもしていない様子なので動物病院の受診より警察への届け出を優先させました。

保護をした時間帯は、夕方の4時過ぎでした。

うちの目の前で保護をしたのですが、今までどうしていたんだろう?と疑問が。

警察の方も、今日は3匹目ということで到着までにすっかり辺りは暗くなってしまって。

この時はまだ子犬と分からなかったので、犬ウケの良いイナバの焼きカツオ(猫用ですが)をちぎって与えたり、成犬用のカリカリフードをあげました。

イナバの焼きカツオは、がっついて食べました。

やはりお腹を空かせていたようです。

ここへたどり着くまで、誰からも食事をもらえなかったのかな?

犬用の新しいカリカリフードがあったので開封して与えると、はじめは勢いよく食いついたのですがあまり食べませんでした。

お腹がそんなに空いていない?とも思ったのですが、半年未満の子犬だったから食べられなかったのです。

可哀そうなことをしました。

そのまま食事は旦那さんに任せて、私は警察へ連絡をしたりしていたので、食べられなかった理由の観察ができていなかったんです。



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取りあえず、ワンちゃんをおうちへ帰すために、迷い犬のポスターを作らなければなりません。

少しでも可愛く撮ってあげたかったのですが、じっとしてくれないのでうまく撮れず(泣

しかも、ちょこちょこと歩き回ってしまうので、車に轢かれては大変と思いキャリーバッグへ。

ですが、吠えることは全くしません、お利口さんなのです。

とにかく、寂しくて触って欲しいという感じで、時おりキュンキュン鳴いていました。

後で事情を知るまで考え付きませんでしたが、人に会えたことが嬉しかったのかもしれません。

経緯を聞かされた今は、この時のワンちゃんの気持ちを思い出すと、あぁ、もう泣けてきちゃいます。



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毛の状態からすると、飼い主さんが現れないこともあり得ると思い、その日の夜に友達や知人へワンちゃんの里親募集のメールを一斉送信したら、できれば写真が見たいというご意見が。

ごもっともです。

しかし、私の携帯電話はスマホではなく、ガラ携なんです(泣

そのため、写真はデジカメで撮っていたので、この日は画像送信は諦めました。

そして、なるべく可愛い写真をと思い、翌日、警察署へ向かいました。

やはり、飼い主さんはまだ現れていませんでした。

同日に3匹の保護犬が拾得物として水戸署へ預けられましたが、柴犬は既に飼い主さんの届けがあったので無事にお家に戻れたようです。

我が家で保護したトイプードルちゃんと、ラブラドールレトリバー(雄)が取り残されていました。

ちょっと、ラブちゃんの方も気になります。

が、まずはトイプードルのワンちゃんです。

水戸署の会計課が拾得物の担当のようで、受付で「迷い犬のポスターと、里親募集をするために写真を撮りに来ました」と事情を話すと、すぐにワンちゃんの元へ案内してくれました。

ですが、ワンちゃんは室内にいると言っても地下室に続く階段の踊り場のようなところに、キャリーバッグを大きくしたようなゲージに入れられて、めちゃくちゃ寒そうな環境でした。

ですが、寒さを防ごうという努力の跡が見られて、ゲージの側面に段ボールが掛けられていました。

えっ、これだけ?

しかも中を見ると、手ぬぐいのような白い薄いタオルが1枚あるだけ。

空のフード皿も入っていましたが、めちゃくちゃ汚れてます。

洗わないのですねぇー(泣

しかも、ここ、とても暗いです。

電気は点いているのですが、薄暗くて気がおかしくなりそうな暗さ。

日の光も入らない場所で、拾得物といっても生き物なのですから、もうちょっと考えてもらいたいです。

こんな状態でも、ワンちゃんは大人しく吠えずにいました。

担当の人がゲージから出してくれましたが、暗くて写真が撮れないからと、1階まであがって撮影しようとしたら。

人の手や、人の声が嬉しいのか、急に鳴き出して、そして連れて行って!と落ち着きがなくなりました。



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興奮する姿が、可哀想で、泣きそうでした。

優しく話しかけて、触ってあげるのですが、帰りたいのでしょうね。

写真が、やはり撮れません。


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足の毛は、毛玉になっているというか、濡れた後に体に張り付いてしまったような感じになっています。

室内だったからでしょうか、臭いが強烈でした。

実は、ワンちゃんの里親になってもよさそうな人を、私の知人の奥様が探してくれていました。

その人も、ワンちゃんの写真や健康状態など詳細が知りたいということだったので、我が家で1度引き取りをして動物病院へ連れていくことを考えていました。

ですが、私が説明していた保護当時の印象と違って、放浪期間が長いように見えたことと、興奮した状態を見ると、精神的ストレスも抱えているのではないかと、里親募集の難しさも見えました。

そして、写真は撮りましたが、この状態を見たらこのコはうちで預かろうと思いました。

警察署の扱いに頭が来ているわけではありません。

このコにこんな想いをさせる飼い主を、許せないと思いました。

飼った責任を軽くみてる。



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ワンちゃんを再びケージに戻して、ラブラドール犬にも会わせてもらいました。

大型犬は、屋外に設置されたゲージに入れられるそうです。

ラブちゃんも、とても賢いコで休憩中の職員がお座りや伏せができるんだと見せてくれました。

ご飯は上げているようなのですが、お腹が空いていそうな感じがしました。

翌日、ワンちゃんを引き取りに行った時にラブちゃんにおやつを幾つか買って、そのときに案内をしてくれた職員へ託しました。

ワンちゃんの毛の状態や、興奮状態になった様子を見ていたので、今回も里親募集を諦めて我が家で面倒をみる覚悟をしていました。

ですが、うちの旦那さんには我が家で一時預かりのことだけは説得しましたが、密かに引き取りを考えていることは伝えていませんでした。

だって、仕方ない。

うちには、闘病中のネモちゃんがいて、引き取りの日も動物病院へ通院の日でした。

長男のミーちゃんと、次男のビビも、高齢猫です。

旦那さんがダメというのも、当然だし、理解できます。

でも、仕方ない。

出会ってしまったのだから。

水戸署の警察官や事務職員も、拾得物として保護されてきた犬を不憫に思い引き取る人が多いと聞きました。

飼う人の責任を、飼う時点で規制を設けて制限することはできないでしょうか。

ボロボロになってしまった姿を目にしたら、辛い気持ちになるものです。

生きものの拾得物を管理する人が、気の毒でなりません。

そういう苦しみをあじわうことなく、捨てた後の姿を見ないで平穏に暮らしている飼い主がいるなんて、おかしいと思います。

飼った人の責任において、公平でないような気がします。

無責任な飼い主を減らすために、ペット業界や法律が本来備わってる働きを発揮してくれることを望みます。



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そして、前日に事情を説明して予約をしていた動物病院へワンちゃんを引き取ってすぐに連れて行きました。

ここ数日、ワンちゃんも大変だったでしょうが、私も睡眠時間を削って買い出しやメールなどをしていたのでボロボロでした(笑

ですが、動物病院でシャンプーとトリミングを終えたワンちゃんは見違えて美犬になって戻ってきました♪

私は、ボロボロのまま(笑

その可愛いお顔を見てあげてください!!!! ↓



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めちゃめちゃ可愛く変身してます~♪♪

初めて伺った動物病院で、家から近いことと、トリミングができるところを選びました。

やはり汚れが酷かったようで、何度もシャンプーをしてくれました。

先生は、放浪していたのなら落ち着いてから診察をした方が良いと、年齢のチェックだけをしてくれたようです。

保護をしたときに、警察の人が拾得物の記録簿に年齢を4、5歳と書いていたので、私もそれくらいの年齢だと思っていましたが、歯や毛の柔らかさなどまだ子犬だったようで生後4ヵ月くらいだそうです。

子犬で彷徨っていたなんて、どんなに不安だったろうと想像したら、またまた泣きそうでした。


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動物病院で、愛情を掛けてシャンプーとカットをしてもらったワンちゃん。

生まれ変わって美犬になったワンちゃんは、自分でも分かるのか嬉しさでいっぱいではしゃぎまわっています。

目が隠れるように伸びていた前髪も綺麗にカットされて、周りがよく見えるから走るのも早い、速い~♪

トリミングに病院へ連れて行ったのが11時過ぎでしたが、終わりは17時くらいになると言われていましたが、その通り17時を過ぎていました。

ワンちゃんの事情や、年齢もあって、丁寧に扱ってくれたようです、本当に感謝。

落ち着いた雰囲気の動物病院、「香取動物病院」でした。

トリミングの費用は、初回が20%OFFで、メンバーズカードの発行がされ、嬉しい特典があります。

この日の午後の予約はワンちゃんだけだったので、ワンちゃんもさぞかし安心して身を任せていたのでしょうね。

ありがとうございました。


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さぁ~、我が家へ到着です。

警察署へお迎えに行ったのが午前中でしたが、すっかり外は暗くなっています。

元気に喜び回っているワンちゃんですが、子犬だから体力がないので様子をみながらこちらで静めてあげないといけません。

ネットで事前に勉強しました、あはは(笑

嬉しそうにしているワンちゃんは可愛いけれど、お疲れも溜まっていると思うので、ゆっくりとご飯タイムにしました。

今日のお夕食です。↓

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カリカリフードは病院で適切なものを購入しようと考えていたのですが、療養食しか置いてないと言われて仕事帰りの旦那さんに買ってきてもらうことにしました。

まずは、おやつの「ささみカット」を与えてみました。

柔らかく、小さくカットされたササミカットでしたが、子犬のワンちゃんには食い千切れない様子。

お腹が空いていたようで、焦って食べようとするのですが、噛めずに口の中からポロリと出てしまう。

でも、また食べて、そして落として、その繰り返しをしながら柔らかくなったササミカットを食べることができました。

ご飯を買ったときは成犬と思っていたので、まさかこんなことになろうとは、ごめんね、ワンちゃん。

それでも、柔らかくて小さくカットされたものを選んでおいてヨカッタと思いました。

半年に満たない子犬ですものね、食べる姿にも泣きそうになりました。

軽くおやつからと思っていたけれど、相当お腹が空いていることが分かったので、早めに夕ご飯をあげることにしました。

がっついてはいますが、騒ぐことはしません。

なんて、偉いワンちゃんなのでしょう(泣

購入していたご飯も、キレイに完食です。↓ 笑。



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お腹が空いていた様子だったので、ご飯を細かく砕いて少しずつ与えました。

ワンちゃんは、急いで一気に食べ終えます。

すぐに、次のご飯を細かく砕いて用意します。

また、すぐに食べ終えます!

詰まらせないように、そして、ヒモジイ思いにならないように、絶え間なく少量ずつを与え続けました。

食べ終えると、すぐにウンチです(笑

元気で嬉しいです。

胃休めをさせようと、喜ぶワンちゃんを寝る方向へ導きました。

そうです、見つめながら一緒に瞼をゆっくりと閉じます。

繰り返すうちに、ワンちゃんは寝る!のですが、私もいつの間にか一緒に寝ていました(笑



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寝る前の姿が本当に可愛いんです。

見られているのが分かるのか、可愛い姿をアピールしまくります。

どの仕草も可愛くて、もう、数分でメロメロです♪



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私が顔を近づければ、ワンちゃんも顔を近づけてきます。

あぁ、メロメロですよーーーーー!!!

この日まで、里親募集のことやワンちゃんの身の回りの買い出しで忙しくしていましたが、全然疲れを感じません。

子犬や、子猫の可愛さは、無償の愛を生みますね。

母犬や母猫が昼夜を問わず世話をして慈しむ原動力となるのも、頷けます。

そして、この様子なら再び里親募集ができるかも♪と考えていました。



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いろいろ気になる我が家の猫たちでしたが、ワンちゃんの方は気にならないみたい(笑

逆に、ワン!と吠えられていました(笑

ワンちゃんが気になるのは、人間だけ。

どれだけ寂しい思いをしたか分かります、本当に幸せになったもらいたい。



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実はこの後すぐに、飼い主さんが我が家を訪ねて来たんです。

ちょうど、ワンちゃんがオシッコを済ませたところで、拭き取っていました。

夜20時を過ぎていたと思います、突然玄関チャイムが鳴って出てみると、男の人が2人と、女性の姿が1人。

「この辺りで、小さな犬を見掛けませんでしたか?」と言うのです。

私は思わず、「み、見ました!」と言ってました。

でも、この人たちが飼い主さんであっても、飼い方に問題があるので返してよいものか頭をよぎりました。

「どこの人ですか、どこから来られたのですか?」と不審に思い聞くと、

「常陸太田市です。」と言います。

常陸太田市と言えば、ここからかなり遠いところです。

放浪していたワンちゃんと言っても、ここから20kmくらい離れた場所から交通事故も遭わずにこの場所までたどり着かないだろうと思いました。

かなり不審に思っていたら、私の顔色を察したようで事情を説明してくれました。

話を聞くと、奥さんらしき若い女性が体調を崩して入院をしていたようなのです。

その期間、この近くに住む友人のお宅にワンちゃんを預けていたというのです。

そして迎えに来たら、その一家は何の連絡もないまま引っ越しをしていて、家の中は糞尿で凄い状態だったと言ってました。

その話が事実なら、ワンちゃんはたった独り、誰もいない部屋に放置されていたのです。

きっと、ご飯は山盛りおかれてそのまま放置されたのでしょう。

そんなに痩せた感じはなかったので、放置されたフードを食いつないでこの寒さを子犬なのに生き抜いていたのです。

それを想像すると、可哀想でしょうがありませんでした。

私たちが保護した時は、酷い姿だったということを話すと、ワンちゃんが放置されていた家の中がよほどひどかったのでしょう、分かります!とすぐに返事がありました。

ワンちゃんの名前は、ポッポちゃんというそうです。

トイプードルと、マルチーズのハーフでした。


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信じがたい話ではありましたが、ワンちゃんの性別と年齢を聞いたら、「メスです、5ヵ月です。」とすぐに答えが返ってきたので、この人が飼い主さんで間違いないと思いました。

近所で引っ越しをされていたというお宅は、借家の一軒家です。

うちから50歩以内で行けると思います。

話したことはありませんでしたが、若いご夫婦と小さな子供がいました。

小型犬とか、鶏とか飼っていたと思います。

そして、最近引っ越しをされていました。

だけど、預かったワンちゃんを置いていくなんて、なんて無責任な人たちなの。

今は可愛いポッポちゃんですが、子犬には過酷な仕打ちだったと怒りがこみ上げます。

でも、そんなことがあるのかと驚きもありました。

飼い主さんは警察への届け出もされたそうで、ポッポちゃんを私の手からお返ししました。

事情があったにせよ、子犬のポッポちゃんにそんなことは関係ありません。

本当に良い子だったので、末永く大事にしてもらいたいです。

そして、私の仕事はまだ続く。

関わった皆さんに、すぐにメールや電話をしました。

翌日、シャンプーをしてくれたトリマーさんに電話をしたら、喜んでくれていました。

お世話になった皆様、心から感謝です。

特に、私と最後まで一緒に悩んで動いてくれたSさんの奥様、本当にありがとうございました。

ポッポちゃん、幸せになってねぇ~♪

警察署で保護をされていたラブラドール犬、どうにか一時預かりさんが見つかったそうです。





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手作りのいただきもの

先日、お友達とパスタのお店に出掛けてきました。

そこはただのパスタ屋さんではなくて、数百種類のパスタメニューがあるんです。

なので、注文時にはパスタの名前を言うのではなくて、番号で伝えます。

私が選んだパスタの番号は、確か7百番台だったような・・・・・・

ついこの前も、県民ショーに出たお店です。

味はというと、パスタの種類も多いですが、麺の量も多いです(笑

そして、またまたたくさんのお喋りをしてきちゃいました~♪

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 ↑ 手作りのチョコレートをいただきました~♪

いつもいただきものが多いのですが、この日はバラの形をしたチョコレートを作って来てくれました!

うぅ、感激です。

でも、もったいなくて食べれない・・・・などと思っていたのに、その日の夜に一ついただきました。

手作りは、いいですね~

本当に美味しかったです♪

中央の芯の部分が「小枝のチョコレート」になっています。

そのパフパフ感が相まって、さらに美味しくなってます。

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繊細で細かい作業、私には真似できない・・・・

今度会う時は、私も何か作れるといいな~  ははははははぁ・・・・と、空想の世界へ。

そうそう、この方とはネコがご縁でお友達になりました!

通っていた動物病院が同じで、その頃は交通事故のネモちゃんを拾った時だったので、毎日通院していたんです。

そんな中で、偶然に出会いました。

偶然というのは、以前お世話になっていた動物病院まで一緒だったんです。

それに、話をしていると動物が大好きだと言うことが分かって、ますます興味が湧いてしまって~。

というのも、ネコが好きとか、犬が好きとか言う人は、どこにでもよくいるんです。

でも、大概は自分の飼っているネコが好き、自分の飼っている犬が好き、なんです。

そういう人には、私、全く興味が無くて、愛想笑いで顔を作ってほとんど話を聞いてません(笑

その方たちの連れてきた動物だけには、注目してますけどね!

だから、私は外ではあまり動物の話はしません。

動物好きと言っている人でも、私が思う本当に動物が好きな人にしか、真剣な顔を見せません。

私が笑って動物の話をしているとしたら、それは挨拶程度なモノなんです(笑


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 ↑ そのお友達がセンちゃんの、似顔絵を描いてくれました。

こちらも、以前いただいていたんです。

でも、色がパステル調で濃くないので、写真に撮っても鮮明に写らなくてブログに載せられませんでした。

今日は、どうにかドアップにして写してみました。

色鉛筆で描いてあるのですが、とても細かく毛までを表現してくれています。

この絵をもらったのは、今年の2月だったのですが、思わず涙がこぼれてしまいました。

センちゃんの死は、まだ私には悲しい思いでしかありません。

笑顔のセンちゃん、ホントにそっくりです・・・♪




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保護犬は、飼い犬だった

ご心配をいただきました保護犬ちゃんは、今週の日曜日(11/11)に、飼い主さんの元へ無事帰ることが出来ました。

ブログにコメントをくださった皆さんの、涙が出るくらい(出てた)あたたかな気遣いと、励ましの言葉に何度も支えられました。
(だのに、返事が遅くなって本当にすみません。)

それに、我が家で今年の夏に保護をしたワンちゃんの、その頃から犬の散歩で我が家を訪れる人たちにも声を掛けていただいたり、忙しいながらもどうにか頑張ることが出来ました。

みなさま、本当に有難うございました。


保護犬ちゃんは、17歳のおばあちゃん犬でした。

今振り返っても、目は見えない、耳は聞こえない、肌の状態もアトピーが酷くて所々ハゲている、そんな目も当てられない状態のワンちゃんでした。

が、彼女は17年間も大事にされていた飼い犬でした。

名前は、ミルクちゃん。

飼い主であるお母さんから、「ミルちゃん」と呼ばれていました。


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 ↑ 保護をした翌日、天気がよくてポカポカ陽気でした。 

こうやって見ても、お腹が真っ黒なのがよく分かりますよね。

尻尾も皮膚の状態が悪く、ほとんど毛がありません。

目の周りも黒くて、手と足も毛は残っていますがアトピーがとても酷くて、常に痒がっています。

その状態は耳の中も一緒で、皮膚が腫れあがり塞がっているから聞こえていません。

保護犬ちゃんが起きている時に、目の前を通ったり、大きな声で喋ってみても、気が付かないんです。

それは、病院の検査でも同じ結果でした。


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保護犬ちゃんがいた1週間は、朝夕だけは多少寒くもなりましたが、ほぼ毎日が暖かでした。

今週は、激寒ですよね!

飼い主さんが、保護犬ちゃんを庭先で飼っていると言っていたので、今ごろ寒がっていないかと、余計なお世話でしょうがちょっと心配しています。

うーん、大丈夫なのかなぁ~?
 

それにしても、老犬であることを知った今なら、あれだけたくさん寝ていたことには納得いけます。

我が家に来たて、ぐったりと寝ている姿を見ると、長い放浪生活で余ほど疲れていたからなのだろうと、不憫にさえ思っていたくらいです。

そして、このような状態でどうやって生きてきたのか、いえ、生きてこれたのか、とても不思議でした。

もの凄い苦労をしてきたのだろうと思い込んでしまい、可哀想で、可哀想で、仕方ありませんでした。


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この日は、文化の日で祝日だったため、ネモちゃんの通っている病院はお休みでした。

すっかり捨てられた犬と思い込んでいたので、違う動物病院へ朝一で出掛け、フロントラインを取りあえず購入しました。

でも、でも、こんな状態ですもん、病院で診てもらいたい…


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少しでも保護犬ちゃんの気休めになればと、不自由な部分をカバーするように頭や体に触れることで、安心させることに努めました。

とても頭の良いコで、始めは家の外壁にぶつかっていましたが、徐々に慣れていきました。

それでも、犬が加わると完全に生活のリズムが狂うので、これからまた大変になるね!と、旦那さんと話していました。


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ネモちゃんの病院はお休みでしたが、保護した状態が状態ですから1日でも早く診てもらいたくて、先生に休日出勤をしてもらいました。

年齢もあるからでしょうが、とても大人しいです。

先生は、柴犬です!と言いましたが、私にはどうしても柴犬とは思えませんでした。

だって、柴犬はもっと可愛い・・・・・・・・・・。 ←心の声


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目ヤニもびっちりでした。

先生がティッシュを使って綺麗に取ってくれたのですが、過去に違う病院で目ヤニを取る時は角膜?を傷つけることもあるので慎重にしなければなりませんと言われたことがあって、ちょっとコワかったです。

先生の話では、目ヤニは積極的に取ってあげたほうが良いそうです。

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柴犬は他の犬に比べ皮膚病になり易いようで、皮膚はさておき、先生は目の方を心配していました。

緑内障とか、眼圧とか、角膜に傷が無いかなど、色々調べてくれたのですが、乾性角膜炎(ドライアイ)であることが分かりました。

 ↓これが、ドライアイを調べられるものだそうです。
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原理は単純で、測定も簡単でした。

でも、検査ですから値段はそれなりにするのだと思います。

ドライアイだと、角膜を保護するものが無い状態なので、細菌?などの感染の心配や、角膜が傷つくこともあるようなのです。

それに、異所性まつげ(たぶん逆さまつ毛のこと)もあったようで、抜いてくれました。

でも、これももちろん費用が掛かっています。

処置をしていただいているので料金が発生することは当然ですが、イヌもネコも本当にお金が掛かります。

ま、それを分かっていてもお願いしたいと思う気持ちは変わらないので、笑うしかないです。 はははははぁ・・・・


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 ↑ 保護犬ちゃんのご飯も病院で買ってきました。

皮膚のケアが必要なワンちゃん向けと書いてあったので、即買いでした。

でも、封を開けてビックリです。

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フード袋はこんなに大きいのに、中身は空間が多くて、あれれ、内容量800gだったのね・・・・・・

でも、普通のフードとなんか違うわ、うん、そうよ! そうでないとイケナイワ!

保護犬ちゃんは、ご飯もお水も、ものすごーくたくさん食べるんです。

やはり、今まで食べられなかったんだと、改めて可哀想にと思ったくらいでした。

病院のフードは少なかったので、とりあえず栄養のあるもので体力を付けてもらいたくて、早速ネットで注文しておきました。


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インターネットでドックフードの説明を読んでいると、どれもこれも体に良さそうに思えてきます。

これじゃ、全部欲しくなってしまいますね!

取りあえず、眠い目をこすりながら必死で厳選して、2種類、2.5kgと3kgを注文、すぐに家に届けてくれました。

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結局、保護犬ちゃんは1週間と1日で飼い主さんの元へ帰って行ったので、封を開けてしまった方はプレゼントしました。

フードは、保護犬ちゃんも気に入ってくれていたので、お渡しすることが出来てホント良かったです。

未開封の残ったドックフードは、ワンちゃんのために頑張っている人を見つけて、またお譲りしたいと考えています。

前回のセンちゃんの時もそうでした。


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 ↑これは、皮膚に直接塗るもので、あのアトピーの面積を考えると、すぐに使い切ってしまうでしょう。

皮膚の状態は、皮膚から独特な異臭を放っていたので、カビの可能性が高いとのことでした。

その特徴的な臭いから、マラセチアという酵母?の一種なんだそうです。

ゴールデンレトリバーちゃんにも、多く見られる皮膚病だそうです。

アトピーだとすると、完全に治すことはできないそうで、痒みや皮膚の状態をコントロールしていくような治療になるとの話でした。


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 ↑これは、免疫抑制剤の軟膏目薬で、オプティミューンというそうです。

因みに、とても高いです!

とっても少量なのですが、これで5千円しちゃいます!!

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 ↑潤いをもたせるヒアレインの点眼。 30本。

他にも、ステロイド点眼、抗生点眼(内服)を勧められましたが、さすがに4種類を1日何回も点すのは、私の方が死んでしまうと訴え、2種類に留めてもらいました。

これだけ病気も多ければ、捨ててしまう人もいるのだろうと思いました。(違っていましたが)


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 ↑旦那さんに、犬小屋を組み立ててもらいました。

せっかくの休日でも、病院や買い物やらで、全く休む暇がありませんでした。

そして、この日から、朝の散歩は旦那さんが担当、夜の散歩は私がすることになりました。

実は私、今月からハローワークの職業訓練なるものに通っているのでした。

色々と書きたかったのですけれど、書く暇がとても無くて、だって、だってねーーーー!!! 遠いの!

場所も遠いのだけれど、バスと電車の繋ぎも悪くて、自宅から1時間40分後に到着するんですよ~

朝から夜まで、自分と保護犬ちゃんの世話と、ネモちゃんの通院で、毎日がボロボロですよ~


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私のグチはさておき、保護犬ちゃん、どうやら犬小屋を気に入ってくれたようです。

日中は日向ぼっこ、散歩以外は犬小屋に入って寝ていることが多かったです。

それにこれからもっと寒くなってくるだろうからと、体熱を利用して暖かくなる魔法のぽかぽかマットも購入してみました。


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本当に、スヤスヤと眠っています。

保護犬ちゃんは、動物病院で皮膚病用のシャンプーもしてもらっているので、体も清潔になって気持ちいいんだと思います。

少しずつ、特徴的な臭いも改善されているようにも感じられました。

忙しいを除けば、他は色んな意味で良い方向に進んでいました。

保護犬ちゃんも、数日で我が家に馴染んでいるように見えました。

そして、私たちも保護犬ちゃんのご飯、散歩、点眼、塗り薬、それが普通になっていました。


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これからの余生、保護犬ちゃんは我が家でずっと暮らすんだろうな~、そんな風に考えていました。


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この服は、ボアボアしていて可愛いんですよ。

病気やケガなど理由も無いのに、ペットに洋服を着せる人っていますよね。

可愛いのかもしれないけれど、私から見たら可哀想に思えてしまう。

でも、保護犬ちゃんには着せました。

後ろ足を使って、お腹やわき腹、至るところを掻いているので、皮膚に悪いようなのです。

看護師さんや先生に聞いたら、洋服を着せれば体を直接掻くこともできなくなるので、良さそうな話をしてくれました。

この洋服ですが、ピンク色と黄色があって、どちらにしようかともの凄く悩みました。

こういう気持ちって、もしかしたら私もペットに着せたがる人たちと同じなのぉ~?


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最後になりましたが、ワンちゃんとの出会いは、11月2日(金)の夜中の11時頃でした。

その日は、旦那さんが飲み会で帰りが遅かったので、駅まで車で迎えに行ったんです。

その帰り道、我が家まであと少しの所だったんですが、保護犬ちゃんがお尻を地面につけて体を丸くさせてお腹を掻いている状態でした。

でも、道路にはみ出ていて、とてもキケンでした。

保護するしかないね! そう言って、車を止めて犬の側へ駆け寄っていました。

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私たちの運転する車のすぐ後ろには、タクシーがいました。

私たちの車とタクシーが前後していたら、この犬はケガをしていたかもしれません。

運の良いコです。

そう言えば、保護した翌日の11月3日夜に、旦那さんが保護犬ちゃんの散歩に出掛けていた時、私も外でその帰りを持っていたんですね。

9時頃でした(休日だったこともあって、朝と夕方、夜も散歩したんです)。

東の空に、流れ星を見ることが出来ました。

20代の頃は、1年に1回は流れ星を見るぞ!を目標にしていた私でした。

今でも、寝る前には夜空の星を見て、寝床に入ります。

見事な流れ星だったので、センちゃんからのメッセージなのかとも思ってしまったくらいでした。

後でインターネットで調べて見たら、この日は「おうし座流星群」の見られる日だったようです。

そしてもうすぐですが、11月17日は「しし座流星群」が見られる日です。

寒いけれど、また見たいなと思っています。


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そんな訳で、保護犬ちゃんと過ごした1週間と1日は、とても忙しい毎日でした。

なので、交番に拾得物の届け出が遅れてしまったんです。

そして、心の中では、届け出をしてもきっと無駄だろうと考えていました。

11月11日、日曜日の4時くらいにやっと暇が出来ました。

交番へ拾得物の届けの電話を掛けたら、ちょうど1週間前に老犬の柴犬がいなくなってしまたと、交番へ届け出があったようなのです。

でも、同じ犬であるかどうか分かりません。

(だって、柴犬とは思わなかったから。)

その日のうちに、飼い主さん夫婦が訪ねてきてくれて、ミルクちゃんであることが判明した訳なんです。


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飼い主さんのお話では、あの日の昼間、庭で自由に歩けるようにしていたら、いつの間にか姿が見えなくなってしまい、探していたそうなんです。

こんなによくしてくださって、有難うございます。 命の恩人です。

そのひと言が、ミルクちゃんが家族として可愛がられていた証に聞こえました。

でも、飼い主さんが側によっても、ミルクちゃんは犬小屋から出てきません(目が見えないし、耳も聞こえないから)。

飼い主さんも苦笑いでした。

ミルクちゃんは、私たちには敏感なのですけれどね。

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あ~、ミルクちゃんは、17歳のおばあちゃんになるまで、こんなに愛されていたんですね。

そして、交番で犬を探しているという届け出があったことを聞いた時、涙が出そうなくらい嬉しかった。

こんなことって、あるんだなぁ~って。

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ミルちゃんが去った後、嬉しいようでやっぱり寂しい、そんな複雑な気持ちでいます。

でも、これで良かったんですよね。

病院でも言われたのですが、今年は犬に当たってばかりです。

それも、ちょっと私的には複雑です。

今夜も冷えます、ミルちゃんは寒くしていないかな?

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本当に、ミルちゃんもいいコでしたよ♪


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その犬の一生

昨日は、ネモちゃんのいつものインターフェロンの注射の日でした。

それは10月からの試みで、ステロイド剤の注射を少しでも減らせるように、1日おきに頑張っています。

私たちも、ネモちゃんも、大変だけれど頑張っています。


そして、その日の夕方、ネモちゃんを車に乗せて動物病院に向かう途中、車にひかれたばかりの犬が道路に横たわっていました。

外は既に、薄暗くなっています。

そこは車通りの多い場所でしたが、どの車もその犬を避けて過ぎて行きます。

でも、その犬はまだ少し動いていたようなのです。

というのも、その時私は家にいて、現在保護しているワンちゃんの散歩をしていました。

なので、ネモちゃんの病院は旦那さんが行ってくれたのです。

病院まであとわずかという場所で、車にひかれ横たわる犬を見つけたそうです。

道路一面、血の海だったそうです。

でも、少し動いている、そう、まだ生きていたんです。

だから、旦那さんは血だらけのその犬を車に乗せて病院へ急ぎました。

まだ、生後半年くらいの犬でした。

治療方針を決めるために、旦那さんは私に電話を掛けていました。

そんな時に限って、私は携帯電話を持たずにワンちゃんの散歩に出ていました。

というのも、ワンちゃんは目も見えず、耳も聞こえないので、散歩にも時間とひと手間が掛かるんです。

でも、旦那さんは必死に何度も私に電話をしていたようで、散歩を終えてすぐに折り返しの電話をしたのですが、ちょっと怒っていました。

ワンちゃんは、病院に着いて20分後位に息を引き取ったということでした。

旦那さんもショックだったようですが、私に聞かなくてもできる治療はして欲しいと思います。

でも、獣医師の説明を聞いて状態が相当悪いと判断した場合は、治療はして欲しくないと思うかもしれません。

これ以上、痛い思い、させたくないです。

白い大きな箱に入れられて、生後半年しか生きれなかった犬が我が家にやってきました。

甲斐犬のように、黒と茶色が綺麗に混ざった色でした。

尻尾もふさふさで、賢そうな犬でした。

でも、首輪をしていません、首輪の跡も、一切ありません。

子犬ではないだろうけれど、子犬に近い年齢です。

ですが、その足の肉球、その足の爪を見れば、このコが放浪をしていたことは分かります。

若くてまだ毛並みも綺麗で、だから余計悲しい気持ちになってしまいます。

この犬の短い一生を想うと、涙が止まりませんでした。


きっと、この犬は、

お母さんはどこ?

お兄ちゃんはどこ?

ご飯はどこ?

おうちはどこ?

そうやってゴールを探し続けてていたのだと思います。

でも、この犬のゴールは道路の真ん中でした。

それを想うと、それはどうしようもなくて、しょうがないことだけれど、悲しくて、切なくて、苦しい。

だけれど、この犬もお母さんといた時は毎日がもの凄く幸せだったはず。

そして、兄弟の犬とも絶対楽しく遊んだはず。

そう思うしか、そうやって見送るしかありません。


今朝、ペット霊園に行ってきました。

今ごろ、我が家で夏に保護したワンちゃんと、安らかに眠っていると思います。

今となっては、メスかオスかも分かりませんでしたが、とても優しい表情をしていたので私が勝手にメスだと思っています。

なので、我が家の庭で咲いていた、ミニバラとキンシバイを、その犬の耳元に飾ってあげました。

とても、似合っていました。

不思議なことに、そのミニバラは数日前からかなり大きな花を咲かせていたんです。

綺麗だねぇ~って、旦那さんと話していたんです。

きっと、この犬の為に、咲いてくれていたのだと思います。


私の住む街では、ノラが、ノラで生きていける環境が存在しません。

そういった環境がまだ残っている場所でなら、ノラの存在も決して特別なことではなく普通の状態なのだと私も思えます。

周りを見渡しても、緑と呼べる自然はほぼ人工のものです。

人間が住みやすく、生き易い自然環境を作っているから、嫌われもののカラスだって寝床を確保するのも大変そうです。

そうやって、すぐ目の前に存在するものを見ないで、自分に都合の良いものしか見なくなっている、それが今の世の中です。

その中で、このコが歩んできた道のりは想像もできません。

だから、瞼を閉じると、ごめんねって、涙が出てしまいます。



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また犬を保護する、犬を捨てるな!

11月2日(金)の夜中に、また、ワンちゃんを保護しました。

夏にワンちゃんとの出会い別れがあって、まだ日も浅いというのに。

きっとこの出会いも、私にはとてもツライ出会いなんだと思います。

でも、目の前にいて、そのまま放っておいたら、もっとツライ気持ちになるはず。

保護した場所は住宅街であっても安心はできません、道路に体が出ていればひかれてしまいます。

それくらい、車の通りが多いところなんです。

だけど、カノジョは、目も見えない、耳も聞こえない。

嗅覚と、肌に触れた感覚で、ここまで歩いてきたのかもしれません。

そして全身は、アトピーのような症状でハゲています。

皮膚の色が真っ黒でカサカサしていて、それがもの凄く痒いようで、体を丸めてお腹を掻いていたんです。

私が運転する車の前に、そんな姿のカノジョがいました。

どうして。

目も見えないで、耳も聞こえないで、どうやって今まで無事に生きてこれたのか、不思議なくらいです。

また目まぐるしい忙しさで、毎日が過ぎていっています。

これで、いいのだろうか?



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ワンちゃんと雨

ワンちゃんが亡くなってから1ヶ月が過ぎて、そして昨日はワンちゃんの眠る霊園に旦那さんと一緒に出掛けてきました。

ワンちゃんは、来てくれることを分かっていたようです。

というのも、ワンちゃんと出会ってから、その節目には必ず雨が降っていました。

昨日も、ワンちゃんの霊園に行こうと車に乗り込むなりすぐに雨が降り出したのです。

やがて、大粒の雨となり結構な土砂降りとなっているのですが、空を見上げると青空がのぞいています。

不思議な天気です。

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大粒の雨は霊園に着いてからも止まなくて、空は晴れているのに。

もしかしたら、この時ワンちゃんも側に来ていたのでしょうか?

傘をさしながら、手を合わせて来ました。

(霊園の写真撮影は控えました。)

ワンちゃんには、大好きだった真空パックの魚を持って行きました。

喜んでくれたかしら?

↓ 霊園を後にする時も、まだ雨は降っています。


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↑ どう見ても、雨が降っている世には見えませんよね。

霊園からは田園風景など自然が目の前に広がっています。

そんな場所を選びました。

そして家に着くと、雨が降り止みました。

やはり不思議過ぎます、それを何度も口にしていたのに旦那さんは何の反応もありません。

霊感は無いので直感で、そう思いました。

その後もその日は、まったく雨は降らずにカンカン照りでした。 


そうなんです、今思えば、ワンちゃんは雨と共にやってきました。

7月12日にワンちゃんを保護したのですが、その間もどうしようもないくらい暑い日が続いていました。

ワンちゃんを保護した翌日(動物病院へ宿泊中)には、大雨が降りました。

天気予報でもそんな予報ではなかったような気がします。

そして、ワンちゃんが私たちの家に来て一緒に生活をしている間は雨一つ降りませんでした。

ワンちゃんが手術をして、もう手の施しようがないと獣医に言われ、家に帰って来たその夜はやはり大粒の雨が降りました。

その雨の合間をぬぐって、弱って意識が無かったであろうワンちゃんを抱いて家の外を散歩しました。

外の匂いに気付いたのでしょうか、意識が朦朧としているはずのワンちゃんは、抱かれながらの散歩中はか細い声で鳴き続けていました。

あの最後の散歩は、行くことが出来て良かったと思っています。


雨が少なかったこの夏に、ワンちゃんと雨のことは以前からずっと気になっていました。

霊園へのお参りにまた雨が降って、またワンちゃんと雨の縁を思うtobutoriです。

ワンちゃんと雨は、どんな関係だったのでしょうね。


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今日も、tobutori家周辺は快晴であります。

昨晩の星空も、見事でしたね☆




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ワンちゃん、うちに来てくれてありがとう!

ワンちゃんは、今日の午前中に旅立ちました。

そして、皆さまの祈りはワンちゃんに届いていたと思います。

本当に有難うございました。


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旦那さんと、泣いて、泣いて、泣きぬきました。

昨日、病院から腎不全も併発していて、それも数値が危険以外に無い数値でした。

先生から、自宅での看取りを言われて、もう治療の施しが無いことを胸に刻みました。

手術後の翌日には、そんな予感がしていました。

だから、この数日間は涙が止まらなくて、悩んでばかりで、悪いことしか考えることが出来なかった。

それではダメだと分かっているのに、ワンちゃんの容態を見ればその時既に明るい未来なんて見えなかった。


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自宅には、ワンちゃんが退院後に元気になって帰ってくることを信じていたので、ワンちゃんのためのグッズが増えていたんです。

それらはもう、使えなくなりました。

ワンちゃんが家に戻って来て、顔が安らかな表情になっているのがすぐに分かりました。

言いたいことは山ほどあります、でもそれは言葉に出来ません。

言葉にすると、とめどなく涙が溢れてしまうからです。

帰宅のその夜は、大粒の雨が降りました。

とても蒸し暑い夜でした。

雨の合間をぬぐって、真夜中にワンちゃんを旦那さんが抱きかかえてくれて、散歩に出掛けました。

いつもの散歩コースです。

すると、ワンちゃんが吠えました。

散歩中ずっと吠えていたんです。

嬉しかったんだと思います。

歩くのが大好きだったから。


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玄関にワンちゃんを寝かせて、もがくワンちゃんを撫でながら、ずっと話しかけていました。

私も、旦那さんも、ワンちゃんの笑顔しか記憶に出てこなくて、ただもう今の状態に涙が止まりませんでした。

玄関でワンちゃんの隣に私も寝て、ずっと手を握ったり、頭を撫でたり、体をさすったりしていました。

今思うと、あの時、ワンちゃんの意識はあったのかな?

すぐ隣で寝ていると、ワンちゃんの目に私が映っているのが分かりました。

ワンちゃんは、私を見ていたのでしょうか?

1時間ごとに、痩せ細ってしまった体の位置を変えてあげます。

痩せているとはいえ、私には結構な重さでした。

寝るだけでも辛そうなワンちゃんの、少しでも負担の無いように、ワンちゃんのタイミングを見ながら寝る姿勢を変えていきます。

骨張っているので床ずれも心配ですが、それ以上に同じ体勢で寝ていると布団側の体が熱でこもっていました。

今日までの疲れもあって、眠い目をこすりながら、ワンちゃんの頑張りを応援していました。

朝も、ワンちゃんを抱きかかえて旦那さんと玄関の外をワンちゃんに見せてあげました。

雀の鳴き声や、外の匂いが、ワンちゃんには感じられたと思います。

最期まで、本当にいいコでした。

だから、涙が後から後から頬を伝わって、写真を見るだけでも涙が止まらなくなる。


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長い、長い、ワンちゃんとの一日が終わりました。

私の親も、その朝2回ほど来てくれて、ワンちゃんの今までの苦労を労いました。

ワンちゃんを撫でながら、母が「いい人に拾われたね。」と何度も言ってましたが、私にとってその言葉が逆に胸に突き刺さりました。

本当に、そうなのかと。

ワンちゃんのこれからの幸せな寿命、犬生を、閉ざしてしまったのは私以外に居ない。

辛い思いをさせてしまった。

悔やむことが山ほど出てきました。

旦那さんと一緒に、ワンちゃんの体をキレイに拭いてあげて、変わり番こにワンちゃんを撫でに行っています。

今日はワンちゃんと家族一緒に過ごします。

今思えば、ちょうど1ヶ月前の今日、ワンちゃんが我が家にやってきました。

今はただ、悲しみしかありませんが、言えることはただ一つ。

ワンちゃん、ありがとう。 




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黄疸

昨日のワンちゃんは、手術を終えて1日経っていましたが、私の目から見たら術後の状態が悪いように思えました。

でも、先生は悪いとは言わずに、白血球の値が高くなっていること、熱は下がってきたこと、悪いところは取り除いたのであとは体力を付けること、点滴だけではなく流動食を取り始めていること、説明してくれました。

そして、寝ているだけでは体が固まってしまうので歩かせてみましょうと、ワンちゃんを抱きかかえて外へ出ました。

ワンちゃんは、やはり自力では立てません。

顔を持ち上げることも出来ず、鼻先は地面に着いたままです。

私はすぐに顔を手で支えて、そして地面に座って膝の上に乗せました。

ワンちゃんの体重全部が預けられているのが分かりました。

どの部分にも力が入っていないのです。

口からは大量のよだれが流れ出ていました。


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ワンちゃんはもともと痩せていましたが、見る度に痩せてきています。

筋肉は、そんなにも早く落ちてしまうのでしょうか。

家に帰っても、脱力感しかありません。

手術なんか、しなければよかった。

あのまま安楽死がよかったのかもしれない。

頭をよぎる恐ろしい言葉です。

安楽死、それはたぶん人間が安楽になると言うことなのだと思いました。

でも、重篤な状態で、終わりのない苦しみがあるのなら、安楽死もあるのかと思います。

まだ、ワンちゃんは終わりまで苦しみが続くと決まったわけではありません。

なので、安楽死はないです。

だけど、あの姿を見ていたら、考えないことなどできません。


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 ↑ 今日の午前中のワンちゃんです。

昨晩よりも、また状態が悪くなっているように私には見えました。

そしたら先生が、「術後から状態は下っています。」と言いました。

そんなこと、昨日も思ったし、今日も当然思っている。

どんどん悪くなっている。 悪い状態が、更に悪くなっている。

今は痛みが無いと言うけれど、痛いのだと思う、苦しいのだと思う、辛いのだと思う。

また痩せていた。

悲し過ぎる。

見ているのが辛い、けれど、ずっと側で触っていてあげたい。

家に連れ帰って、一晩中側についていてあげて、撫でてあげたい。

家に来て1ヶ月まだ経っていないけれど、だけど、分かるのかな、私のこと、旦那さんのこと、家のこと。

記憶にあるのかな、散歩したこと、ご飯食べたこと。

近所中のワンちゃん達が、ワンちゃんに会いに来たこと。

その飼い主さん達に、この1ヶ月間私はたくさん声を掛けられました。

ワンちゃんを見ていた人、たくさんいました。

覚えているのかな、その全てを、ワンちゃんは。


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 ↑ 今日の夕方過ぎに会いに行った時の、ワンちゃん。


今日の血液検査で、黄疸が出ていることが分かったそうです。

黄疸の説明と、その症状が出る原因を説明してくれました。

そして、今後の話になりました。

悪い部分を取り出した以上は、治療と言う治療は無いようで、このまま点滴を流して体力を付けること、その点滴で黄疸が薄まることを待つというものでした。

もしくは、治療をやめる。

この話が出ると言うことは、ワンちゃんがいつ亡くなってもおかしくない状態であることを意味します。

そう私には聞こえました。

この時は仕事から帰宅した旦那さんがいたので、先生の話は旦那さんとやり取りされました。

私は、ワンちゃんをずっと触っていました。

時折、ワンちゃんは頭を沿わせたり、足を動かしたりします。

立ちたいのだと思いました。

でも、そんな体力も、そんな気力も残っていません。

立たせてあげたいと、それだけを思いました。

だって、ワンちゃんはそうやって、どんな時もずっと歩き続けていたのですから。

立ち止まったらなんて、考えられなかったんだろうな。

考えれば考えるほど涙が出てしまうので、考えないようにしているのだけれど、やっぱり涙がこぼれる。

ワンちゃんを本当の家に帰してあげたい、ワンちゃんを本当のご主人様に会わせてあげたい、それが出来るなら今すぐにそうしてあげたい。

旦那さんの口から、治療は続けると先生に伝えられました。


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ワンちゃんがtobutori家に来た時、パクパクと食べあさった大好きな魚を持って行きました。

真空パックにされたネコ用の魚の切り身です。

食べられないと分かっていましたが、匂いだけでもと思い、持って行きました。

先生が起爆剤になればと、明日与えてみますと言って、預かってくれました。

このまま帰れば、会えなくなるのではと、正直不安でいっぱいでした。

でも、家に連れて帰ることはできません。

まだ、点滴中です。

治療中なんです。

そう、そうなんだよ、ワンちゃん。

だから、また明日会いに来るね!




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手術を終えて

ワンちゃんは、今も頑張ってくれています。

応援、ありがとうございます。



今朝の確認では、熱が出ているとのことでした。

あの痩せた体で全身麻酔と手術に耐えて、今は発熱と痛みなどの炎症に耐えてくれています。

自分たちで決めたことだったのか、これが良いと言われても、これで良いのか分かりません。

たぶんこれからワンちゃんはよくなると思います、そう信じています。

それでも、これで良かったのか本当に分かりません。

ですが、皆さんのコメントを見ると沈んでいた心に元気が戻りました。

そしてまた、落ち込むんです。

そんな繰り返し、気持ちの上で全く処理できないでいます。



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↑ 首に包帯をしていますが、高カロリーの点滴をしているからです。

癌などで食事を取れない状態の人間が受けるものと同じだそうです。

こういった処置が必要になる手術などがあっても、普通の点滴で済まされるそうです。

それは、金額が高くなることはありますが、手間が掛かるのだそうです。



昨日の手術で、異常部分と思われる子宮を摘出しました。

取り出した臓器は、素人の私でもすぐに見て普通ではないことが分かりました。

卵管が、まるで筋子のように小さな丸い卵状で連なっています。

それは卵管全てがその状態で、卵巣が変形する異常よりも、私から見ると卵管の方が恐ろしいものに見えました。

恐ろしいものに見えたのは、単に血で染まっているからではなくて、なんとなく自分の持つ本能で感じました。

卵管を切ると膿のようなものも出てくると先生は言っていました。

膿と言うと、子宮蓄膿症が疑われるそうなのですが、その独特の色にはなっていないそうです。

なので、子宮蓄膿症とも違っていて、何らかの細菌が侵入してこの状態になったとも考えられるそうです。

とにかく、これで出血が止まれば原因となるものを摘出したということになります。

そして、その先にはこの臓器を病理検査に出すかと言うことです。

先生の話では、8割は良性に思われるそうで、完全に悪性では無いとは言えないそうです。

それはそうだと思います。

そこまで分かったら、凄過ぎます。

私が思うに、悪性の腫瘍は一つ、または数が多いイメージはなくて、これだけの出血をしていたのなら大きな塊で想像していました。

素人な私の、癌のイメージです。

子宮で悪性の腫瘍は少ないそうです。

ですが、ワンちゃんもそうである保証はありません。

ただ、私の直感では悪性ではないような気がしました。


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私は、今月いっぱいで今の仕事を辞めることになっています。

7月後半にそれを伝えてあるのですが、なかなか難しく、8月いっぱいは勤めなければなりません。

法律事務所に勤めているのですが、普段権利、権利と主張する人はこんな時に民法での規定の話はすっ飛んでしまうようで、自己の利益を追求します。

バッジを付けていても所詮人間ですから、面白いです。

後任選びのために、面接を何件もこなしていますが、こればかりは相性などもあって決めかねているようです。

ワンちゃんが倒れた日に、仕事を午前中だけ休んで午後から仕事に向かったのですが、この話もあって最悪ワンちゃんがいなくなることもあるので仕事を継続してもらえないかと言われています。

私の中ではムリな話でしたが、大事にしていただいていることもあって即答はしづらくできませんでした。

そんな私との状況ですから、昨日から特大お盆休みがもらえることになったわけです。

そんなことで昨日は、ワンちゃんの手術のことも考えてはいましたが、家の中でニャン達に囲まれ掃除洗濯に汗をかき、心身ともに休息を取ることが出来ました。

久々に、清々しい一日を過ごせました。

そして、ワンちゃんのことを考えると、また自分の存在を恨んだりします。

こんなことばかりが続いて、悪いのはもしかしたら私であって、前世で何か悪いことをした償いを今しているのではないかとも考えるようになっています。

私、相当お疲れのようです。

食事もあまり取れなくなりました。

「疲れた」が、口癖になっています。

明るいことも考えるんですよ、でも現実は悲しいことばかりが目についてします。

終わりって、あるのかなと思います。



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大量の血

ワンちゃんは、メスです。

そして、生理が始まってここ最近はオムツをしたりしていました。

それが長く続いていて、二日前からその血の量が一気に増えているのが分かりました。

と同時に、食事の量が減りました。

昨日の夜は水は大量に飲むものの、フードの方は食べません。

それでも、いつものように夕方の散歩は行きたがって、私を引っ張る勢いで散歩をしていたんです。

いつもと変わらないように思っていたのですが、血の量が多くなっていたので病院へ連れていく話を旦那さんとしていました。

その夜に下痢をしました。

ワンちゃんは、夜は外で過ごしてもらっています。

様子を見ると、以前のように立ちながら寝ていました。

それが夜中の3時近くまで続いていたので、家の中に入れて撫でていました。

それでも横になることをしなくて、今思えば横になるのが辛かったのだと思います。

私の手に体重を預けて寝てしまう状況でした。


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 (↑ tobutori家に来て間もなくの、元気な頃のワンちゃん。)


今朝、オムツを見ると昨日よりも血の量が多くなっていました。

そして、大量の水を飲んだ後、倒れるように玄関の床に沈み込みました。

倒れ込んだ瞬間に、お尻から大量の黒い血が流れてきました。

あぁ、これが最期かもしれないと、その時思いました。

流れる涙が止まらなくて、止まらなくて。

ワンちゃんを撫でることしかできませんでした。

口の筋肉も緩んでいました。

もう苦しまなくていいと、そう思いました。

だって、眠るその表情は本当に幸せそうに見えたからです。

そう思っても、私の涙は止まりませんでした。

旦那さんは仕事に出掛けていてその状況は知りません、すぐに私の両親が駆けつけてくれました。

母が、「道路で死ぬことがなくて本当に良かった、このコは幸せだ」と言ってくれました。

母の提案で、早い時間ではあったのですが動物病院の先生へ電話をしました。

先生がすぐに駆け付けてくれたのですが、先生に電話をしている間にワンちゃんは立ちあがっていました。

驚きました。

玄関にはエアコンの風が届かなくて、窓を開けることの他に扇風機を常に回し続けています。

母がその扇風機の風を直接ワンちゃんに向けたら、ワンちゃんがその風に反応して立ちあがったと言うのです。

ワンちゃんは、長い放浪中、もしかしたら風が吹いてくる方に向かって歩いていたのかもしれません。

ワンちゃんの目を見ると、正気が戻っていました。

その時に先生が到着して、先生の意見で病院へ検査のために向かうことになりました。

私がワンちゃんを抱きかかえ、父の運転で、病院へ。

ちょうどこの日は、大型犬がシャンプーに来る予定になっていて、その飼い主さんに輸血のための血を分けていただけるように先生が頼んでくれました。

ゴールデン・レトリバーのワンちゃんで、飼い主さんも快く輸血のために血を提供してくださると仰ってくださったようです。

人助けになるし、少し大人しくなっていいわ!と。

ありがとうございます。

病院に着いて、血液検査や心電図、子宮付近のエコー検査など手早く行われていきました。

その検査中も、ワンちゃんは全身麻酔を打たれたようにぐったりしていました。

点滴を打って、まずは体力を付けるための治療をしていくことになりました。

夕方にワンちゃんの面会に出掛けると、輸血と点滴の効果で少し元気になってきていました。

それでも、不安定な様子に見受けられました。

止血止めも効かない状態で、血は流れ続けています。

オシッコに血が混ざっていないので膀胱に原因があるとは言えなく、やはり子宮付近の問題であると先生は言われていました。

輸血と体力が戻った今、お腹を開いてその子宮の状態を確認すること、子宮の摘出が最善と思われる説明を受けました。

確かにその方法しかないのは分かりました、でも正直今の体力で手術に臨んでよいものなのか迷いました。

状態は危険であることに変わりは無くて、そんなワンちゃんに苦しい思いをさせてまで、手術をする必要があるのか、苦しい決断でした。

旦那さんの中では、手術しかないと気持ちが固まっていたようでしたが、先生の説明を受けても悩みます。

表面で確認できるキズなら何らかの処置が出来ます。

体の中のことは、手術でお腹を開けることしか治療などを施すことができません。

分かっています、でも、その決断が辛いのです。

悩んだ末、明日の手術をお願いすることになりました。

今日は朝からたくさん泣いていたので、目が痛いです。

ワンちゃん、あなたはどこから来たの? どこへ行きたいの?!



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